安倍元首相国葬の報道により、読みし狂歌15首

プーチンや トランプなどが お友達
 朱と交われば 独裁指向

こんな人たち 負けるわけには いかないと 
 取り巻き連は 皆イエスマン

掛け声は やたら大きく 勇ましく
 弁明は同じ 言葉を繰返す

長期間 低落続きの 経済下
 磨き上げたは データ改竄

口にした 「国難」あれど その場だけ 
 選挙に勝てば 口拭うのみ

我が辞書に 誠実などは 見当たらぬ
 道理曲げても 意を通すのみ

口に乗す 道徳などは 意味なさず
 顔や態度が 全て表す

無関心 忘れやすさを 朋として
 長き8年 勝手気ままに

最長の 8年余が もたらした
 反省自戒 無視の選良

反韓と 統一教では 二律背反
 安倍の腹中 知らぬネトウヨ

死せる安倍 残したものは 統一教
 関与の深さに 走るは自民

国葬で 全てあの世へ 目論めど
 多数の関与が それをば阻む
 
泡食って 決めた国葬 今となり
 足枷となる 支持率低下

物忘れ 老人だからと 言わせない
 若い者にも 関与者多数

自らの 戦後レジーム 脱却も
 果たさず逝った 安倍元首相


私が世の中に『狂歌』と言うものがあると知ったのは、かなり昔のことです。小学生の
45年くらいだったかもしれません。子供向けの読み物「太閤記」の中にありました。

羽柴筑前の守秀吉が四国の長曾我部討伐のため堺に滞陣して、いつ海を渡り四国に出陣(御渡海)するか決めかねている時に、堺の街中に「筑前が 四石(四国)の米を買いかねて 今日も五斗買い 明日も五斗買い」という『狂歌』が貼り出されたとの記述がありました。[尺貫法の単位石(こく)と斗()以下の関係は、1=10=100=1000合となります]

これを読んで面白いと思いました。堺の民衆にしてみれば秀吉の御渡海が長引くのは迷惑ですが、直接文句は言えない。でこの狂歌は秀吉への当てつけです。

ユーモアのある当てつけとまで思ったのではありません、なるほど狂歌とはこういうものかと感じました。もっとも自分も狂歌を作りたいとは思わず、そういうものがあるんだと思っただけですが、、、

その後中学か高校の国語で江戸時代の狂歌についていくらか触れたとは思いますが、あまり詳しくは覚えていません。と言うか、この歳になる迄どちらかと言えばあまり縁のないジャンルの一つでした。

ところで、このたび安倍元首相が暗殺?され、その犯人の供述から思いがけず統一教会と自民党の結びつきという日本政界の暗部が表面化されることになりました。

この関係の中心にいたのが元首相で、足掛け8年余の長期に亘り日本の政界に君臨してきた人です。振り返ってみると、私は首相在任中の安倍氏から、常にある種の胡散臭さを抱かされてきました。

彼及び周囲の政治家から発せられてきた、国民生活は二の次で国家体制優先的な姿勢の露骨さ(国民のいない国家はあり得ないと思いますが、国家を持たない人々は、現代においては大勢います(幸不幸はともかくとして)

また「グローバル化」と大声で言う一方で、日本国及び日本人意識への過度の傾斜。この二律背反の股裂き状態は何から発生しているのか?

普通の神経の持ち主なら、事に触れて錯乱するであろう状態を耐えていくには、眼前で起こっているこれらの状況に目をつぶって、やり過ごすしかないかもしれません。

しかしそれを良いことに、やりたい放題だったのが安倍政権であり、それを裏から支えたのがカルト教団の統一教会だとしたら、、、!死後の安倍国葬というのは、多くの国民を馬鹿にした話ではないか?と私には思われるのです。

私は無名の一市民ですので、こうした動きをストップさせるだけの力はない。とすれば国葬を進めようとする動きを『狂歌』に託して嘲笑うほかないのでは?

この思いで『狂歌』9首を発表することにしました。経験も乏しく拙い作ですが、折に触れての安倍元首相の振る舞いを思い返して詠んでみました。

ややユーモアに乏し感はしますが、次回以後は色々推敲して面白くと思います。また我こそはとお思いの方がおりましたなら、面白いものを作って見せて下さい。
   


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?