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コントラバスのセカンド楽器って何選ぶ?ピアノではなくギターを選ぶ。

ども。リーマンコントラバシストです。今回はコントラバシストが弾く副楽器としてのギターのお話です。

コントラバスは楽器としては難儀な楽器です。音が低く音程もわかりずらい。単音なのでコード感もない。本当にサポート用の楽器ですね。なぜ我々はこんな楽器を選んでしまったのか。

コントラバシストも人間ですので音が低くなく複数音が鳴らせる楽器も弾きたくなります。その条件で真っ先に候補として挙がるのはピアノ。いいですよね。結婚相手に求める楽器No.1の楽器。それはピアノ。音もきれいです。そんな私が選んだのはギター。なぜか。

私はエレキベースを社会人になってから弾いていました。つまり指板上の音とインターバルが分かっている。なのでピアノと違って簡単に弾けるかと思ったからです。ところが簡単には弾けません。何度かギターを試してたどり着いたのはフラメンコギター。なぜなのか。

私は指弾き派なのでピックが使えません。アルコで精いっぱいなのでピックまで手を出せません。つま弾ければ十分なのです。ギターの多くはピックで弾くように設計されているので、弦高が低く、弦間が狭く、弦幅が細い。指でつま弾き易いようには設計されていません。逆に指で弾きやすく設計されているのはクラシックギター。しかしクラシックギターはボディが大きい。大きい楽器はコントラバスで十分。コントラバスが嫌で別の楽器を弾きたいのに。大きな楽器はもうお腹一杯。音量も小さく発音がよい小型のギターがいいのです。そんなクラシックギターの小型版みたいなのがフラメンコギター。一人で遊ぶにはちょうどいい楽器です。もちろんフラメンコを弾く必要はありません。

ところでフラメンコギター。そうとう需要がないようです。あのグローバルメーカーのYAMAHAですらラインナップが2種しかありません。なんということだ。まずは最高級モデルのFC50。定価85万円。さすがに高い。

もう一つのモデルをみてみましょう。YAMAHAのCG182SF。定価5万円。いきなり94%オフ。なんという落差。事業担当者も価格設定に相当迷ったのでは。そして私はこちらを購入して使っています。

最後にジャズベーシスト向け簡単コード押さえ方をご紹介。1度、3度、7度の3和音だけ弾きます。ギターはご存じの通り変則チューニングになっているので5弦ルートと6弦ルートの2種の形があります(だからギター嫌なんだ)。それぞれにメジャー、マイナー、ドミナント、マイナー♭5の4種の基本コードがあります。先ほどの2種と掛け合わせると2×4=8種。これでそれぞれのルートから押さえたらほら簡単。殆どのコードは弾けます。びっくりするほど簡単。sus、aug、dim、その他テンションも好きに入れられます。副楽器としてはピアノの方が優れていると思いますが、ピックを練習することなくコード弾きできるフラメンコギターは楽しいと思います。

以上が不精ベーシスト向けのギター入門のアイディアでした。

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コントラバスを自宅で弾くためのミュートアイディアはこちら。

ギターもメトロノームが大事です。メトロノームの話はこちら。




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