【読書録】英米人のものの見方を理解するための教養の英語②

前回に続き、

の読書録となります。

私はキリスト教徒でもなんでもないので、これまで聖書を学習したこともなく、聖書の体系的な理解は皆無です。ですので、本書では、英語表現及びその聖書におけるエピソードが解説されていたのですが、正直❔の連続でした。従い、体系的な理解はあきらめ、個人的に面白い表現、雑学を収集する戦略に舵を切りました(開き直りますが、読書ってそれでいいと思う)。

以下、個人的な面白い箇所のメモです。

・三つの罰

 アダムとイブが禁止事項を破ったために生じた原罪(the original sin)。
 それに対する罰として、人間には以下三つが課された。
 ①女性には、子供を産む苦しみ
 ②男性には、額に汗を流して(in the sweat of ones face)働く苦しみ
 ③すべての人間に対する命の期限
 →これ、むちゃくちゃ「男は仕事、女は家庭」の考え方ですね。

・モーセの十戒(The ten Commandments)

 ①Thou shalt have no other gods before me.
  俺以外の神を持っちゃダメ
 ②Thou shalt not make unto thee any graven image.
  偶像作っちゃダメ
 ③Thou shalt not take the name of the LOAD thy GOD in vain.
  みだりに神の名前呼んじゃダメ。
 ④Remember the sabbath day to keep it holy.
  安息日を神聖な日としてね。
 ⑤Honour thy father and thy mother.
   両親を大切に
 ⑥Thou shalt not kill.
  殺しちゃダメ。
 ⑦Thou shalt not commit adultery.
  ゲス不倫ダメ
 ⑧Thou shalt not steal.
  盗んじゃダメ
 ⑨Thou shalt not bear false witness against thy neighbour.
  近しい人に嘘ついちゃダメ。
 ⑩Thou shalt not covet thy neighbour's house.
  近しい人のものを欲しがっちゃダメ。

→モーセは結局何が言いたい?というかモーセの位置づけがわからん。。

・目には目を 

「目には目を」の語源である An eye fayor an eye, a tooth for a toothは、
 「やられたらやりかえせ」ではなく、「やられたら、同じ分だけやりかえすべきであり、必要以上にやりかえしちゃいけない」すなわち、同害報復法を主張する諺。

・そんな意味があるのねシリーズ

 Shibboleth(合言葉)
   →発音が難しい単語であり、合言葉として使用された模様
 a David and Goliath contest(弱者と強者の戦い)
 David and Jonathan(無二の親友)
 David and Bathsheba(不倫/三角関係)
  →David登場率高し。
 Spare the rod and spoil the child(鞭を惜しめば子はだめになる)
 Prosperity makes friends, adversity tries them.(繁栄は友を作り、逆境は試す)
 Ask a silly question and you get a silly answer(愚問は愚答を生む)
 A good wife is a good prize.
 Judas Kiss(ユダの接吻:罪深い裏切り行為)


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