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歳を重ねることが楽しみになった日

行きつけのカフェ

いつも来るこのカフェはおじいちゃんとおばあちゃん達の溜まり場。

今日はおばあちゃん2人の隣の席が空いていて、PCを充電しながら、いつものように「かまたく」のラジオでも聴きながら、少し仕事でもしようとしていた私。

ふと気がつくと、ラジオよりも隣の席のお話しに夢中になってしまった。


やり切った私たち

どうやら、お二人は80歳前後の未亡人。介護をやりきり、旦那様をお空へ見送って、余生を楽しんでいらっしゃるよう。でも、ここ1 年で亡くなったようで、すごく寂しそう。

わたし、かれこれ1時間半ここに座っているのだけれど、もちろんお話はノンストップ。

(私、好きなの、人のお話聞くの。)

旦那さまが亡くなって、すごく寂しいけど、書道を始めたり、絵を描いたり、趣味を色々楽しんで暮らしてる。昔は一緒にしたなーって。思い出に浸るらしい。

そして、ふとした時に旦那さまを思い出す。「どこに行ったんだろうね。お墓にいるのかな。」って考えるらしい。そんな時、「お墓にはいなくて、大好きな親戚のもとに行って楽しんでる。」って思うといいらしい。そうすると、色々と新しいことができるようになる。

それが余生を楽しむ秘訣らしい。話の節々に旦那さまとの思い出話が出てくるお二人の話を聞いて、なんだか素敵な気持ちになってしまった。

新婚の私にとって、お二人のような愛溢れる人になりたいと思った瞬間だった。


大好きな人を思う気持ち

これからの人生、色々な出来事があるんだろうけど、旦那さんといつまでも仲良く健康に過ごしていけるといいな。何歳になっても手繋ぎデートをするのが楽しみにしたい。


ぴすぴす

追記
おばあちゃん達が帰る時に「お騒がせしました。(ニコッ)」ってされて、さらに癒された。ずっと聞いてたのバレたな。笑

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