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始まりはいつもボツになるアイデアから | エッセイ

始まりはだいたいボツになるアイデアからスタートする。
私のショートショート小説執筆の話である。

昨年の9月にnoteでたらはかにさんの「毎週ショートショートnote」という企画を見つけて以来、週に1回のペースでショートショート小説を書いている。

私が書くショートショートは平均2000文字くらいだ。
いや企画のルール上は「だいたい410文字くらい」と書かれているのだけど、毎回2000文字くらいになってしまうのだ。どうやっても短くならないので、ワンチャン2000文字もまあだいたい410文字だと言えなくもないのでは…?といつしか合わせるのを諦めてしまった。

それはさておき2000文字の小説というとだいたい3分くらいで読めてしまう短いものだ。なので私も毎回「1日で書き上げられるやろ」という軽い気持ちで臨む。
臨むのだけど、毎回しっかり期限ギリギリまでかかっている。

まず冒頭に書いたように、良いストーリーのアイデアがなかなか湧かない。最初のアイデアがボツになるどころか、最初の3つ4つくらいのアイデアが余裕でボツになる。

お風呂やトイレで「これは面白いストーリーを思いついた!」と閃いて急いで机に向かい書き始めても、だいたい途中で「あれ?これ書き上げるのに何万文字いるんだ?」という長大なストーリーになっていたり、「あれ?これオチどうするんだ?」という何の事件も起きないストーリーになっていたり。
おかげで私のnoteの記事一覧にはボツになった下書きが公開記事の4倍くらい残っている。

そうこうするうちに気づけば期限が3日後に迫っていて、やばいもう木曜日だ何か書かないとまずいと追い込まれてストーリーを無理やり決め、あらすじを書き出す。
そして締め切り直前まで書き加えたり減らしたりを繰り返し、土曜日の昼頃に「もうダメだこれでいこう!」と公開ボタンを押す、というのがほぼ毎週の流れである。

今週分のショートショートが書き上がったのも昨日(土曜日)の14時半。26本目なのに少しも成長が見えない。週に2本くらいは書けるようになりたいのだけど、それが叶う日はいつか来るのだろうか。



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