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ほぼ移動の金沢旅|金沢2016

「ケータイ国盗り合戦」という位置情報ゲームの旅。10年かけて全国600に分かれた位置情報を取得するため、東西南北を、電車・車・飛行機・フェリー・自転車・徒歩で巡りに巡った記録。

連休中の新幹線かがやき

始発の新幹線で金沢まで向かう。今回は、金沢から能登、そして折り返すという、移動メインな行程。

初めての「かがやき」、新しいだけあってとても快適だった。連休だからえらい混みようなんだろうなー、と思ったらそうでもなく、空席もちらほら。始発だからかもしれない。

金沢到着後、レンタサイクルを探す。
街乗り自転車の借り方は難しくはないものの、そこは連休。ギリギリ残った自転車を借りることに成功。金沢駅からのダッシュがなければ、借りることができなかったかもしれない。

とりあえず自転車で20分ほど走り、郊外の国盗り。そしてすかさず折り返し、まずは21世紀美術館へ。

21世紀美術館&妙立寺 混雑

21世紀美術館。激混み。さすが連休。
一瞬夜にまた来ようかと思ったが、そのまま並び、30分〜1時間ほど並んで入館。

企画展「西京人—西京は西京ではない、ゆえに西京は西京である。」という、西京という架空の国のツアーという体のもの。
発想は結構好きなんだけど、残念ながらいまいち刺さらず。。。

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常設展の、有名な「スイミング・プール」。プールの中なのに水がない、という面白体験ができる空間で、インスタレーションのお手本のようなもの。ただ、人混みが激しく、ゆっくり観るのは難しかった。

次に、忍者寺でおなじみの妙立寺へ。隠し階段、武者隠しなどが残る寺だが、

「忍者とは一切関係ない」

らしい。ウェブサイトにも書いてある忍者寺という異名は一体。。。(当時の大名が身を守るために作った仕掛けとのこと。)

雰囲気がよく、ぜひ見学したいところだが、どうやらこの妙立寺、「予約制」。当日予約も可能のようだが、1~2時間待つことを考えたら時間がもったいないので、今回は諦めることにする。

能登 徒歩

金沢市内の主だったところはどこも激混みということがわかったので、予定を前倒しして、先に能登に行くことにする。能登に何があるわけではない、国盗り位置情報をとりに行くのだ。

金沢駅から鈍行で、能登半島終点の「穴水駅」を目指す。乗り込んだ電車が、アニメで町おこし系のラッピング電車で、さらに車内のアナウンスもそのアニメ「花咲くいろは」のものという、気合の入りっぷり。アニメは観たことがないが、ちゃんとしているアニメ町おこしは悪くない。

2時間半ほどかけて穴水駅到着。到着して位置情報をとると同時に目的は達してしまったので、穴水駅周辺をぶらつく。

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といっても、ローカル路線の終着駅なので、特に何というものはなく、来迎寺というお寺を観るぐらいだった。輪島まで行けば、塗り物の一つや二つあったかもしれないが、バスを複数乗り継いでいくのは時間的に難しいところ。

金沢に戻る電車まで1時間ほど。散歩を兼ねて、3,4kmほど離れた隣の駅まで徒歩で向かうことに。

でも実際は7km歩くことになるとは。。。

国道やらなんやらで徒歩は無理な場所があったりしたため、結局倍近く歩くことになった。風光明媚とは言い難い道を一人トボトボ歩くのはなかなか辛いものがある。

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さらには時間を読み間違え、想定していた電車を乗り過ごすという始末。

途中、穴水町観光案内に書かれていた、「ボラ待ち櫓」を観ることができたが、あまりにしょっぱい。これは7km歩いた甲斐がない。。。

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隣の能登鹿島駅から、一本遅い電車で金沢駅まで戻ると、外は雨。すでに時刻は19時半となっているので、夕食を買い込みホテルへ。

早朝観光 人がいないのが最高

翌朝早朝、まだ何も開いていない東山茶屋街を見物。ほとんど人がいないので見放題。そしてそのまま兼六園の早朝開園へ。

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早朝だと無料で人が少ないので、心ゆくまでゆっくり観ることができる。確かにこの兼六園、三名園の名の通り美しい。(水戸の偕楽園は、梅の季節以外は微妙なので。)

兼六園を観たのち、準備中の近江町市場の中を通って金沢駅へ戻り、位置情報取得のための移動を開始。

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まずは氷見の往復。大変質感のある車両で、窓のすぐ外が海という開放感のある眺め。

そして富山駅に移動し、バスで笹津駅というところまで向かい、位置情報を取得。これで今回の旅の位置情報は完了。やり遂げたところで、富山駅でバラ天丼というエビのかき揚げ丼を食べる。しょっぱくて大変美味しい。

若干時間が余ったので、富山駅周辺で何かをみようと思い、駅近くの樂翠亭美術館へ。

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昔の民家に陶芸を展示しているところで、ゆっくりできる場所だった。自分の移動に合わせて、スタッフが着いてくるのが妙な緊張感があったが、敷地内にある庭園がとてもいい雰囲気だ。

そして友人との飲みのため、新幹線「はくたか」で東京へと戻る。家に帰る前に、現地直送のお土産を渡すことができた。

金沢メインだったのに富山のお土産を。

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