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【週刊ワンピ】レベッカ台頭~秘密兵器ビビ爆誕

福岡チャンピオンシップお疲れ様でした。
大方の予想に反して、トップ4のうち3席をレベッカが占める結果となりました。

筆者の予想にレベッカのレの字もありませんでした。返信欄には、レベッカのトップ4入りを予見した識者が多数見えました。ただし、現実は識者の予想のはるか上を行ったのです。
今日はレベッカが台頭した要因を一緒に勉強していきましょう。

レベッカ負け組時代

レベッカ、勝率40%
先週末しゅーまい杯でのデータです。

もっともこの勝率は筆者が主催する山川杯でも対して変わりませんでした。
ローやドフラミンゴには勝てるけど、ゾロと白ひげには見た目ほど有利でもない。青はしんどいし、黄色相手もライフを焼き払われてしまう。当然ナミにも無理。
データではこんな姿が浮かび上がっていました。
具体的に掘り下げると、ゾロ相手では小型キャラを並べてくる型にはレオやキュロスが刺さります。しかし、白ひげ海賊団を中心に構成されたゾロ相手にはマルコ連打が厳しい状況でした。
白ひげ相手には除去が刺さるものの、マルコからエース速攻と走られると除去でもどうにもならない点かいが見受けられていたのです。
これらの課題さえ乗り越えられれば、なんとかなるかもしれない。そういった状況でした。

レベッカ新時代

しかし、レベッカ使いたちはデータの海を乗り越えてきました。

優勝のかぁ~。選手は4コストクザンを採用。
これまでもレベッカはオオロンブスコスト低下効果からバスタードやキュロス、レオによる除去で白ひげを薙ぎ払うことはできました。が、肝心のオオロンブスを引けないと白ひげのバニラ軍団を討ち取れず、そのまま圧倒されていました。クザンが入ったことで、除去性能が高められています
さらに、キングコングガンも全力の4枚採用。高パワーでぶん殴る。白ひげ相手に最後の一撃を叩き込む。単純明快な戦法ですが、これほど相手にとって嫌なことはありません。ブロッカーマルコマルコで防ごうにも、ルフィは2度殴ってくるからです。ラディカルビームや毛皮強化を抱えるものの、プラス6000は守り切るのが至難の業です。もし2発打ち込まれたら目も当てられません。
レベッカ定番のコリーダコロシアムを抜いている点も注目されます。そもそもコリーダコロシアムを絡めて、殴り込んで相手のキャラを倒せるかは不確定要素が多いです。レベッカではリーダーが攻撃に参加できないため、相手のカウンター値を序盤に削ることができません。コリーダコロシアムからの実質速攻で相手のキャラに突っ込んでも、相手が余らせているカウンターをいいタイミングで使わせることになります。特に1回目の攻撃で撃ち落とすことが非常に難しく、倒せなかったキャラにもう一度殴られてしまい、リードを広げられてしまう課題が見受けられました。
コスト低下からのKOに特化することで、中盤には相手との差を埋める点が印象的です。

準優勝はカク選手。こちらはキングコングガンではなく、10クザン降臨から相手を蹂躙するプランが取られています。
赤いデッキが5マルコ連打でレベッカの除去網を搔い潜ってくることを見越し、三千世界もキッチリ搭載。カウンター値がないカードが嵩張ってしまっても、六王銃でうまくさばけるように構築が組まれています。

群雄割拠

どうせ赤いデッキが勝つんだろ
トップ16の分布は、そう予想した筆者を嘲笑うものとなりました。

公式配信より引用

白ひげとゾロはそれぞれ3名にとどまりました。宮城の王者ドフラミンゴも3名。そして、今回台頭したレベッカが3名。
ナミやクロコダイル、カタクリ、ローも1名ずつ決勝ラウンドに送り込むことに成功しました。

レベッカがゾロを駆逐した

環境変化の要因はこの一点に集約されます。上位卓のゾロが数を減らしたことで、ゾロに駆逐されていたナミやクロコダイルが息を吹き返しました。
ナミは白ひげ相手には苦戦が続くものの、遅いデッキ相手には無敵を誇ります
クロコダイルは白ひげとはいい勝負ができ、レベッカ相手にはキャラを片っ端から除去することで優位が取れます。

また、カタクリの立ち位置も良くなっています。大型バニラを採用できるようになったことで、鬼門だった白ひげ相手の相性も改善。レベッカ相手にはリンリンでライフを焼き払う試合展開ができれば有利な展開となります。

ダークホース、ビビ

福岡が終わり、今週末にはもう愛知です。矢場とん、コメダ珈琲などの聖地でもあります。
混沌とするメタを読むのはあまりにも難しすぎる。レベッカが伸びるのか、それとも既存リーダーたちが巻き返すのか。はたまた別のリーダーなのか。

筆者がワンピ研究を進める中でとても興味深いnoteがありました。

四皇ねおん氏のビビです。福岡では天敵ナミを踏んでしまったり、最後に事故に見舞われてしまったりして、惜しくも決勝進出を逃しました。ですが、もし決勝ラウンドにいたら、お得意様ばかりで優勝まで駆け抜けてもおかしくなかったでしょう。
ビビはレベッカを始め、ドフラミンゴやクイーンなどの遅いデッキ相手に無双します。毎ターン着実にドローし、除去連打や大型キャラ展開で中盤以降には盤面を制圧するからです。
構造上、速攻でガンガン攻められると、リーダー能力を起動する余裕がなくなり、厳しいです。黄色相手もライフを焼却されるのが厳しめ。
こういった弱点もありますが、ねおん氏が解決策を編み出してくれています。
詳しく知りたい方はねおん氏の先行研究へ!(宣伝)

エキシビジョン~要塞ビビ

ねおん氏に感化され、筆者もビビを魔改造してバイソン杯へ。

ドフラミンゴやクイーンなどを踏み続け、5勝負けなし。ビビの可能性をビンビンに感じました。
週明けのスタバは初戦に天敵ナミに3分間クッキングされるものの、他の試合をすべて取り、3-1。

有料部分では、ねおん氏の先行研究を踏まえて、どう手を加えたのか、いったい何を考えたのかを取り上げます。その上で、現在のレシピや基本的な戦い方をお伝えさせていただきます。
先行研究を読まれている前提の内容なので、ねおん氏の記事もしっかり読み込んでおきましょう!(再び宣伝!)

まずは、バイソン杯で5タテしたときのカラクリからお伝えします。

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