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神様とサザエさん

私には恩師が沢山いる。
その中でも今回は印象の強い2人。
1人は、もうお亡くなりになってしまった先生。
もう1人は、生きてるサザエさんと呼ばれていた先生。

お亡くなりになってしまった先生は、自分のことを神だ!と言っていた。
小テストの問題に
『先生は??』→答え『神である』
と出た事もある。
私はその先生が大好きで、
先生も私のことを『お嬢』と呼んだ。

先生は、もう亡くなってしまったので、
訃報を聞いた時は
『あぁ、先生は本当に神になってしまったのだな』と思った。

もう1人の先生は、『生きてるサザエさん』だった。
サザエさんと違うといえば、
とにかく美人!!
ものすごく美人だった。
オシャレでスラッと背が高く、白衣もとても良く似合っていたし、ショートカット美人だった。

私は先生のおかげで、
植物培養研究にも打ち込めたし、
沢山助けてもらった。
おかげか、今も年賀状のやりとりをしている。

ただ、美人な先生にも短所というか、もう美人だから何やっても許されそうなんだけど、
とにかく『生きてるサザエさん』と言われるくらい
おっちょこちょいというか、ドジだった。

まず、私が初めて会って衝撃だったのが、
白衣はよく似合っているのに、
実験室で履く、実験履きが
『茶色の便所サンダル』
だった。

他の先生は、いわゆるナースサンダルというようなものを履いていた。
いや別にいいんだけど!!
外履きじゃなければいいんだけど!!
とにかく美人の先生に『茶色の便所サンダル』は履いててほしくなかったという私の希望だ←
決して『茶色の便所サンダル』にケチをつけてるわけではない。

最初の印象は、先程から何度も書いているが
『とにかく美人!先生くらい美人なら人生勝ち組なのだろうか…?』
と思うほどの美人。
クラスメイトに聞いてみても『あの先生は美人』とほとんど例外なく言っていた。
人の容姿をとやかく言いたくないし、言える立場でないのはわかっているが、とにかく美人だった。

仲のいい先生に
『あの先生は、サザエさんなんだよ』
と言われても全然信じられなかったわけだ。
『美人だからこそのギャップがすごい。ピヨ子さんもそのうちわかる』
とのことで、そんなにか!そんなにもか!?と思っていた。

今回は、前置き長くなったけど、
そのサザエさんエピソードを少し書こうと思う。

その日は学期末テストの日だった。
何歳になっても、テストなんてものは嫌なもので。
赤点なら補習もしくは単位が貰えない。
そのせいか、なんとなく教室内もピリピリしている。

先生が用紙を持って入ってくる。
実験の実技試験もあったりするので、
基本的試験も実験室だった。
相変わらず、先生には似合わないサンダル。
用紙を配られ、時間をみて、試験開始。
私は特に植物については間違えるわけにいかないので、
テスト勉強も念入りにしていた。
時間も半分すぎたあたり。
先生は、もう1人の先生が様子見に来たので、少し話していた。

そして、『フゥ』と先生が息を吐いたその時!!

教室内の電気が消えた…!

テスト中にあるまじき現象。
えっ!?なになに!?
と教室内には動揺が広がる。
皆が一斉に先生を見る。

そう!
たまたま、先生が息を吐いて壁にもたれかかった場所に、
電気のスイッチがあったのだ!!

このタイミングで!?
押しちゃう!?

サザエさんの一面を初めてみた出来事だった。

先生もびっくりして、慌てて電気をつける。
もう1人の先生は、隣の部屋で爆笑。

普通なら集中が途切れてイラッとする場面なのに、
先生が美人なせいか、
生徒も笑って許していた。
てか、試験中←

本当に美人で可愛い先生でした。

先生本人に
『今日何かありましたか??』
と聞けば、
『今日、塩酸こぼしてストッキング穴空いちゃった!(ノ≧ڡ≦)☆』
と返ってくるくらい、毎回何かやらかしていた。

サザエさんエピソードはどんどん増えているのかなぁ。

今年は先生に久々に会いたいなぁと思いました。

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