子どもの心にフタをしない

#子どもに教えられたこと

子どもから教えられてハッとしたことがあります。
学校の冬の体育が寒すぎて子ども達が困っているようなのです。
きっかけは新聞記事でした。我が家では、毎日小学生新聞を愛読していますが、その中で、学校のおかしなルールを募集する記事がありました。これを読んだ子どもから早速、学校の体育が寒すぎて、体育が嫌いになっちゃいそうだという内容を応募してくれるように頼まれました。
え？どういう事？と子どもに尋ねてみると本当に確かにこれは寒いね。おかしいねとわかったのです。
本当に小学校の冬の体育が寒すぎるようです。
まず、通年同じ半袖半ズボンを着用します。そして上着は摂氏５度以下でしか着用できません。しかもトレーナー１枚のみ。ハイソックス、タイツも禁止です。おかしくないですか？
私も子どもの頃ブルマに半袖で寒かったです。しかしハイソックスやタイツ、上着の着用は個人の自由でした。でも最近の子ども達は、上着の着用やハイソックスなどを禁止されているというのですから驚きです。
しかも、摂氏５度以下の日も実際には上着の着用は認めてもらえず、凍えるような気持ちだったようです。
　せめて体が温まってくるまでは、上着の着用を認めて貰えないものか。
と悶々と過ごしておりました。
そんな中、毎日小学生新聞の記者の方から連絡がありました。
詳しく話を聞かせて欲しいとのことでした。
　上記のような内容を記者の方に電話でお伝えしました。
記者の方も驚いておられました。他の親御さんもそのような意見を持っている方が多いともおっしゃっていました。
私自身は、冬の体操服問題を学校に意見するべきか悩んでいました。何故ならば、話が平行線になることは容易に推察でき、エネルギーの無駄遣いになってしまいそうで馬鹿らしいからです。先生方は良かれと思ってやっていそうな感じすらするのです。
しかし、記事になったら、それを持って、一度校長先生に相談しに行ってみようかなと思っています。もう黙ってはいられないところまできている気がします。そう、子どもの人権が学校ではないがしろにされているかもしれない、と気付かされました。心の叫びです。学校嫌いの子、不登校の子が増えるのも納得です。
　校長先生は、いじめ問題などで心を痛めておられる優しい方で、学校だよりなどにも、子どもが苦しむ姿はとても辛いと吐露されています。そんな先生なら気付いてくださるかな。
学校のこのようなおかしなルールこそが子ども達の心にフタをしてしまっていることに。