#01 本作りのきっかけと概要決め
昨年の春に本を自費出版すると決めて
せっかく作るからにはその流れを残そうと思い
twitterでは作業をするごとに随時postしてます。
ただtwitterは記録を蓄積していくことに弱いので
noteには後々見返すため、及び今後の事業化のため
書き残していきます。
本作りのきっかけ
なぜ私が本を自費出版することを決断したのか。
それは、家業を残すためです。
私の母が現在の作家になるまでに展開してきた事業は
ひとことで言うと自然な住処づくりです。
私たち3兄弟の成長と共に降りかかる
生活における様々な問題に直面した時
それを解決をするための手段を試行錯誤している内に
法人設立をし、株式会社として事業展開をしてきました。
そこからぱさり村(※1)と言う概念基盤が生まれ
これを残して伝えて広めるために本を作る必要がある
それができるのは私しかいないと思い
今回本作りを決断しました。
(※1)…後々別の記事を書きますので、今回は概念とだけご理解頂ければ読み進めていけるように書いております。
本の概要を決める
・目的 (何のために)
・ターゲット (誰に向けて)
・内容 (どんなことを伝えるのか)
<目的>
・家業を記録に残すため
・ぱさり村を伝えて拡めるため
<ターゲット>
・ぱさり村に共感し好いてくれた方
・ひとの営みの中にある自然な美しさが好きな方
・流行りよりも、伝統が好きな方
<内容>
・ぱさり村の景色、暮らし
・自然の恵から頂く生活の知恵
・伝統を繋いでいく手仕事
本を作るにあたって
一番最初にぶつかる難関がこの概要決め。
もちろん「本を出したい!」と思うのですから
目的が最初に思いつくのは言うまでもありません。
しかしながら、本=読み手がいるので
自分勝手に「はい、作りました」では売れません。
目的を決めるのなら、同時にターゲットを決めます。
私の場合、この二項を数ヶ月に渡って行ったり来たりするくらい
本当に難しかったです。
今回初めての本なので
メインの目的とターゲットは物凄く狭くしました。
(上記の三項で太字がメイン、他がサブです。)
では、どうやって行ったり来たりしたのか
抜粋ではありますが具体的に説明します。
①目的と内容が先走る
ぱさり村の景色や手仕事の写真をメインにした本
ターゲットが置いてけぼりすぎて
今考えると「誰が買いたいと思うんじゃー!」と
突っ込みたくなるスタートでした。
具体的に見せかけて、至極抽象的。
②目的が抜ける
ぱさり村を好きな方に向けたアルバムのような本
その次は目的が抜けます。
そしてターゲットもまだ抽象的。
アルバムのような、も中途半端。
③内容は後回しに目的とターゲットを決める
(ぱさり村に関わって好きと思ってくれている)Aさんが
ページをめくるたびに「懐かしいねぇ、また行きたいねぇ」と
当時の記憶を懐かしみながら、じっくりと写真を眺め、文を読み
閉じた時にほっと幸せな気持ちになって頂ける本
そして何度でも開きたくなる本
具体的にAさんの名前を書き出し
その方が、どんな本だったら手に取りたいと思ってくださるだろう。
それを数日間考え、上記まで辿り着きました。
ここまで具体的にシーンを思い浮かべながら
目的とターゲットを絞ったところから
では懐かしいと思う写真はなに?また行きたいと思う要素は?と
内容を突き詰めていきました。
これでメインの目的とターゲット、内容が決まりましたが
サブの目的であるぱさり村を伝え拡めるために
もう少しターゲットの枠を広げます。
先に出てきたAさんを少しだけ抽象化します。
彼女が好きなことを書き出し、サブ目的と何度も照らし合わせ
ピックアップしていきました。
学生時代本屋でアルバイトしていた経験を思い出し
どのジャンルの棚に入るかと言うこともイメージしました。
(具体的に雑誌のジャンル名も箇条書きしました。)
④概要の決定
・目的 …これまでのぱさり村(概念)を記録し、全国で活用して貰うため
・ターゲット …伝統や自然を愛しながらも新しいことに挑戦したい方
・内容 …ぱさり村(概念)を作る方法
そして最終的に上記の内容にまとまりました。
基本的には私ひとりで本作りの全工程をするので
この概要を考えている時に立ち止まっている時間はなく
自分の会社を日々運営しながら、仕事終わりから寝るまでの数時間で
並行して自費出版にかかる費用の見積り依頼や
レイアウト勉強のための参考本探し、写真の質向上のための練習
文章をまとめる力をつけるために練習ドリル(のような本)探しなどを
地固に必要なことをしながらでしたので
この最終決定に辿り着くまでに約半年近くを要しました。
ただnoteにおけるこの記録は、少しでも「本を作ってみたい」と思う方が
スタートからゴールまでの最短距離を進めるための資料として
最終的にまとめていきます。
ですので、今現在に関しては
私がどたばたとしている様子を傍観して頂ければ…
そしてそれがほんの少しでもエンタメになれば幸いです。
2020.1.26
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