週刊ワンピカニュース~白ひげの時代
この土日で二つの大型大会が開催されました。
土曜日にはしゅーまい杯。
日曜日には超新星CS。
いずれも参加者が100名を超えます。この規模になると、決勝進出デッキや分布などのデータの信ぴょう性が高くなります。
今日は一緒に大会結果を見ながら勉強しましょう。
上位相性分析
それでは、早速上位進出数から見ていきます。
2つの大会の上位進出者を合計すると、
白ひげ12
エース5
ゾロ4
上位進出者30人中7割を赤きリーダーたちが占めていたのです。
現状を正しく把握するのに大事なのはデータです。
しゅーまい杯ではなんと、主要リーダーたちの戦績が集計されていました(宣伝!)。
一応三すくみの関係があります。
白ひげはゾロに強いがルッチに弱い。
ルッチは白ひげに強いが、ゾロに弱い。
ゾロはルッチに強いが、白ひげに弱い。
三すくみには入らないエースは、白ひげとルッチに互角。ゾロには有利。
明確な三すくみがあるにも関わらず、上位進出者は圧倒的に白ひげが多い。白ひげを握る人だらけなのか。というわけでもありません。
使用者分布を見ると、ざっくり、
白ひげ・・・30%
ルッチ、エース、ゾロ・・・それぞれ15%
その他・・・25%
このような内訳になります。
使用者が3割程度なのに、決勝進出率は4割。
しかも、決勝ラウンドになると異次元に強い。しゅーまい杯ではtop4のうち3人が白ひげ。超新星CSではtop4全員が白ひげ。当然どちらも優勝白ひげ。
しゅーまい杯のデータで特に注目すべきなのは、白ひげの「対その他」です。ルッチ、エース、ゾロなどは有象無象相手には五分五分です。白ひげだと六割以上の勝率を叩き出しています。
余談ですが、しゅーまい杯第一回戦の白ひげの勝率は75%でした。
つまり、白ひげだけがどんどん上位卓に残ります。白ひげキラーのはずのルッチが中位卓や下位卓に沈むので、白ひげに当たれない悪循環に陥ります。
重要なのは、白ひげがいくら強いと言っても、使用者は3割程度しかいないということです。その他7割に勝てないと、上位卓で白ひげと対戦できないのです。
白ひげに勝てる白ひげ
白ひげに五分五分の戦いができる有力デッキが1つあります。
白ひげです。
有象無象相手にも勝てるし、ルッチさえ踏まなければどうってことありません。天敵のルッチはゾロたちが下位卓に沈めてくれます。
こうした環境を把握するなら、白ひげに勝てる白ひげを持ち込むのが最適解の一つになります。
白ひげの海を乗り越えた白ひげのレシピが盛りだくさんです。
しゅーまい杯優勝のmatsu選手はラクヨウフル投入。バニラキャラはわずか1体と特徴的な構築です。
matsu選手の戦いぶりやプレイングはこちらの記事で勉強できます(宣伝!)。
あーる選手はゴードンでミラーマッチの差をつけました。そして、9白ひげはわずか1枚まで減らされているのも特徴的です。
詳しく勉強したい方はぜひあーるノートへ。800円でゴードン白ひげの理解度大幅アップ。白ひげで勝てるようになれば投資は回収できるでしょう!(宣伝)
白ひげ以外で白ひげに勝ちたい!
白ひげを握る以上、白ひげのミラーマッチを避けて通ることはできません。しかも、名だたる強豪たちが白ひげを握りしめています。彼らを白ひげで乗り越えるのは厳しい。
そんなあなたのために、町田組では白ひげ攻略動画が公開されています。
緑キッドや青ドフラミンゴ。第一弾環境のリーダーたちが白ひげキラーとして名乗りを上げています。
新リーダーたちに目が向く時期ですが、あえて過去のリーダーを掘り返すのも選択肢になります。
エキシビジョン~ダークホース赤緑ロー
しゅーまい杯の対戦結果を分析していたところ、興味深いデータを見つけました。
赤緑ロー、勝率62.5%。使用者4名とも最終戦まで完走。
王者白ひげですら勝率で言えば54%しかありません。
筆者はデータの海に戻り、ローの星取りを掘り出してきました。
白ひげ相手にやや不利なものの、エース、ルッチ、ゾロの御三家をほぼ完封。目を見張る成果です。白ひげが厳しいとは言え、ビスタや海震の枚数が減っている今ならチャンスがあります。
そこで、今回のエキシビジョンは赤緑ローです。
環境理解
「そもそもなぜ第三弾でローが廃れたのか?」
筆者が思うに、めぼしいカードが補強されず、新マルコにキャラをことごとく焼かれて勝負にならない。これが一つですが、宿敵白ひげがイゾウによって、確実にモビーディック号に乗ってくることが決定打です。
ローはライフ2まではリソース確保のため攻撃を通すことが多いです。白ひげの序盤の6000を通してしまうと、終盤モビーディック号が絡むと2000カウンターたちだけでは防ぐのが難しいです。しかも、頼みのブロッカーたちは簡単に焼き払われます。
こうした背景もあって、先日のチャンピオンシップ本選では使用者はわずか1名にとどまりました。予選をローで突破したプレイヤーたちですらローを諦めたのです。
基本ギミック
チャンピオンシップ予選を突破した猛者たちや、ロー愛好家が三弾環境では軒並み別の海へ行ってしまいました。
かつての賑わいはもうありません。
こういったデッキを復活させることこそ、筆者と読者の皆様の本領発揮です。
「猛者たちが諦めた」
ここに最大のヒントがあります。
従来のガチャガチャしたデッキが難しいということです。
せっかく難しいパズルを解いて手札を増やしたところで、モビーディック号や新マルコに蹂躙されては心がボキボキに折れてしまいます。
なので、もっと単純に考えましょう。
6000サイズでいっぱい殴ればいい。
先日しっぽ杯で筆者が採用した6000連続攻撃アプローチは対白ひげで十分戦果をあげました。
赤緑ローを構築する上でもこのギミックを流用します。
ソリューション
6000連続攻撃で白ひげのリソースを枯らすことはできますが、これだけではまだ足りません。キッドならマルコを寝かせてリーダーキッドが全力でぶん殴る必殺技があります。リーダーローはそんな野蛮なことできません。
このままではキッドの下位互換になってしまう。なんとかリーダー効果をうまく使わなければ。
カードリストを1から見直す時間が始まります。
古文書を読み返し、ついに赤緑ロー待望の秘密兵器を発見したのです。
赤緑ローに突如やってきた超大型新人、ガープです。
余りにも存在感がありすぎ、一周まわってしまったため、ほとんどのプレイヤーが赤緑ローの補強カードと気づかなかったのです。
いったい何が起こるのかは筆者がツイートしました。
赤の1コスキャラを並べるだけなら、似たようなカードがあった気がします。でも、ガープの方が圧倒的に格上です。
なぜなら、殴りながら展開を進められるからです。さらに、トラファルガー・ローからコスト踏み倒しで出すのにもちょうどいいのです。
ツイートした分回りでなくても、ガープアタック→お玉出して相手キャラを倒しやすくする→トラファルガーローでお玉回収しながらスターターゾロでも出しておく。こんな感じで器用な動きをしながら面展開も可能になりました。
新生ガープ型ロー
こうして新たなローが生まれました。レシピをペタリ!(ここからが有料!)
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