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未来を見据えて成長期の腰痛を考える

Writer

安江大輔

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①筆者プロフィール

 普段は栃木県の病院で理学療法士(運動器認定)として整形外科・スポーツを中心に、現場のコーチとドクターとの連携を取りながらスポーツ現場復帰を目指しリハビリを行っています。外部活動として佐野日本大学高等学校サッカー部のフィジオ(理学療法士)トレーナーをしております。個人として「かけっこ教室」・「フィジカルトレーニング」指導を行っております。高校サッカーや身体のことについての情報を主に発信できればと思います。

【SNS】
Twitter:https://twitter.com/yasuedaisuke
instagram:https://www.instagram.com/yasuedaisuke0814/
note:https://note.com/best1yasu
かけっこ教室:https://best-performance-koga.jimdofree.com/ 


②高校サッカーでの記憶

 今週の日曜日に今年度の夏の高校総体(インターハイ)が中止という衝撃的なニュースがありました。高校3年生にとっては高校総体が最後と決めていた選手も多くいたはずです。選手にしか感じられない気持ちもあると思います。この事実を受けてめて私達にできることが次につながるように記事を書きました。冬の高校サッカー選手権大会は開催できることを心より祈っております。

 本日は成長期に多い腰椎分離症についてです。私が病院やサッカーの現場で中学生、高校生年代を見ていると腰に痛みをかかえている選手はとても多い印象です。

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記憶に新しいのが第98回全国高校サッカー選手権で活躍が期待された(第97回大会得点王・U18代表)FW染野唯月選手(福島県尚志高校 → 鹿島アントラーズ)が選手権県予選決勝の翌日に「腰椎分離症」が判明し、完治まで3か月というケガで染野選手は選手権欠場を決断したニュースはご存知でしょうか?

腰痛を抱えながらも選手権予選決勝では痛みを感じさせないようなプレーを披露していました。選手権前のコメントでは「悔いはないです全然」と答えていましたが・・・

絶対に同じようなケガをしてほしくないという想いでこの記事を書かせて頂きます。よろしくお願いします。


③腰椎分離症について

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