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チャンピオンシップ本戦で使用したゴードン入り白ひげデッキを解説します。
はじめに
チャンピオンシップ本戦が終わり、【エドワード・ニューゲート】が初代海賊王となった強大な敵環境。
今後は優勝デッキである【エドワード・ニューゲート】が基準となって環境が変化していくと思います。
今回はその【エドワード・ニューゲート】に焦点を当てた記事となっておりますので、ぜひ無料部分だけでも読んでいただければと思います。
自己紹介
ワンピースカード公式大会戦績
チャンピオンシップ東京予選 Best4
チャンピオンシップ本戦 12位
チャンピオンシップ本戦
— あーる。 (@Game_R_zz) February 19, 2023
1.ロブ・ルッチ 先 〇 船座礁
2.ニューゲート 後 〇
3.ナミ 先 ✕
4.ニューゲート 先 〇
5.ナミ 後 〇
6.錦えもん 先 ✕
また配信卓で負けました😭
本戦は12位でフィニッシュです。
修行が足りず。
メンタルが弱かったです。
お疲れ様でした! pic.twitter.com/Ct5m673dHz
自己紹介は短ければ短いほど良い。
数々のnoteを読んできて学んだことの一つです。
![](https://assets.st-note.com/img/1677055086095-6LM3J2xiXy.jpg?width=1200)
今回はチャンピオンシップ本戦で使用した《ゴードン》入り【エドワード・ニューゲート】を解説します。
記事構成
1.デッキの選択理由
最大64名で戦うチャンピオンシップ本戦。
出場するにあたり『デッキ選択』がまず最初の壁となりました。
強大な敵発売により32種のリーダーが存在するワンピースカード。この全てを検討し、練習し、結論を出すことは出来ません。
カードリスト発表から約2週間。
強大な敵発売から約1週間。
デッキ選択において最大の課題は『時間』です。
兎にも角にも時間が足りない。
その時間課題を解決するために、まずはリーダー【エドワード・ニューゲート】から使い始めることにしました。
理由は3つ
前期から使っていたため知識貯金がある
新規のパワーカードが採用出来る
多少の不利を覆すステージカードが存在する
前期の終盤は【麦わら型白ひげ】を使用していて、多少は白ひげの知識があったため時間の節約になると考えました。
千葉スタバ
— あーる。 (@Game_R_zz) February 2, 2023
1.紫カイドウ 〇
2.錦えもん 〇
3.錦えもん 〇
決.白ひげ 〇
久しぶりにスタバ優勝した!
パックからジュエリーボニー出るしタコ勝ちなう🐙
パラレルカード最高!!!!!!💸 pic.twitter.com/tjW7XI3vAg
また、新規カードには《イゾウ》《マルコ》がいるので安定性とパワーは抜群。前期活躍した【白ひげ】が正当強化されているので、最初に使うデッキとしては最高の選択です。
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![](https://assets.st-note.com/img/1677058331114-dicR2Op3at.png)
そして何よりも、全てを破壊する最強ステージカード《モビーディック号》の存在が後押しになりました。このカードは相性不利を覆すほどのパワーを持っており、五分五分の勝負を一気に引き寄せる力を持っています。
![](https://assets.st-note.com/img/1677058774319-MUFic7gqWx.png)
練習出来る時間がどうしても短くなってしまう今回のチャンピオンシップ本戦では、明らかな上振れ要素やパワーカードによる勝負が必要だと考えました。
まずは白ひげから入り、練習の過程でパワーデッキが見つかれば乗り換えるプランで練習を開始。
……………
【白ひげ】を握り、他対面と数十時間の対戦を経てわかってきたのが『本戦候補デッキは4つである』ということ。
具体的には【白ひげ】【エース】【ロブ・ルッチ】【赤ゾロ】の4つです。Tier1に【白ひげ】が存在し、そのすぐ下に3つのデッキが存在しているようなイメージ。
本戦に出場する他の選手も同じような印象を持っているのであれば、練習するべき相手はこの4つに絞り、そして構築もこの4つに寄せて良さそうだと判断。
もちろん他リーダーの【青ナミ】や【黄リンリン】なども非公認大会やスタンダードバトルで多少結果を残してはいるのですが、どうしても相性の有利不利が出てしまい、本戦に持ち込むプレイヤーは少ないだろうと思いました。
チャンピオンシップ本戦持ち込み予想
1位 【白ひげ】
2位 【エース】
3位 【ロブ・ルッチ】
この3つに焦点を当ててデッキを選択します。
最低限五分の勝負が出来て、可能であれば有利が取れるデッキ。
…つまり、白ひげです。
カードリスト発表から約2週間練習しても、最初の選択から変わりませんでした。
ミラーマッチはキャラクター除去と《マルコ》の枚数差で決まると考えていて、《ゴードン》のおかげで五分以上の勝負まで持っていけます。
【エース】に対しては多少の不安がありましたが、《ポートガス・D・エース》のケアとライフを優先的に詰めてライフ2以上で《エドワード・ニューゲート》が着地することを防ぐといったプレイで練習段階では勝ち越し。
《炎帝》の直撃や、《火拳》によって多面《マルコ》が突破される…などまだいくつかの壁はありますが、《ガードポイント》《ラディカルビーム》と2000カウンターの増量で対応出来ると判断。
【ロブ・ルッチ】は白ひげキラーとして一気に名前が広まりましたが、練習を重ねるごとに弱点が露呈。練習期間の終盤には五分の勝負…むしろ、白ひげ側が勝ち星を増やす結果となりました。
自分が予想する上位リーダーに対して全て五分以上の勝負が出来ると判断して、使用するリーダーは【エドワード・ニューゲート】に決定しました。
調整時間が短い中、【白ひげ】以外を研究する時間が取れません。これは他のプレイヤーも同様だと考えて、ミラーマッチに強い形を模索。
その結果辿り着いたのが【ゴードン入り白ひげ】です。
2.本戦使用リスト解説
チャンピオンシップ本戦
— あーる。 (@Game_R_zz) February 20, 2023
使用デッキ【エドワード・ニューゲート】
✅ゴードンが宇宙最強
✅5マルコが世界最強
✅4マルコ多面に白ひげ着地でWIN!!
本戦では白ひげミラー負け無し💪✨
ロブ・ルッチには船無しで勝利✌️
ゴードンの使い方などはまた後日…🙇♂️ pic.twitter.com/XnTM0IhogF
チャンピオンシップ本戦では、《ゴードン》を3枚採用した【白ひげ】を使用しました。
全てのカードを解説する必要は無いと思いますので、注目カードと枚数を抑えているカードのみ解説します。
《マキノ》
![](https://assets.st-note.com/img/1677264489439-4OTor9zysq.png)
このカードの一番の役割は『相手の想像を超えること』です。
対戦相手がこちらの《マルコ》《アトモス》《イゾウ》のアタックなら受けきれる…と判断して守りに入ったターンの返しに、《マキノ》を使って想像以上の火力を出すことで一気に勝ちをもぎ取ることがあります。
相手の想像力が豊かであれば、《マキノ》をケアしてより多くのドンを残してカウンターイベントを構えたり、ブロッカーを持つキャラクターを展開したりしてくるでしょう。
ということは、火力に変換するはずのドンを守りに変換しているので、自分が倒されるターンが先送りされます。ターンが伸びれば伸びるほど《モビーディック号》で得するドンの数は増え、自分が有利になっていきます。
とは言え、基本的には相手に公開したくは無い情報なので2000カウンターの中では温存されるカードだと思います。自分はマキノ>お玉>ジョズの順番で評価しているので、《ジョズ》から優先的に切り《マキノ》は隠しておくことが多いです。
ただし、《ゴードン》の採用が無い場合には《お玉》の価値が最も高いと思います。また、手札に《ゴードン》が無い場合にも同様で《お玉》の価値が高くなるので優先順位が入れ替わることがあります。
《イゾウ》の生存率の低さから枚数を1枚減らし3枚の採用としていましたが、チャンピオンシップ本戦が終わった現在は4枚目を採用しており、本戦の時よりも評価が上がっています。
《マルコ》
![](https://assets.st-note.com/img/1677267468035-Mdjo4iYqsS.png)
このカードは『リーダーカード』です。
このゲーム最強のアタッカーは『リーダーカード』
KOされず、常にアタックすることが出来て、毎ターンカウンター、キャラクター、ライフを奪うカードです。
この《マルコ》もリーダーカードと同じような運用をすることが出来ます。KOされない(=復活する)ので常にアタックを仕掛けて相手のカウンターやライフを奪います。
同じパワーを持つ《アトモス》ではKOされてしまうので同じようにリーダーカードのような運用は出来ません。永続的にカウンターやライフを奪うのは、《マルコ》とリーダーにしか出来ない仕事です。
……本当はイベントカードが足りずにKOされてしまうのですが、相手にはそがバレません。『余った海震とかで蘇生されたら損だしな…』と判断されることも多いので、実際に採用されているイベントカードの枚数以上に場持ちの良いキャラクターです。
《白ひげ海賊団》
![](https://assets.st-note.com/img/1677268472885-4VS1FMtQgy.png)
無限の可能性を秘めるサーチカードです。
《イゾウ》と合わせてサーチカードを多数採用することでデッキの安定性を上げるのはもちろんですが、このカードには《5マルコ》の蘇生コストにもなるという仕事があります。
《5マルコ》の登場が目に見えているゲーム序盤に、『1ドン余ったしとりあえず撃つか』というのはNGです。
自分の《5マルコ》は基本的にレスト状態でターンを渡すため無防備であり、蘇生コストが無ければただの6000キャラクターでしかありません。
また、このカードはミラーマッチの重要カードであるブロッカー《4マルコ》へのアクセスも可能なカードです。白ひげミラーはブロッカー《4マルコ》の枚数差で試合が決まることもあるくらい重要なカードなので、アクセス出来るカードが多くて困ることはありません。
とは言え、先攻でドンが余らないことも多く手札で被ってしまったり、エンドフェイズにライフから引いてきても次のターンの行動は決まっている…なんてことも多かったので採用枚数は3枚に抑えています。
チャンピオンシップ本戦が終わった現在は2枚にまで枚数を減らしています。1ドン使ってサーチした先が弱かったときに負けが近くなってしまうことと、キャラクターカードが少ないことによる盤面不利になることが多かったため、そもそものキャラクターカード枚数を増やすことにしました。
《エドワード・ニューゲート》
![](https://assets.st-note.com/img/1677272610941-jhoE7vxk9c.png)
《エドワード・ニューゲート》には《エドワード・ニューゲート》で返せ。
皆さんも小学校で教わっていると思います。
9コストの《エドワード・ニューゲート》を出されたターンには基本的に相手を倒すことは出来ません。相手は手札にカウンターをたっぷりと溜め込み、下準備をした上で《エドワード・ニューゲート》をプレイしているからです。
《4マルコ》+《ニューゲート》+カウンターの構えを崩すのが簡単であれば、第一弾から第二弾の終わりまで暴れ続けた《ユースタス・キッド》の要塞はもっと簡単に崩されていたはず。
このカードは基本的に先攻最速ニューゲートに対してプレイするためのカードです。自分が優先的に出したい、というよりは返し札として採用しています。
そのため、採用枚数は少なめの2枚のみ。
序盤から手札に被ってしまうことを嫌っているのと、不要な場面でカウンター値にならない、そして不要な対面も存在することから採用枚数を減らしています。
3.ゴードン入り構築の強み
《ゴードン》
![](https://assets.st-note.com/img/1677269317693-o4Mb4lty0B.png)
『このデッキで最も強いカードは何ですか?』と聞かれたらTOP3に入るのが、このカード《ゴードン》です。
カウンター値も無く、パワーも2000しか無く、ただ相手のパワーを下げるだけの1人じゃ何も出来ないキャラクター…
ですが、《マルコ》や《海震》と組み合わせることで最強カードへと生まれ変わります。
ミラーマッチでは《ゴードン》+《海震》で《4マルコ》をKOしながら一気に勝ちを狙いに行き、6000ラインの多い【ロブ・ルッチ】相手には《ゴードン》+《5マルコ》で一気に盤面有利を奪います。
そんな最強カードですが、カウンター値の兼ね合いもあり本戦では3枚採用としました。本戦が終わった現在では、枚数を増やし4枚の構築を使用しています。
ここから先は《ゴードン》の具体的な使い方と場面を紹介。高頻度で発生する場面ばかりなので、覚えておいて損は無いと思います。
ミラーマッチ:先攻で牽制する
白ひげデッキのミラーマッチは、基本的に後攻が強いです。
理由は大きくわけて3つ
①先にアタッカーを場に出せる
②使えるドン総数が多い
③奇数キャラクター+カウンターイベントが強い
特に1番の『先にアタッカーを場に出せる』が特に強力で、先攻側は手札が1枚少ない状態でアタッカーを先置きされてしまうため、後攻側よりも先に手札が枯渇してしまいます。
手札が枯渇してしまうと《モビーディック号》で大幅に強化されたアタッカーの攻撃を受けきれず、《4マルコ》の蘇生コストも賄えずにそのまま不利が続いてしまいます。
この問題を解決するのが《ゴードン》です。
![](https://assets.st-note.com/img/1677270952770-fxa0CL6kk3.png?width=1200)
先攻側1T:パスor《イゾウ》or《白ひげ海賊団》
後攻側1T:《モビーディック号》
先攻側2T:《ゴードン》《モビーディック号》
後攻1ターン目までは非常に良くある流れです。後攻側は《モビーディック号》からスタートして、次に4/6000アタッカー、そして《マルコ》を置き攻め続ける…
という予定が、先攻2ターン目の《ゴードン》1枚で崩壊します。
本来アタッカーである《アトモス》や《スピード・ジル》を置いて攻めに転じる予定だったのが、《ゴードン》の先置きにより身動きできない状態になってしまいました。
このまま《アトモス》を置けば、《ゴードン》起動から《マルコ》でアタッカーを焼かれてしまいます。
《ビスタ》で《ゴードン》をKOしても状況は変わらず、《ビスタ》は《マルコ》に焼かれて盤面の不利は変わりません。
ミラーマッチでは数少ない《海震》の打ちどころではありますが、実は《海震》をここで消費してしまうとゲーム終盤の《マルコ》を除去するためのカードを失ってしまいます。
ただでさえ先攻のほうがアタック回数が多いのに『先にアタッカーを場に出せる』という後攻のメリットまで奪われて、1000カウンターとカウンター値無しのカードを交換するか、貴重な《マルコ》突破手段を失うか…。
後攻側がどの選択を取っても、先攻側が有利になります。
基本的には後攻が有利とされるミラーマッチですが、先攻で有利に立ち回るために必要なカードとして序盤から《ゴードン》が大活躍します。
本来は4/6000キャラクター《アトモス》《スピード・ジル》が置かれ、次ターンからは手札のカウンターもしくはライフを奪われ、段々と窮地に追い込まれてしまっていた先攻側。
ですが、攻撃される前から4/6000アタッカーを除去しておくことで、奪われていたはずライフやカウンターを失わずに済みました。序盤の4/6000アタッカーを除去しておくことは、見た目以上に勝敗に影響します。
《マルコ》が無かったらどうするの?
《ゴードン》だけが手札にあり、《マルコ》や《海震》が見えていない…。
そんな状況であっても、ミラーマッチの先攻2ターン目は《ゴードン》をプレイしましょう。
エンドフェイズのライフと、後攻2ターン目のアタック、そして先攻3ターン目のドローと合計で3枚ドロー出来るので《マルコ》や《海震》を引く期待値も高いです。
また、相手には《マルコ》を持っていないことはバレていません。《マルコ》を持っていない状態で《アトモス》の登場を避けて《ビスタ》や《海震》をプレイしてくれたら儲けものです。
小ネタ:除去は先打ち
《ゴードン》+《マルコ》による除去は、先打ちしましょう。
《火拳》や《JET銃》をケアするために先に《ゴードン》を使ってからリーダーでライフへ…
トリガー《ガードポイント》《ラディカルビーム》で下がったパワーを1000アップ!
パワー4000となり《マルコ》の効果範囲外に逃げられてしまいます。
ミラーマッチ:手札を奪う
先攻2ターン目《ゴードン》による除去の強さは伝わったと思いますので、今度はまた別の使い方を紹介します。
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