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名ばかりESG投信は世界で1兆ドル規模
こんな記事がBloombergに載っていましたよ、と教えていただいた。
ESG Funds Managing $1 Trillion Are Stripped of Sustainable Tag by Morningstar
名ばかりESG投信は、世界で1兆ドルを超える規模になっているなっているらしい。日本に限った問題ではなく、いまやESGは哲学や美学のない者たちが、それを隠すための標語となりつつあるのかもしれない。流行のテーマに流されるだけの姿は、オルテガ「大衆の反逆」に描かれた「大衆」に近い。
大衆とは良い意味でも悪い意味でも、自分自身に特殊な価値を認めようとはせず、自分はすべての人と同じであると感じ、そのことに苦痛を覚えるどころか、他の人々と同一であると感ずることに喜びを見出しているすべての人のことである。
大衆、すなわち烏合の衆となった名ばかりESG投信が、投資リターンの面で期待できないのは必然。私たち個人投資家がアクティブ投信と付き合うなら、たしかな投資哲学を持った運用会社の投信から選ばなければならない。
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