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AIH① 人工授精1回目

今周期から、AIHが始まりました。まず、AIHとはなんぞやということで…

AIH…Artificial Insemination with Husband’s semen
→夫婦間で実施される人工授精のこと。

人工授精は受精の場である卵管膨大部に受精に必要十分な精子を届けるため子宮腔内に精子を注入する治療法です。
日本生殖医学会より

また、人工授精には下記の方法があるとのこと。
・配偶者間人工授精
AIH)…夫婦間で夫の精子を使用して人工授精を実施する
非配偶者間人工授精AID)…配偶者でないパートナー又は精子提供者の精子を使用して人工授精を実施する

なお、一般的に実施されている人工授精そのものは子宮内人工授精を指し、IUI…Intrauterine (artificial) inseminationということを今回調べていて学びました。
<参考>https://www.sugiyama.or.jp/comic/page5

人工授精は、タイミング指導同様に一般不妊治療に該当します。比較的身体への負担が少なく自然妊娠に近い方法と言われており、通院頻度は1周期に2~6日。
下記の画像で言うと、上側の赤枠がない方です。

<不妊治療を受けながら働き続けられる職場づくりのためのマニュアル>p3より抜粋

私のAIH初回のスケジュールはこんな感じでした(※D〇〇とは生理から〇〇日目のことを指します)。

・D6  受診(AIHの申出)

※前回の記事をご参照。
AIHの申出→担当医からIC→帰宅後、同意署に署名(夫婦連名での署名が必要)

・D13 受診(1回目)

同意書の提出→卵胞チェック→次回受診日の指示

・D18 受診(2回目)

卵胞チェック14㎜×16㎜くらい→卵胞が育っておらずHMG150単位筋注→次回受診日の指示とAIH実施予測日を確認

AIHをすることになったものの、ホルモン剤の投薬はしないと何故か勝手に思い込んでおり、
「人工授精でもクロミッドとか飲まないことあるのかな~」という呑気な気持ちで過ごしていました。
ところが、D18の受診でホルモン剤を筋注することになり、突然のことでめちゃくちゃ動揺。笑
注射して帰宅後、検索魔になってしまい、心の準備って大事だなと感じました。

とはいえ、D13から使用している排卵検査薬がずっと真っ白で陰性だったため、おや?おかしいな…?排卵の兆候がないぞ??と思っており、卵胞が育っていないと聞いて妙に納得した自分もいました。
(流産後2~4回目の生理では毎周期だいたいD17~18頃に陽性反応がありました。)

・D20 受診(3回目)

卵胞チェック16㎜×18㎜くらい→ もう少し育てましょうとのことで、HMG150単位筋注追加→AIH実施日がD22に決定→筋注後、AIH当日の大まかなスケジュールを看護師さんから説明していただきました

D21夜~D23まで排卵検査薬の陽性を確認。少しほっとした自分がいました。
今周期、1週間以上排卵が遅れたため、生活習慣を見直さなければいけないなぁと深く反省です。

・D23 受診(4回目)AIH実施日

自宅で採精→受診し卵胞チェックと精子の調整→卵胞を確認しAIH実施

AIH自体に痛みはほぼなく、何かあったとしたらクスコのあの違和感のみでした。あれは毎度苦手です。。。
実施後5分ほど内診台で安静にして、体調に異常が無いことを確認し終了。
セフェム系の抗生剤を1日分処方していただき、お会計は約6,000円でした。
そういえば、先月膀胱炎になったときも不妊治療しているから可能な限り抗生剤を使いたくないですと相談し、セフェム系を処方していただいたなぁなんて思い出してました。

今周期、AIHに掛かった費用の合計は、
D13:約2,000円+D18・D20:約2,500円×2+D23:約6,000円=13,000円でした。
保険適応、本当にありがたいですね。

AIH後

実施中はまったく痛みを感じなかったですが、実施後から翌日までピンクおりものが出る程度の出血がありました。
出血は1日で収まり特に感染兆候もないため、ほっと胸を撫で下ろしました。

私のクリニックでは妊娠判定はしないため、生理が来た場合にはD12を目安に受診。生理が来ない場合には、予定日から1週間経過後に受診してくださいとの指示でした。

今回、初めてAIHをしてみて苦労したことは<業務の調整・上司への報告・体調管理>です。

業務の調整について、卵胞の様子をエコーでしっかり確認しながら翌日・翌々日の受診予約をするというのは、ひとり職場だと物凄く骨が折れました。週1の受診くらいなら大丈夫ですが、週に何度もというのはとても大変ですね。

また、上司へ不妊治療を再開(+ステップアップ)することを報告したところ、
「頻回な受診が必要ならば、勤務緩和をしましょう。でも周りに迷惑をかけないように、業務調整は自分でしてください。在宅勤務は不可です。負担は減らせません。周りに迷惑が掛かるようなら、勤務緩和は撤回します。」
という回答で、決してサポーティブではなかったため、凹んでしまいました。
勿論周りに迷惑が掛からないよう頑張るつもりですし、こう言われてしまうからには上司も何かしら不安なり懸念を抱いているという可能性があるため、治療をしながら仕事も手抜きしてないぞ!と勤務態度で示していこうと思います。

また、いつ治療が終わるの?妊娠が分かったらすぐ教えてね!後任探すから!と言われたこともグサグサ刺さりました。流産を経験していると、その辺すごく慎重になるんですよね。
でもきっと、私が神経質になりすぎていることもあると思うので、自分の心を守りつつ、両立できるような道を模索していこうと思います。
ボヤキになってしまった。。。笑

体調管理では、ホルモン剤の大きな副作用はなかったですが、PMSの時のように神経質になりますし、お腹がポッコリ張る感覚が不快でした。
この感覚はきっと、ある程度回数を重ねていけば慣れるものと思いますが、無いに越したことはない症状だなと感じましたし、体調が悪いとAIH出来なくなるのでは…という恐怖感に襲われるため、やはり心身ともに健康で過ごせるよう環境を整えることが次回以降の課題です。

それでは、今日はここまで。
読んでくださり、ありがとうございました。

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