大きな問題が起きたとき

 社会の秩序とか文明が崩壊するような大きな問題が起きたとき、人は確かなものの上に乗ろうとするんじゃないかな、不安だから。その確かなものは人それぞれ異なっていて、自分の正義だったり、宗教信仰だったり、他人だったりする。そしてその確かなものも変化することがあって、その人の正義が変わったり、他人が代わったりする。でも信仰が何かに代わることはあまりないんだと思う。そのことは良い側面もあるし悪い側面もあるかも。信仰って大きな力を持っているなと思う。絶対という言葉が当てはまる感じがする。だからこそ、信仰する対象の思想は、絶対的に善である必要があるんだろうな。僕は何かを信仰している人間ではないのだけれど、クリスチャンの友人がいる。その人の影響で毎週日曜日に時間があるときは教会に行くようになった。最近わかってきたことは、クリスチャンの友人は、一人で生きていると思っていない。神様とともにあると思っている様子。一見強さがあるように思うが、その人を見ていて、同時に、経験をすることが何よりも強さに繋がるんだろうなと感じる。
 不安定なのが人間だなと思う。不安定だから安定を求めるんだと思うが、でも、本当は不安定な状態こそが安定しているのだと思う。なぜなら僕たちは人間だから。そして、楽しく不安定の状態を過ごすことが本来の人間の姿なのかも…知らんけど。いかにもかっこつけるようなこの文面を、映画『ミスト』を見ていて思いました!

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