「主導権」という視点で大人と子どもの関係を年代変化で考えてみる。
以前、朝日新聞の「折々のことば」に建築家・安藤忠雄さんの言葉が紹介されていました。
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今の子供たちの最大の不幸は、日常に自分たちの意思で何かが出来る、余白の時間と場所を持てないことだ。(安藤忠雄)
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自立心を育もうと言いながら、大人たちは保護という名目で、危なそうなものを駆除して回る。そのことで子供たちは緊張感も工夫の喜びも経験できなくなった。安全と経済一辺倒の戦後社会が、子供たちから自己育成と自己管理の機会、つまりは