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台所探検家:岡根谷実里さん

突然ですが、昨日BSプレミアムを夜につけていたら、この方の番組でヨルダンの台所事情を伝えておられた。

最初、「へ、子供?ホームステイ?」みたいに見えた(大変失礼いたしました by娘)
ベドウィン族だったり、シリア難民だったり、ヨルダンといってもいろんな人たちがいるわけで、彼らの台所にお邪魔して料理を一緒に作って食べて、その中から見えてくるものがある、という番組。どんな人なのだろう?とおもって探したら、上記のnoteに行き当たる。へー、クックパッドにおられた・・・え!?東大大学院、土木こおがくぅ?

1989年、長野県生まれ。
東京大学大学院工学系研究科修士修了後、クックパッド株式会社に勤務し、独立。
世界各地の家庭の台所を訪れて一緒に料理をし、料理を通して見える暮らしや社会の様子を発信している。クックパッドニュース、日経DUAL等で記事やレシピを連載中。また、全国の小中高校への出張授業も精力的に行なっている。訪問国/地域は60以上。著書に「世界の台所探検 料理から暮らしと社会がみえる(青幻舎)」

面白い生き方、考え方をされているかたは数多く居られるが、こんな形での出会いもまた面白い。恥ずかしながら一応「食」「栄養」を扱っているものとしても、非常に勉強になるし、考えさせられるなぁと。

最後に出てきたシリア難民のお母さんに、岡根谷さんが
「自前でオリーブ漬けなど作っているのは、食費を抑えるため?」と尋ねる部分がある。すると、
「違う違う、お金のことは全く関係ない!」と。そもそも食費を削る、という考えがない、むしろ客人は最大限もてなすし、もっとも彼ら夫婦が夫がレストランで働き、妻もケータリングデリバリーを副業的にやったりもしているという、「くろうとはだし」な方だということもあるとは思うのだが、『生きるのに食をケチるなんて考えられない』という考えが根底にある気がして、、日ごろ小遣いをけちるためにやたらと安売りのカップ麺を買い込んだり、昼のお弁当も月末の1週間は注文止めてみたり、としていた自分が、なんとなく心が貧しいもののような気がして…こんな自分が「栄養」だ「食」だ、を語ってよいのか。

奇しくも、病院の「栄養給食委員長」を拝命することにあいなりました(苦笑) いま病院給食もかなり厳しいのです。食材もだが、燃料費の高騰もあり、それでも病院の食費は全国一律で460円/食、と決まっているため、1日1380円以上かかると赤字になるわけなのです。もちろんヘンなものを出すわけにはいかず、どこの管理栄養士さん、業者さんは苦労しているわけですが…

なにか新年度に思うところを与えてくれそうな方、書籍をフォローしてみようかな。ではでは。