見出し画像

【孤独のクラシック】 20数年ぶりにピアノ再開してみた話

こんにちは、MDユウキです。

MDと名乗りつつほぼそれらしい記事をあげていないユウキです。すみません。プライベートが楽しすぎて仕事に頭が回りません笑

本日は、この春から20数年ぶりにピアノを再開してみた話をしてみたいと思います。


■5歳から14歳までピアノを習っていた

5歳、、かどうかは定かではありません。3歳からヤマハのオルガンに通っていて、気づいたら近所のピアノ教室に移っていました。(母の記憶は適当なのでそのへん曖昧)

ヤマハの最後のあたりに、きらきら星をピアノで弾く試験があったのを覚えているので、たぶんその頃が5歳くらいかなと思ってます。

他の記事にも書きましたが、私は練習が大嫌いでした。や、弾きたい曲の練習は一日中飯も食わずやってたので、ピアノの練習が嫌いというより、ピアノに限らず「決められた課題をやるのが嫌い」だったのかも。宿題もやんなかったし。。いまだに提出物とかも出さないし。。(出せや)

とにかく、先生から出された課題をちゃんと練習して行った記憶がほぼありません。めちゃ怒られてました。てか呆れてました。習っておいて練習しないなんて、今ならわかる、その意味不明さ、、笑 ごめんなさい先生。

でもピアノはなんだか超好きで。5年生の時他の習い事を始めるにあたり親から「やめたら」と言われるも続けたいと言い、中学に上がるとき「流石にもういいのでは」と言われるも続けたいと言い、挙げ句の果ては何を思ったか音高受験したいとか言い出して、先生を震え上がらせたのでした。(練習しないからマジでレベル低かった)

音高の件はもちろん先生に「無理すぎ、やりたいなら他の先生へGO」と言われ、じゃあいいもん、と一瞬でやめましたが。でも学校で勉強しないでずっとピアノ弾いてていいなんて良くない⁉︎(誤解)とか呑気に思って憧れてました。

当時は情報も恐ろしく限定的で、田舎の田んぼの真ん中に住んでた私なぞには世界が見えてなかったんですよねー。可能性もなにも。「音高とやらがどこかにあるらしい」とクラスの誰かに聞いた程度の情報でした。今はいい時代になりましたね、どんな情報も手に入りそう〜

結局デザイン系の高校に行って今の仕事につながるのですが。とにかくその音高騒動の時、それまで電子ピアノだった私に、焦った親がアップライトを買ってくれたのでした。

それはもう(中三なので)今更ではあったんですが、本当に本当に嬉しかった!いつでも生ピアノを弾けるなんて本当衝撃的で。中の構造を初めてちゃんと見たのもこの時でした。それまでどうやって音が鳴っているのか気づいてなかったです。私の楽器LOVEの原点がここに生まれたのでした。


■生ピアノ楽しすぎる!でも‥

ピアノが家にやってきたのも束の間、高校に入り、通っていたピアノ教室はやめました。

しかし部屋にはアップライトピアノが!楽譜は読めたので好きなのを買ってきて弾いたり、曲を作って遊んだり、、楽しい〜わーい!てな感じで、なかなか満喫しました。バンド(懐かしすぎ)やバイトもやってたからもちろんピアノだけやってたわけではないけど(勉強は全くしていない)。ピアノは弾いてると楽しくて、本当に良い気分転換になりました。

でも、弾いていたのは大体ポップスというか、伴奏が好きだったので弾き語りするスタイルが多かったです。ユーミンとかね。あとはムービーサントラとか漁ってた。でも定番の「クラシック」的なものにはほぼ手をつけていなかったんですね。

というか、全然知らなかった。クラシックのこと。作曲家も誰がどの曲か知らないし、全然興味もなかった。周りに聴いている人もいないし、知る機会もなかった。まあ有名なやつでたまたま楽譜があったやつはなんとなくやってみた覚えはある、くらいで。本当ハマってなかったんです。遠い世界のことに見えてた。

そもそも教室でもクラシックの勉強というものをしたことがなかったから(実は先生も教えてくれてたのかもしれませんが、なんせ聞いてなかったから、、笑)、楽譜があってもただ音符をなぞっているだけで、曲の構造のことや、意図を読むことや、音階など基本のなんやかやが、ほぼ何にもわかってないでやってたんだと思います。

そういう世界があって、いつかわかりたいと思いつつも、ついに機会なくわからずじまいで上京し、ピアノから離れてしまうことに。クラシックを楽しめるようになるのは、まだまだずっと先のこととなるのでした。


■都会の単身者にピアノ無理すぎ

さて、上京して就職したわたしですが。鍵盤のない生活には耐えられないので、とりあえずキーボード(超おもちゃ)を持参して、小さな一間で一人暮らしを始めました。

もちろん部屋も小さく常設は出来ないので、常に壁に立てかけていました。で、たまに遊んで引くだけの日々。なんとか実家のピアノ持ち込めないからと模索してましたが、就職したての薄給女に払える運送費など一銭もなく。そもそも寮だし、木造アパートだし。

そして数年経ち、夫と同居を始めたワンルームマンションでも、なんとか持ち込めないか検討してみるも、どう考えてもそんなスペース無い。キーボードをクローゼットに入れてるだけで夫の視線が痛いくらい激狭だった。

、、それで、ようやく気づいた。都会でファミリーでも無いのにピアノ持ってるやついなくね⁉︎と。 

や、セレブは別よ。防音整えて大きなマンションにグランド入れられるようなセレブは別。じゃなくて、普通の庶民に、趣味程度でピアノ置くとか、無いんじゃないもしかして⁉︎ それに騒音トラブルて何、、なにそれ、そんなんあんの?と。

スマホの普及とともに、田舎っぺのわたしにもようやく情報が入ってきて、ようやく「単身賃貸でピアノ持つなんて普通に無理だった」ということに気づいたのでした。

ピアノってうるさいのかー、そうかたしかに父がよく「うるさい!上手くなってから弾け」って言ってたな、、笑 田んぼの中に家があったから、騒音で迷惑とか発想なかった〜

じゃあ、ということはよ、ファミリーになって家を構えるまで、ピアノ無理ってことじゃんね。ハハハ、予定無いわ〜 一生無いわ〜


■子供が産まれた

そうこうしてるうちに20年以上が経ち、郊外マンションに引っ越し、子供が産まれました。そして、私のピアノ欲を押し付けるために(笑)近所のピアノ教室に通わせることに

まあマンションだし、良い電子ピアノ買っときゃいっしょー、くらいに軽く思っていたんですが。

お店でうっかり隣にあったヤマハのアップライト触っちゃって。そしたら、やっぱりというか、なんというか。。どんなに安くても生は生!高級電子ピアノにも比べようのないくらい衝撃的にいい音で、、うわっ!と心持ってかれちゃったんです。

さらに良くないことに、そのまた隣にあった輸入アップライトまで触っちゃったもんだから、、、。輸入ピアノ、触ったことありますか?やばいっす。超個性的芸術的。ていうか、これまでの人生、ヤマハやカワイ(の、高級品ではないやつ)しか触れたことなかったから、もう、どっかーん!!と概念ひっくり返りました。こ、こんな美しい音の出る楽器、あったん⁉︎⁉︎まじかよ、と。

そして、そのころには、当たり前すぎるけど、もう電子ピアノで我慢できるような体ではなくなってしまっていたのでした。

で、結局、部屋を防音してアップライト買いました。

私の愛するマイピアノと防音(と夫のとの攻防戦)の話はまた別記事でということで。とにかく、20数年ぶりに正真正銘の「ピアノ」をゲットした私は、習いたての子供を押しのけて、狂ったようにピアノの練習に明け暮れるのでした。


■やっとクラシックにハマる

単身〜DINKS時代の約15年間、ピアノは年一回実家に帰るたびに、ちょいっとでも触る時間があったらいいな、程度にピアノと触れ合ってました(私の実家にも夫の実家にもピアノあり)。結構触れる時間がある時は、スマホで適当に楽譜画像を検索してそれを見て弾いたり。で、ここ重要。無料(もしくは格安)で落ちてる楽譜が大体クラシックなんですね。たまたま簡単に見つかっただけともいうが。

で、普段は家のキーボードで。映画(一時激ハマりしていた)で気になったラヴェルとか。「あーなんか弾きたいな〜ピアノといえば...ショパン?」 みたいな感じで、曲を知らないくせにノリで買ってきた楽譜を使って遊んだりなんかして。

このあたりから徐々に、クラシックが生活に入り込んできました。あれ?もしかしてめっちゃいい曲いっぱいあるんじゃね?と。

やはりインターネットの普及がターニングポイントですよね。聴きたい曲が音楽配信や動画配信ですぐ聴ける、誰かのおすすめが知れる、わからないことも調べてすぐわかる、作曲家や背景をかなり深く掘れる、なんなら一方向レッスンすらネット上でしてくれる、、、。

クラシックと並行して、jazzも20代後半くらいから深く掘れるようになりました。まあjazzのほうが先にどっぷりハマりましたけど。jazzは単純に聴く専門なので。クラシックはやっぱどちらかというと「ピアノで弾けたら超気持ちいいだろうな」というのが先にあって、そこから興味が広がる感じですね。

で、YouTubeが生活の一部化した出産前後あたりでLang Langのマスターズクラスにハマったのをきっかけに、他のマスターズクラス動画、ピアノ楽器試弾系動画、フランス作曲家ブーム、ノクターンブーム、国別、歴史、作曲家、演奏家、オケ、、と、クラシックへの興味を一気に深めていくのでした。

そして、ピアノ購入。

もっともっとどっぷり浸かりたい、、、。そんな気持ちを抱える今日へとつながります。


■ピアノ再開してみたのだが

ブランク20年越えで、晴れてピアノを再開したわけですが、これが、マジでなんも弾けません!!

弾けなくなってきてることは薄々気づいてました。というかやっぱ実家で触ったりして、適当に弾いてみようとしても、かつて弾けてた曲も年々、一曲も思い出せなくなっているのを実感していたからです。

たまに遊んで触っていたピアノも、覚えるほど弾いてはなかったし。で、ピアノを買うときに試弾してみるのですが、恥ずかしいことにわたし、幼児レベルのきらきら星をずっと弾いてました。最終的にはこれしか弾けなくなってたんです。

そもそも最終的に教室の練習でどの段階までいったのか、全く記憶にないです。再開組の皆さんは覚えているのかな? いくつかの教本が記憶にあるけど、一体いつのことだったか、、。でも私は練習してないわけだから多分全然進んでなかったと思います。

まあとにかく忘れたんだからやってないも同然か。ということで、適当に定番教本から始めっかなと、ツェルニー30番ハノンを購入。

で、ツェルニー30番の1ページ目を触ってみたら、えっ、、っていうくらい、ぜーんぜん指動きません。それに速度を見て驚愕。何この速さ、、こんなの弾ける子供いんの笑、と。しかもやっぱ楽しくもない。でも一個づつ弾けるようにしていったら絶対上手くなるという感じはある。でもしんどい、、ということで、全く進んでません笑。

ハノンはYouTube先生が必須とめっちゃ勧めるから買ってみたんですが、これは意外と結構楽しい♪それに明らかに上達しそう(多分してる)。

やってみて気づいたけど、これは多分教室時代にやったことある。そん時はもちろん「クソつまんねえな曲弾かせろや(口悪すぎ)」と何一つ響いてなかったと思いますが、大人になって、自分から上手くなりたいと願って、YouTubeで色んな人から使い方や意味を教わって、それでやってみると、そんなに苦痛じゃない。とくに音階はなんか上手くなった感じがして良い!笑 頑張ってやってます。

あとは、気に入ったクラシックをピンポイントでやってみているところです。とりあえずやってみたかったバッハ・フォーレ・シベリウスの楽譜を買って、あとショパン・ラヴェルの楽譜がもともとあったのでそこから適当に。聴くより弾いた方が震える曲も多く、最高に楽しいっす、、、、もっと早く欲しかったよピアノ。

でも。やっぱ下手すぎる。

というより、下手なのが今ならわかる。子供の時は気づいてなかった下手さが、クラシックを聴くようになってようやく飲み込めてきた。もっと上手になれば、もっと震えることができる。


■当たり前だけど独学より習ったほうがいい

ま、そういうことです。独学である程度は気持ちよくできるけど、苦痛を伴う練習が必要なら、やはり習わないと、上達遅いと思います。

だって、苦痛な練習って、それがちゃんと効果あるって信じてないと頑張れないですよね。自分のことはもちろん信じてないから、淡々と練習するのは難しい。どうしても小手先の楽な方に逃げてしまう。そうしている限り、弾いている時間が増えても大して上手くはならないんじゃないかな?

どうせ弾くなら、なるべく早く、気持ち良く納得のいく演奏ができるようになりたい。もう人生半分は来てるし先の人生は長くないのだから、とっとと上手くなりたいと心から思います。

じゃ、習おう! と言えれば良いのですが。仕事してて、子供が小さくて、子供とピアノを共有してて、となると、なかなか難しいのが現状

まず練習時間が思うようには取れず安定しない。マンションだから夜中は弾けないので、平日は子供とわたしでトータル40分ほどしか捻出できない。子供が一日40分やれば、わたしは0分。いくら休日に子供をほったらかして時間を捻出しても、週2の練習じゃ、レッスン行っても仕上げてこれないのでは?大人になってまで練習してこないって怒られるのしんどい。それに今はコロナでお出かけ控えてるから子供も手がかからないけど、お出かけしちゃったらその練習時間も取れない。

それに、レッスン日に残業が入るかもしれない。ここ数年超忙しいので、むしろ残業入らない日の方が多い。MD職は左右上下につなげている役割だから「習い事あるんで返答明日にしますわ」がいつでも通じるような仕事でもない。しょっちゅう約束通り行けない大人のレッスンを先生は続けてくれるのだろうか?

それにそれに、習い始めたところでやはり無理だった、という可能性は高い。子供の教室運営を見ていると、そういう勝手な動きされるとやりづらそうだし、やはり振り回して申し訳ない感じがする。


■こんな教室あったらいいなあ・・・

というわけで、まとめてみました。
希望のレッスン体制。

✔︎レッスンは美容室のように予約制で、一回何分いくらという感じで

✔︎予約はウェブでシステマティックに

✔︎いつでも退会&再入会ウェルカム

✔︎当日ドタキャン可能(代わりに追徴金発生)

✔︎講師は講師としての能力を備えた方で個々に合わせたカリキュラムを組める人

✔︎ソルフェージュや楽典などの授業(グループレッスンでいい)も選べる

✔︎だいたい月1〜2回で一万円以下


、、、うん、いいじゃない、これならいけるよ!

あるかな??こういうところ。あっても遠かったら無理だけど。あったら良いよね!!

探そう!

そして毎日ピアノを愛しむ楽しい老後にするんだー!♪






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?