新型コロナウイルスについての備忘録
この記事について
2020年に感染問題となっている新型コロナウイルスについての備忘録です。参照元にある事項をメモ、たまに推測入れます。適宜更新していきます。
・2021/05/07更新
・2021/05/26更新
・2021/09/14更新
・2022/01/31更新
新型コロナウイルスとは
もともと6種類のコロナウイルスが見つかっていた。4種類は一般の風邪の原因の10~15%(流行期は35%)を占めるウイルスで、多くは軽症。
それ以外の2種類のウイルスは、2002年に発生した「重症急性呼吸器症候群(SARS)」や2012年以降発生している「中東呼吸器症候群(MERS)」。
新たに7種類目が見つかり、昨年12月以降に問題となっているのがいわゆる「新型コロナウイルス(SARS-CoV2)」。
(2021/01/31更新)
・2020年 新型コロナウイルスが世界中で感染拡大、多数の死者が出たが日本人は比較的軽症が多く感染率も低めで、高齢で基礎疾患ある方など以外は重症になりにくく海外と比較すると被害は少なかった。
・2021年 新型コロナウイルスが変異しデルタ株と呼ばれるものが流行、日本人でも2020年に比べると症状が出やすく重症化率も高くなった。ワクチンが開発され2回接種することで感染や重症化を抑えることができるようになった。
・2022年 変異したオミクロン株と呼ばれるものが流行、デルタ株と比べると非常に感染率が高いが、ほぼ重症化することがなく一般的な風邪の症状に似ている
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA277W40X20C22A1000000/
(参照元:第6波重症化率、第5波の25分の1 コロナで民間試算)
感染するとどうなるのか
発熱などのかぜ症状で、若年層であると発症にしにくかったり軽症である場合が多い。高齢であったり喫煙者、若年層でも基礎疾患や肥満体だと重症化する可能性が高い。
どれくらいで治るのか
重症化しなければほとんどが1週間前後で治癒する。
潜伏期間は
潜伏期間は1-14日(一般的には約5日)とされている。ということは、メディアなどで報道されている「本日の感染者数」のほとんどは、約5日ほど前に感染したと推測される。
感染経路と対策
飛沫感染(ひまつかんせん)と接触感染の2つが考えられる。なお空気感染はしないとされている。ちなみに水道で流水のみで15秒すすいでも99%の菌が減少する。(2021/09/14更新)また感染した人の8割は他の人に感染させていないと推測される。(2022/01/31更新)変異したオミクロン株は空気感染の可能性あり。
(1) 感染者の飛沫(くしゃみ、咳、つば など)と一緒にウイルスが放出され、他者がそのウイルスを口や鼻から吸い込んで感染。
⇒対策:マスクをすることで、自分から飛沫を周りに飛ばさない対策と、相手からの飛沫を口や鼻から取り込む予防が出来る。あくまで「くしゃみ、咳、つば など」であることを認識しておくこと。空気感染はしないとされているが、通常の会話でも目に認識できないレベルのつばが飛んでいるので、マスクなしで近距離で会話はしないこと。
(2) 感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、自らの手で周りの物に触れるとウイルスが付くので、その部分を他の人が触るとウイルスが手に付着する。その手で「目、鼻、口」を触ると感染。
⇒対策:飲食するときや、目をこすったり口や鼻を触る前に、手洗いすることで防ぐことができる。
(2021/09/14更新)
ワクチン接種について
新型コロナワクチンは「感染しない」と誤解されやすいが、ワクチンの効果は「感染症の発症の予防」「重症化の予防」である。発症率と重症化率が低下することによって、一般的な風邪やインフルエンザと同様に扱い生活できることが期待される。
感染したらどれくらい重症化するのか
「若者が重症化しやすい」と2021年5月時点でTVメディアなどで報道されているが2021年5月19日の厚生労働省のデータによると「入院を要する者58964人」全体に対して363名が重症(=0.6%)、0~30代までは0%で、40代でようやく0.3%(以降70代がMAXで2.1%)。そもそも入院を要さない人が多数のため、感染しても高齢でない限り重症化することはほとんどない。
(2021/09/14更新):変異したオミクロン株と呼ばれるものは2020年よりも重症化率が上がった。2020年6月以降に陽性と診断された人のうち重症化するのは約1.6%(50歳代以下で0.3%、60歳代以上で8.5%)であり、ワクチン未接種の高齢者は注意した方が良いと推測される。インフルエンザは乳幼児や妊婦も重症化しやすいが新型コロナは高齢者、基礎疾患を持っている、肥満体、一部の妊婦後期である場合が若干高くなる傾向。
感染したらどれくらいの死亡率なのか
2021年5月19日の厚生労働省のデータでは「陽性者679146人」のうち「死亡者10334人」なので死亡率は1.5%ほど。しかし年代別にみると60代でようやく1%台であり40代より下の年齢は0.1%にも満たない。
(2021/09/14更新):変異したオミクロン株と呼ばれるものは2020年よりも死亡率が上がった。高齢者、基礎疾患を持っている、肥満である場合は若干高くなる傾向。2020年6月以降に陽性と診断された人のうち死亡するの約1.0%(50歳代以下で0.06%、60歳代以上で5.7%)であり、ワクチン未接種の高齢者は注意したほうが良いと推測される。
(参照元:厚生労働省)
(2021/09/14更新)
ウイルスの変異について
ウイルスは既存のコロナウイルスも含め、一般的に少しずつ変異していくものであり、新型コロナウイルスも変異している。2020年に流行したアルファ株では日本人特有の細胞性免疫により世界的にみても耐性が強かったが、2021年に流行しているデルタ株はアルファ株に比べてこの細胞性免疫から逃避しやすく、以前に比べて感染率が高いしていると推測される。
まとめ
緊急事態宣言が国内で発令され各メディアがこぞって危険性や被害者の悲しみをドラマチックに報道しているが高齢者、喫煙者、基礎疾患などがある人以外にはただの風邪レベルと同等ウイルスのようである。また高齢であっても日常的な他の死亡要因(ガンや脳疾患、肺炎球菌、交通事故)のほうがリスクが高いので新型コロナ以外に十分気をつけたほうがよいと推測される。
(2021/09/14更新):一般的なウイルス同様変異し陽性者数も増加しているが、以前と同様に高齢者、喫煙者、基礎疾患などがある人、肥満体以外は重症化や死亡率も低く、該当する層のワクチン接種が進むことで日本国内の沈静化が期待される。
また悲観的な報道は視聴率を稼ぐために陽性者数や死亡者、後遺症、一部の医療機関などを取り上げたメインとなりがちであるが、外出を控えるよう国民に促している医師会会長自身が外食を楽しむ事実が発覚するなどから考慮すれば、報道内容が過剰であり一部の層を除けばリスクが低いと医師会でも認知しているようである。新型コロナウイルス以外での死亡者数と後遺症率についても、全体的なコロナ病床の空床率などに目を向けることで客観的にリスク度が理解し正しい対策をとることができる。
脅威を比較するための新型コロナウイルス以外の参考データ
多くのメディアが恐ろしさを報道しているが、感情論で「怖い」と叫ぶ前の指標として今まで通常生活してきた身の周りのリスクと比較してみる。次に記すいろいろなデータから見ても高齢者、喫煙者、基礎疾患などがある、肥満体である人以外は特別視するほどの脅威ではないと言える。「新型コロナは特別」「新型コロナは怖い」と主張する人をネット上でたまに見かけるが根拠となる比較データは著しく乏しい。
・数年前から新型コロナウイルスに関係なく日本人の7.2%(98640人)は肺炎で毎日およそ274人亡くなっている。
・例年のインフルエンザの感染者数は、国内で推定約1000万人いると言われている。
・直接的及び間接的にインフルエンザの流行によって生じた死亡を推計する超過死亡概念というものがあり、この推計によりインフルエンザによる年間死亡者数は、世界で約25~50万人、日本で約1万人と推計されている。
・1年間で交通事故にあう確率は0.9%。年間の交通事故死傷者数(118万人)を日本の総人口(1億2692万人)で割って算出。
・平成17年~平成22年の1日の平均死亡者数
がんでは? 968人
心疾患では? 518人
脳血管疾患では? 338人
事故では? 111人
仕事中の事故では? 3人
老衰では? 124人
自殺では? 87人
新型コロナは?21人(2021年5月時点)
※1日の平均死亡者数ではないがオミクロン株は沖縄で29,000人感染して1人(2022年1月時点:沖縄県の新型コロナの沖縄県専門家会議で座長を務める琉球大学大学院の藤田次郎教授のデータ)
(参照元:厚生労働省)
(参照元:厚生労働省(2021年9月版)新型コロナウイルス感染症の“いま”に関する11の知識)
https://www.mhlw.go.jp/content/000788485.pdf
(参照元:ホリエモンチャンネル)
(参照元:シニアガイド)
(参照元:交通事故慰謝料協会)
(参考文献)森功次他:感染症学雑誌.80:496-500(2006))
(参照元:厚生労働省 新型コロナワクチンQ&A)
(参照元:東京新聞)
(参照元:厚生労働省発行の日本の1日)
(参照元:Yahoo!ニュース)
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