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note: 「すべて想定内にしておく」ということ

日本から14時間遅れで、トロントも2024年を迎えた!
私は抱負(目標?)を具体的に箇条書きで掲げるタイプなので、まあ今年の抱負も例に漏れずそんな感じなのだが、抱負をやや遠目から見てみて気がついた。2024年の私は「計画的に」生きたいらしい。どの抱負にもそんな気持ちが滲み出ている。そこで「計画的に」に関連して思い出したことがある。それが、「すべて想定内にしておく」という考え方についてだ。これは高校時代のトレーナーの先生から教わったことである。

部活漬けだった高校時代、大会前にはいつも、「最高の準備をしなさい」と言われた。そしてその「最高の準備」の中に、「すべて想定内にしておく」という方法があった。起こり得ることを想定しておく。そしてそれが起きた場合の対策や対処まで考えておく。

例えば新体操に当てはめて言うと、大会当日、いつもできている技が急にできなくなってしまうかもしれない。緊張からか、いつもと違う会場への動揺からか。そうしたらどうする?焦ってそれ以外もすべてダメにしてしまう?そうではなく、実際に私が用意していた対応は「できないからとその部分ばかり確認するのをやめて、一旦それ以外の技や動きを確認する」のだ。そうすれば、何度も何度も練習してきたことを身体が思い出して、いつも通りできるようになる。それでもダメなら、もうその技は抜かすかやり方を変える。最終手段だが実際にそうしたこともある。
そうなることを事前に想定しておけば、「あ、これか」と冷静に対処できる。何かが起きて焦るのは、それが想定外のことだからだ。想定内のことであれば焦ることはない。だからできる限り、起こり得るすべてを想定内にしておく。それでも想定外の何かが起こることだってあるけれど、「想定外のことが起こる」ということさえ想定内にしておくのだ。

それは、ミスするかもしれない、と弱気になることとは全く違う。私たちは人間であり、ロボットではない。完璧なんて不可能だ。その中で最大限全力を出し切るための、勝つための戦略を立てておく、ということだ。

この考え方は、何かに挑戦するときや、誰かに何かを打ち明けるとき、人生のいろいろな場面で活かせると思う。
挑戦には失敗が付きものだ。でも、失敗したあとの対処まで考えておけば、それを失敗で終わらせることなく速やかに次に進むことができる。そうすれば何も怖がらずに挑戦できる。「根拠のない自信」より「準備ありきの安心」の方が、私は信頼できる。

とはいえ、いくら想定していても、実際に経験することでしか味わえない驚きや喜びや悔しさがたくさんある。想定することさえ難しいほど、この世は新しい世界に溢れている。だから生きることは楽しい。すべて想定内にしておこうと努めたとて、この楽しさが失われることはない。
今後自分の能力や努力の成果を発揮したい機会がやってきたとき、いつでも「最高の準備」をしていようと思う。

辛く苦しかった高校時代の経験が教えてくれたことだ。

後先考えずに飛び込むときでさえも、「こうなったらどうしよう」より「こうなったらこうすればいい」と思えていた方が、思い切り飛び込めると思うのだ。まあ、その時点で後先考えているのだけれど。

さあ2024年、計画的に、挑戦的に生きるぞ~!

もちろん、愉快に楽しく面白く❤︎


ぴろ

#note書き初め

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