【フラッグシップ情勢分析】12/3~4【第1週目】
こんにちは。ロボ猫ふらみーです。
いよいよフラッグシップが始ます!各地の情勢を一緒に見ていきましょう。
来週には福岡でチャンピオンシップ。月末には愛知でもあります。それらに向けて一緒に勉強です!
はじめに 11月の復習
フラッグシップ開始までの情勢はあーる氏が集計してくれています。
赤ゾロと錦えもんで圧倒的過半数を占めます。その後にイワンコフ、キッド、カイドウ、ドフラミンゴと続きます。彼らで大会上位シェアの9割です。
大会会場には混色も含めて多種多様なリーダーが存在しています。しかし、試合が進むにつれ、上位卓に残っているのは定番のゾロや錦えもんたちなのです。
彼らの牙城を崩せる新たなリーダーが現れるのか。それとも、ゾロたちの覇権が続くのか。
注目の2日が幕を開けます。
12/3-4集計
全国各地のフラッグシップの結果はkento氏が集計してくれています。
初日は赤ゾロが優勝者数ナンバー1。二日目は打って変わって錦えもんが過半数を占めました。赤ゾロの天下布武に待ったがかかったのです。
では、各デッキごとに情勢を見てみましょう。
王者赤ゾロ
8/28。約3割。この2日の赤ゾロの戦果です。世界が赤ゾロに染まると予想していた筆者の予想を大きく下回りました。
大阪チャンピオンシップから微調整が施されていますが、赤ゾロの根幹部分に変化はありません。相変わらず手札の減らないビートダウンです。ピンチには白ひげが駆けつけて相手の攻撃をシャットアウト。序盤から終盤まで無敵です。
では、なぜ勝てなかったのか?
これは他のデッキたちが全力で赤ゾロ相手の攻略法を生み出そうと、対策を積んできたからです。また、赤ゾロはミラーマッチを制するために、他のデッキ相手の対策を薄めている部分もあるからです。
つまり、赤ゾロを倒すための赤ゾロが、他の赤ゾロ対策を積んだデッキ達に狩られた。これが筆者の見立てです。逆に言うと、ここまで対策されても3割優勝できるなら、王者として十分な強さを誇り続けているのです。
今週以降、王者がどれだけ巻き返せるのかも注目です。
対抗緑錦えもん
二番手の位置に甘んじるのをよしとしなかったのが錦えもんです。12/4には18店舗中10店舗で優勝をかっさらいました。
序盤からお菊やヤマトで相手のキャラを倒し、相手が反撃に転じる頃には7キッドやおでんを叩きつけます。大阪チャンピオンシップでは決勝戦に残れなかったものの、それ以降、全国の錦えもん使いたちは黙々と赤ゾロを仕留める訓練を積んでいた模様です。また、カウンター値のないカードを少しずつ減らし、一気に押し切られない構築にしているのも見逃せない小さな変化です。
ワンピカードはほんの微差で勝敗が分かれます。もしあなたがスピードの速い相手に勝てないのであれば、カウンターの量を見直すところから始めましょう。
さて、ここから錦えもんの天下が始まるかどうかは、これからのフラッグシップやスタバの結果を見るまで待ちましょう。赤ゾロへのマークが続くのか、錦えもんへの包囲網が始まるのか、現時点では何とも言えないからです。2週連続で環境を取ってこそ本物です。
奇跡を起こすイワンコフ
赤ゾロと錦えもんの後を追う三番手として勢力を確立したのがイワンコフです。イワンコフからの展開量、優秀なブロッカーたちを乗り越えるのは容易ではありません。
筆者の地元岐阜を制したイワンコフは随所に工夫が見られます。
5コス7000が強い。クロコダイルだけでなく、ヴェルゴまでもが採用されています。環境初期こそ海軍のサカズキが5コスキャラを焼き尽くしていました。しかし、海軍が勝ちきれず上位卓にはなかなか残れません。そこを見越して5コスキャラを増量した構築はお見事としか言いようがありません。
また、2000カウンターも14枚と大量に詰め込まれています。展開したキャラ達を確実に守り、リーダーの身も守れる。防御面をしっかり考えた構築になっています。
7000キャラを大量展開し、きっちり守っていれば負けようがない。ゲームプランもストーリーもシンプルで強固なのです。
徳あふれる紫カイドウ
筆者の友人が操る赤ゾロを斬って優勝したのが藤沢の紫カイドウでした。
とんでもなく強い紫カイドウがお披露目されました。
赤ゾロに対してはサディちゃん&ミノコアラで相手の一方的な攻撃を許しません。トリガーからめくれるシキも軽量キャラせん滅に一役を買います。そして、追加の鬼ヶ島でもあるジャックも赤ゾロのキャラに強さを発揮します。
9カイドウを廃したことで、序盤鬼ヶ島が引けないときでも動きがたどたどしくはならないでしょう。
10カイドウも非常に好感が持てるところです。フラッグシップでは有象無象のデッキに当たることが予見されます。手札に10カイドウがあれば、展開を緩めてイベントで防御を固め、相手が展開したところでちゃぶ台返しを決められます。相手が10カイドウを警戒して展開しなければ、キングやクイーンたちで押し込めばよし。無警戒なら必殺技を決めるだけ。
プレイヤーにゲームプランの選択肢をもたらしてくれるのが素晴らしいところなのです。
序盤のスピード勝負にもついていけて、中盤から後半はパワーカードを叩きつける。カイドウもまだまだ研究価値があります。
その他注目勢力
赤ルフィ
筆者のお膝元ブックオフ相模大野では赤ルフィが覇権を取りました。
上記のレシピは10枚程度秘匿されているので、全体像がわかりません。目撃情報によると、速攻ゾロが入っていないそうです。筆者もルフィに速攻ゾロを入れたことがないので(持ってないから)、優勝者の方と感性が近いのだと思い込むことにします。
赤ゾロの下位互換と見られることもありますが、ニコロビンを非常に強く使えるのはルフィの特権です。また、序盤の小回りがきき、乗り手の腕次第でなんでも蹴散らせます。
もっと勉強したい方は、赤ルフィ界のパイオニアろーず氏のnoteへ!(宣伝)
赤白ひげ
フラッグシップではまだ吉報が届いていませんが、スタバや個人主催大会でメキメキと頭角を現しているのが赤白ひげです。
八王子のスタバを制圧した型。モビーディック号やマルコを配置。寿命がきてライフ0のピンチはラディカルビームで耐えしのぎます。踏み込んできた相手を返す刀で一刀両断に。これが赤白ひげの必勝パターンです。
手前味噌で恐縮ですが、こっちは筆者自身の戦果です。ライフ0の攻防をより安定させるため、レッドホークまで採用しました。練習ではおでん15000アタックを2回守り抜く実績もありました。ライフ0から先がしぶといのが白ひげです。
環境2トップの一角赤ゾロには海震&ビスタ8枚が出鼻をくじきます。錦えもんにはサイズ感で押し込んでいきます。
リーサル計算もガバガバプレイが許されます。「モビーディック号でみんなでかいからばちこーん!」これくらいのノリでなんとかなってしまう優しさです。
もっと赤白ひげを勉強したい方はこちら、筆者の別記事でお待ちしております(CM)
エキシビション~闇鍋フィルムサンジ
もし筆者が12月上旬に大型大会に出るならば、と用意してきた秘密兵器があります。
闇鍋フィルムサンジ。
バニラ高収入サンジの後継機です。フラッグシップではほとんどのプレイヤーが緊張感に包まれます。筆者も夏のフラッグシップ決勝では緊張で手が震えました。そんな場でも大事な必殺技があります。
わからん殺し
ワンピカードではよく、「〇〇対△△なら6-4の相性だ」といった話がなされます。筆者的にはこんなのまったく意味がありません。大事なのはこう。
「はじめまして、よろしくおねがいしますで出会った一戦目だけは確実に倒せる」
一戦目さえ勝てるなら、手の内がバレたあとのフリープレイで9連敗して1-9の相性だったとしても何ら問題がありません。実際の大会で同じ相手と2回以上対戦することになるのは稀だからです(注:大型チャンピオンシップでは予選ラウンドで当たった相手と決勝ラウンドで再戦するケースがあります)。
わからん殺しの本質とは、「僕はあなたのことを知っている。あなたは僕のことを知らない」。この圧倒的な情報格差にあります。相手は未知のデッキやカードに頭を悩ませる。「進研ゼミでもこんなの習ってないよ!」。こんな心境になります。一方、我々は進研ゼミで習ったとおりにテスト問題を解くだけ。
というわけで、わからん殺しも突き詰めたい方は、筆者が密かに準備していた闇鍋フィルムサンジを題材にさらなる勉強を進めましょう。
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