見出し画像

マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法/エミリー・ワプニック

あなたは何者ですか?


何者でなくても大丈夫です。
一つに拘らなくてもいいのです。


ある時にTwitterでこの本を知って、即購入しました。
昔から色々なことに興味を持っては取り組み、また別のことに興味を…と繰り返しているので、何か特出しているものが無いなぁ、と悩んでいました。

それが「強み」だったのです。

とても腑におちました。


マルチ・ポテンシャライトって?

マルチ・ポテンシャライトとは、さまざまなことに興味を持ち、多くのことをクリエイティブに探究する人のことです。
ゼネラリスト、何でも屋とも言い換えられます。

芸術家として有名なレオナルド・ダヴィンチも建築や数学、天文学などさまざまな分野で活躍していました。

マルチ・ポテンシャライトのすごいところ

①アイデアを統合できる
 異なる分野の知見やスキルを持っているので、組み合わせることで物事の画期的な解決策や新しい価値を生み出すことができます。

②学習速度が速い
 3つの理由で、学習速度が速くなります。
 ・さまざまな分野の「初心者」を多く経験するので、自信を持ち、新しいことへのハードルが下がる
 ・魅力を感じたことに対しては熱心に取り組む
 ・新しいことでも全くゼロからという訳ではなく、過去の経験が何かしらの形で生かされる

③適応能力が高い
 さまざまな状況や役割をこなす中で、多彩なスキルを活かすことができます。

④大局的な視点を持っている
 さまざまな側面を学ぶうちに、それぞれのテーマが互いに関連し、影響し合っていることに気づきます。
 全体像をとらえ、問題を総合的に考えることができます。

⑤さまざまな分野をつなぐ「通訳」になれる
 さまざまな分野の経験や立場を理解し、人と人が互いに理解し合い、つながり合うのをサポートできます。

4つのワークモデル

1つのキャリアをいくのではなく、次のようなワークモデルをとることが多いそうです。
あるときはこのワークモデル、その後は別のワークモデルになるなど、どれか1つに当てはまるとは限りません。

グループハグ・アプローチ
一つの多面的な仕事またはビジネスに携わることで多くの役割を担い、いくつもの分野を行き来できる

例えば、1つのプロジェクトの中で複数の役割を担ったり、複数の分野がまたがるもの(都市計画、人工知能など)

スラッシュ・アプローチ
パートタイムの仕事やビジネスをいくつか掛け持ちし、その間を日常的に飛び回ること。「ポートフォリオ・キャリア」とも呼ばれる

「グループハグ・アプローチ」の複数の分野がまたがるものとは異なり、それぞれ独立した分野の仕事を掛け持ちするようなところがポイントです。

アインシュタイン・アプローチ
生活を支えるのに十分や収入を生み出し、ほかの情熱を追求する時間とエネルギーも残してくれる、フルタイムの仕事かビジネスに携わること。

追求する情熱は必ずしも「稼げるもの」ではなくてもいいのが特徴です。
ほどよい仕事で安定性や日課があるとうまくやれるタイプ。

アインシュタイン…スイスの特許庁で職員としてフルタイムで働きながら特殊相対性理論を残しました。

フェニックス・アプローチ
ある業界で数カ月、もしくは数年働いたあと、方向転換し、新たな業界で新たなキャリアをスタートさせること

1つの分野に集中して掘り下げいき、後で振り返ると多様性のあるキャリアを歩んでいます。

日々の生活に多様性がなくても満足できるタイプのマルチ・ポテンシャライトにぴったりです。


十人十色の生き方

マルチ・ポテンシャライトが1番いいキャリアだ!とも言い切れないですし、スペシャリストになって分野を究めるのもいいと思います。

自分に合った生き方のヒントになれば幸いです。

ちなみに、わたしはアインシュタイン・アプローチのワークモデルをとっています。
フルタイムで仕事をしつつ、余暇の時間で思いっきり趣味を探究しています!

次はどんな本を読もうかな…


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?