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一生使える体づくりの科学的根拠

こんにちは!パーソナルトレーナーのHiromiです!

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あなたの体は数年後も
うまく使えているでしょうか?

若い頃からの体の使い方の癖で
動けなくなることがあります

​歳をとってから気づきます

体は誰でも衰えます

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私のHPの冒頭文です。障害を負ったり、歳をとったりして動きにくくなっていく様子をみてきた私だからこそ伝えたいことがあります。

「一生使える体へ」

とは私から送るみなさんへのエールです。

歳をとってから、障害を負ってから、健康な体へのありがたみが実感しやすくなります。

少しでも若いうちから将来へ繋がる体づくりを。

さて、今回はその私の基本となる軸の根拠をお伝えします。

以前、科学的根拠についての記事を書きました。

情報を信頼するかどうかは、学術的な思考でいうとエビデンスレベルが参考になります。

論文を検索できたとしても、安易に結果を受け止めず客観的思考で整合性を吟味する必要があります。バイアスを考慮したり研究方法・条件などを吟味する力がなければ正しい情報も得難いと思っています。私自身、論文を検索する技術はまだまだなのですが、それでも現段階の私の暫定の根拠としてお伝えしています。

こちらは私の基本軸を表現したPDF資料です。

オンラインサロン凛のメンバーのみなさんには初期に共有した基本的なものです。公開に迷いましたが、どんなものなのか知ってもらうきっかけになればと思い切って公開します↓

●一生使える体づくり基本PDF目次
1. 楽しむこと
2. 体の使い方を習得するメリット
3. 体の使い方を学ぶ理由
4. 日常の癖↔︎筋トレ時の癖
5. いい癖づけタイム
6. 日常がベース
7. 体のつくりに沿った体づくり
8. 動くとは
9. 癖の正体
10. 癖を改善するには
11. 感覚を意識して活性化

それでは「一生使える体づくり」の根拠の一部をお伝えしていきます。

今からお伝えする根拠の論文は氷山の一角です。

※ちなみに8月からは、体づくりの根拠になる論文情報をオンラインサロン凛の中でも積極的に発信して根拠にしたデータを蓄積していく予定です。トレーナー枠の引き出しを肥やしていきます。


「楽しむこと」の根拠

運動は継続無くして長期的な効果は望みにくいものです。

どうすれば「自立して継続できるか」

その課題を追求してきました。

現段階の究極は「楽しむこと」。

かなり単純ですが、それがとても大切。心理的要素は深く身体へ影響します。

●参考文献

中村 恭子:健康運動の継続意欲に及ぼす心理的要因の検討―ジョギングとエアロビックダンスの比較―. 順天堂大学スポーツ健康科学研究8: 1~13. 2004

細井 俊希:行動科学の理論に基づいた運動プログラム「ロコトレBBS」の効果─地域高齢女性における運動の継続に関する検討─. 理学療法科学26(4): 511–514. 2011

Boehm JK, Chen Y, Koga H, Mathur MB, Vie LL, Kubzansky LD. Is Optimism Associated With Healthier Cardiovascular-Related Behavior? Meta-Analyses of 3 Health Behaviors. Circ Res. 2018;122(8):1119-1134. doi:10.1161/CIRCRESAHA.117.310828

張  珺:楽観性と悲観性が精神・身体的健康に与える影響のメカニズムの日中比較. 心理学研究86(5): 424–433. 2015

山崎 勝之 : ポジティブ感情の役割1)―その現象と機序. パーソナリティ研究
14(3): 305–321. 2006



「体の使い方を習得するメリット」の根拠

一部の関節変形は加齢に伴う慢性的な機械的刺激が加わって発症します。

怪我や障害の一部は、使いすぎ(過用)や誤った使い方(誤用)によって発症します。

体の使い方を知り、習得することは過用や誤用による障害を減少・予防する可能性があります。

なお、姿勢や筋肉の使い方は体型へも影響します。女性のフォルムの美しさの基準は姿勢が深く関係しているという研究結果もあります。そのことからも体の使い方を知ることはメリットがあります。

●参考文献一部

菅原 徹 : 女性の体型と姿勢の関係が美的印象に及ぼす影響. 17(4): 499-505. 2018

・井樋栄二 : 標準整形外科学. 医学書院

立花 陽明 : 変形性膝関節症の診断と治療. 理学療法科学. 20(3): 235-240. 2005


「癖を改善するには」の根拠

運動学習、運動連鎖、先行随伴性姿勢制御などを元に日常以外でのトレーニング時間と日常の動き中の運動学習・促通を進めます。

●参考文献一部

宮本謙三 : 運動学習過程における主観的運動理解の変容. 理学療法学. 29(4): 105〜112. 2002

大橋 ゆかり:運動学習理論と理学療法の接点. 理学療法学. 21(1): 93-97. 2006

丸岡 祥子 : 上肢運動に際した先行随伴性姿勢調節に関する文献的研究. 関西医療大学紀要. Vol.6. 2012

・橋本 雅至 : 足部から見た身体運動の制御. 理学療法科学. 16(3): 123-128. 2001


今後の展望

一生使える体づくりを広めたいと思ったきっかけは、理学療法士として患者さんの辛い状況を間近で見たことでした。

(当時の私)

こうなる前に少しでもできることはなかったのか。

なぜできなかったのか。

・・・

その人が事前に予防できなかった理由は?・・・

そうか!ただ体の動かし方を知らないだけだ!

その情報が世間に広まっていなさすぎる!

・・・

私はこの「一生使える体づくり」を全国に広めて、辛い思いをする前に救える人を救いたいです。

もちろん病気はどんなに予防しても誰でもなりうるものです。

それでも日常の体の使い方・運動習慣の癖が原因で辛い思いをして、日常生活を送りにくくなるのなら、

もう遅い、のその前に伝えたい。

そんな思いを根底に、私は1対1(パーソナルトレーニング)で伝えてきました。

しかし、それだけでは到底多くの方へ広まらないのです。

そこでオンラインサロン凛を立ち上げました。

「一生使える体づくり」に共感して一緒に広め、一緒に改善を重ねてくれるトレーナー・トレーニーの繋がりを全国に増やすためです。

「一生使える体づくり」は今後も改善を重ね、時代に合わせて変化していく必要があります。その理由は3つ。

1. 科学は常に進歩しているため

2. 生活環境は時代によって変化するため

3. 体の反応は科学的根拠に基づかないこともあり、個人を見る力は少なからず経験値にも依存するため

改善するためにはトレーナー・トレーニーどちらの意見・視点も必要です。

いずれは〇〇県の〇〇さんからご相談があった場合、同じ〇〇県で活動をしているトレーナーの〇〇さんをご紹介するなどの連携を図っていきたいです。

より多くの方に気軽に知ってもらうきっかけになればと、オンラインサロン凛は7日間の無料期間を設けました。もしご興味ありましたら気軽にご参加いただき、無料期間中にそのまま続けるかどうかをご判断いただければと思います。

詳細については過去記事でもご説明しております↓



一生使える体づくりの根拠

一生使える体づくりはエビデンスをもとにした要素の集合体です。今回はそのごく一部をご紹介しました。

個々によって体づくりの方法が多様に変化します。


この運動、いいよね。

というよりも

この考え方で体づくりするといいよね。

こんなふうに体を使って行った方がいいよね。

そんなふうに言われる概念を伝えていきたいです。


ピラティスやヨガなどの運動体系は外国から日本へ広まりました。

一生使える体づくりは日本から広めていきます。


ちょっと熱く語ってしまいましたが、

楽しく元気に生きれたら、それで十分ですね^ ^

最後までお読みいただきありがとうございます!

#一生使える体へ





「一生使える体へ」をコンセプトに今後も情報発信、活動に努めます。本や勉強、イベント会場費用など活動のために使わせていただきます。サポートしていただけるととても嬉しいです。ありがとうございます。