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【ご意見募集】有害無益な規制をなくそう

どの国でもそうですが、有害無益な規制で、あまり政治的に争いのおきなさそうなものというのがあります。

政治的・思想的に争いがあるものは、いかに(実質的に)有害無益であろうとも、なくすことはなかなか難しいです。たとえばモザイク規制とか売春禁止法とか大麻取締法とかですね。あと利権が絡むものですね。とくに日本医師会とか強いです。

その一方、国民の間では争いがないのに、なぜか残されている有害無益な規制というのもあります。これをなくすことは皆にとって有意義です。こういう改善を経済学では、パレート改善と言います。

色々あるとは思うんですが、パレート改善可能なもので、簡単に実現できて、大きな効果があがるようなものは、すでに実現されているので、いま残されてるものって、小さいものばかりだと思うんですよね。小さいものは誰も政治的コストをかけて直そうとしないから永遠に残ってしまう。

こういうものをどんどん列挙していって、政治家に働きかけて、なくしてもらおうではないですか、というのが趣旨です。

もちろんすべての規制は、誰かが望んだから存在するわけであり、ゼロコストでなくせるわけでもないですし、業界団体などからの反対があるものも多いでしょう。ですので、基準としては「一般国民から見て多くの人が賛成し、強く反対する人は少ないだろうもの」を選びました。

実現が難しそうとか、議論を呼びそうなものは、従前どおり別の記事として書いていこうかなと思います。

とりあえず思いついたものをここに書いておきます。皆さんの意見もお気軽にコメント欄でお寄せください。よさそうなものは本文に追記していきます。

  • 新薬の14日間処方規制 - なぜか新薬は1年間ほど14日間までしか処方できません。安全性が確認されたから認可されてるはずなのに、完全に意味がわからない規制です。患者と製薬会社には極めて大きな負担で、誰にも得がないです。

  • 処方箋の4日間提出期限 - しあさってまでに提出しなければならないのは短すぎです。連休中などは実質その日に提出しないと終わりだったりします。デフォルトを7日間にし、連休などの場合は自動的に14日間くらいに延長すべきです。そんな急がせるなら院内処方に戻すべき。

  • 指定難病の更新を暦年ではなく一年間有効に - なぜか指定難病は何月に申請しようとも、その年の12月31日まで有効となっています。ですので、申請月によっては更新がすぐ発生してしまいますし、更新業務が年末年初に集中し、業務量のばらつきが大きく、事務負担が過大です。

  • 指定難病手続きのオンライン化を - 指定難病はなぜかすべて紙で処理しているため、申請から認定まで3か月かかるうえに、患者、病院、役所のすべてにとんでもない事務負担がかかる最悪の仕組みになっています。一刻も早くオンライン化が必要です。デジタル庁さん頑張って!

  • 指定難病制度を廃止して高額療養費制度に一本化を - これは実現が難しいかもしれませんが、勢いで書いちゃいます。特定の病気だけを認定して医療費を減額する制度は、あきらかに恣意的であり、公平性に欠き、そのうえ事務負担も政治的負担も過大です。高額療養費制度に一本化すればよいものと思います。

あれ、意外といろいろ思いつかないものですね。どんどん追記していきますので、皆様のコメントなどお待ちしております!

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