【院進】修士2年間を連携大学院で過ごした感想

こんにちは。
まともなnoteを書くのはこれが初です。

自己紹介の記事でも書いたように、
大学院進学の際に私は大学を変えています。

この大学院進学の際に私は、「連携大学院方式」という方式で入学しました。
この記事では、連携大学院方式とはなんぞ?ということと、
連携大学院方式で2年間修士生活を送った感想について述べます。

1. 連携大学院方式とは

簡単に言うと
入学する大学とは別の研究機関等で研究をして修論を書く方式です。

この方式が採用されている専攻のWebサイトや募集要項をみると、
連携大学院方式の教員として、外部機関の研究員が表記されていると思います。
この方式で入学する場合、そのうちの一人を主指導教員として選択することになります。

2. どこで研究するの?

例外もあるかもしれませんが、
主指導教員のいる研究機関において研究活動を行います。

え、授業はどうするの?
と思うかもしれませんが、
私のいる大学では、授業の際は大学へ足を運ばねばなりません。

3. 連携大学院方式と通常の大学の研究室の違い

まず、1つ目は
学生が全然いないことです。
連携大学院方式の入学者が多数いる研究室もあるかもしれませんが、
私の知る限り多くはありません。
友達は必然的に少なくなりやすい点は気をつけてほしいところです。

2つ目は、
一流の研究者に囲まれた環境であり、刺激的であることです。
これはハイレベルな大学に行くのとそう変わらない感想だと思いますが、
私のいる研究機関も、やはり高度な研究をしている方ばかりで、
トップカンファレンスもバンバン行けちゃう方ばかりです。
誰かに研究のアドバイスを求めると、超高い質のアドバイスが得られます。

3つ目は、
大学研究室特有の行事等に振り回されにくいことです。
例えば、オープンキャンパス等で研究室紹介の準備をしなければならない
ということが無かったりします。
連携大学院方式の研究室には基本的に学部生は入れないので、
学部生向けの公開行事には無縁です。
また、大学院入学者向けの説明会等で研究室紹介をする場面でも、
自分の大学では積極的に出展していない状況です。

4つ目は、
研究の進め方が違ったりする可能性があることです。
例えば、自分の所属先ではゼミ等の定期的な一対多の指導はなく、
主指導教員と共同研究者とのミーティングが必要に応じた頻度で行われます。
自分から能動的に学習できる人は、
この研究の進め方の方が適しているかもしれません。
ただ、大学の研究室でも
この方法を採用しているところもあるかもしれないのと、
連携大学院方式でもゼミがあるところもあると思います。
研究室選びの際には、この研究のすすめ方を気にするのもありかもしれません。

4. 連携大学院方式に向いてると私が思う人

・トップクラスの研究者からのアドバイスを受けたい人
  満足できると思います

・将来、その研究機関で働きたいと思う人  
  そこで働くことがどんな感じか分かります

・能動的に研究が進められる人
  私の所属先は縛りの少ない自由な研究環境であるからです

5. 連携大学院方式に向いていないと私が思う人

・土日祝日、夜遅くに研究室に立ち入りたい人
  所属機関にもよりますが、土日祝日、夜遅くの入構は
  セキュリティの観点からNGであることがあります。

6. 私個人の感想

研究機関に所属するという貴重な経験ができて、
純粋に面白かったというのが率直な感想です。

私自身、その環境になれると
だんだん堕落していく性格なので、
大学の研究室から、研究機関に移ったのは
研究モチベ維持の点ではとても有効だったなと思います。

それと、私の場合
とても良い指導教員の下で研究できたと思っています。
とてつもなく的確なアドバイスばかり頂け、
よいところは褒めて頂けるという、
学生のモチベーションを保つのがとても上手な指導教員だな
と感じました。

7. まとめ

いかがでしたか?
これから大学院への進学を考えている人の中には
この連携大学院方式を存じない方も多くいらっしゃると思います。
そんな方にこの記事を読んで頂き、
進路の選択肢の一つとして考えて頂けると幸いです。

個人的には、
修士から企業就職する人、博士へ進学するつもりの人
どちらにとっても大変有益な選択だと思います。

折角修士で研究室を変えられる機会です。
普通とは一味違う大学院生活を味わってみてはいかがでしょうか?

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