古関ウイさんにつられて始めたブルーアーカイブ備忘録 #6_対策委員会編(第2章)
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1.近況報告
コソ……
コソ……コソ……
やっちゃった(つい)
記事の作成に当たり、以下のポリシーを参照しています。
「「ブルーアーカイブ」二次創作・ゲーム実況配信及び動画投稿に関するガイドライン」
ウイさんを神秘解放で星5にしました。
ここまではやろう、と事前に決めてました。なんか星5にしてると推し!って感じがして気分も上がります。
星5にすると、専用武器が強化できるようになるみたいです。
専用武器の上限レベルを上げるためにも、神名文字を使う必要があるみたいですが、そこまではしようかな……?どうしようかな……
いえ、他にリソースを回した方が多分効率がいいだろうということは分かっています。
でも、最強のウイさんが見たくないですか?
俺は見たいと思ってます……どうしよう……
話は変わって。
夜勤ミッションを無事に進め、ヒナさんを開放することができました。
念願の、明確にウイさんと相性がいい(と思われる)アタッカーの獲得です。
EXスキルがこちら。コストが7と、かなり重いものになっています。
これはウイさんのスキルを当てると3軽減される、ということなので、ウイさんのスキルを当てると(ウイさんのスキルコストが4だとすると)、収支+2ということになりますね。お得!
このゲームをやっていて思ったことなのですが、 挑戦するコンテンツによって有効な生徒がかなり変わってくるな、という印象があります。
ヒナさんが活躍できるのは任務とか、戦術対抗戦とか、あとなんか雑魚がいっぱい出てくるやつとかなのかな?適当言ってます。
こういった理由もあり、最近は色々な生徒を育成するようにしています。
単純に攻撃タイプをばらけさせたりとか、味方を移動できるスキルを持つ生徒を育てたりとか……(前回の大決戦で線路爆走マンに轢かれて酷い目にあった)
こういった適材適所に生徒を使えるようになっていくことも、ゲームの面白さの一つだなーと。
でも、ヒナさんはかなり広く使える感じがする性能なのでやっぱり嬉しいですね。
現状、相手の防御タイプに合わせてノノミさんと使い分けながら任務を進めています。
ここからネタバレ注意です!
2.対策委員会編(第1章)
①前回のあらすじ
さて、今回は対策委員会編第2章の感想がメインとなります。
前回明後日にはできるとか言ってましたが、全然そんなことはありませんでしたね。書きたいことがありすぎるのが悪いと思います。この記事14000字あるらしいです(マジ?)
本編に入る前に、第1章を簡単に振り返っておくことにしましょう。
シャーレの先生は、「学校を救ってほしい」という依頼を受け、アビドス高等学校に赴くことになりました。
アビドス高等学校は「暴力組織に襲われている」、また「返済できないほどの借金がある」という問題を抱えていました。
しかし、この2つの問題は根本で繋がっていたことが明らかになります。
すなわち、借金先であるカイザーコーポレーションが暴力組織をけしかけていた可能性が高い、ということです。
この事実を掴んだのち、アビドス高等学校廃校対策委員会のトップであるホシノさんは1人で敵地に向かい、なにやら敵側から提案を受けます。
一方、残された対策委員会は、カイザーコーポレーションが傭兵として雇っていた便利屋68と戦闘に。
そこに、便利屋68が所属しているゲヘナ学園の風紀委員会までが乱入し、事態はさらに混沌とした状況になっていくのでした。
②自治領決戦
さて、突如乱入してきたゲヘナ風紀委員会行政官アコさんは同学校の問題組織である便利屋68を捕えにきた、と主張をしています。
例えそうだとしても、ここはアビドスの自治領であるはずです。この行為に納得できない対策委員会は、徹底抗戦の態度を示します。
その回答を聞いたアコさんは、「穏便に済ませるつもりだったが、そっちがそのつもりなら仕方がない」として、交戦準備を始めます。
するとそこに!
ハルカさんが、ショットガンを乱射しながら乱入。
これにより便利屋68の包囲は崩れ、自由に行動できるようになりました。なんて頼りになるんでしょうか。
包囲を抜けた便利屋一向。
ここでカヨコさんは、「風紀委員会とシャーレが敵対している今の状況は偶然ではなく、最初から計画していたものでは?」と指摘をします。
理由は以下の通り。
最初から便利屋の確保を目的としていたとするなら、明らかに過剰な戦力を投入しているから。
今回の交戦はヒナ委員長が通常しているよりも回りくどい方法を取っていて、アコさんの独断によるものと考えられるから。
この指摘は、図星だったようです。
そう考えればさっきの「抵抗するなら~」という態度も、交戦するための理由づけと考えられますね。
アコさん曰く、風紀委員会と対立しているトリニティ総合学園の「ティーパーティー」と呼ばれている生徒会が最近シャーレに関する調査記録を得た(おそらく、前回のヒフミさんの報告)という情報を受け、シャーレの調査を開始。
そして「連邦生徒会長によって組織された、超法規的権限を持つ、キヴォトス外部の人間が担当する組織」であるという事実を知り、これを超怪しいと考えて内情を探るべく今回の作戦行動をおこした、ということ。
至極真っ当な判断と言えるでしょう。
実際のところ、当事者の先生ですらシャーレが何のために発足した組織なのか完全には知らないのでしょうし。
目論見が暴かれたアコさんは、開き直って本格的な攻撃指示を出します。
対策委員会と便利屋68は、「この場を切り抜ける」「あのムカつく行政官に一発お見舞いする」という目的が合致したため一時共闘することに。
ゆるいロケット団だと思っています。
実際のところ、便利屋68の社長はアルさんをおいて他にいないだろうと思います。
実際、一番実力のあるのは(多分描写的に)ムツキさんでしょうし、一番頭が回るのはカヨコさんでしょうし、一番アウトローなのはハルカさんだろうと思いますが。
リーダーシップとは遠い気がしますが、この人についていきたい、とかそういったことを思わせる力は間違いなくアルさんが一番ではないでしょうか。愛される力とでも言い換えられるかもしれません。
ムツキさんもハルカさんも、アルさんのことを気に入っている(尊敬している)から付いてきているのでしょうしね。カヨコさんは、まだあまり描写はありませんが、どう思っているのでしょうか。便利屋のサイドストーリーとか見たら分かるのかな?
交戦を続ける対策委員会&便利屋68とゲヘナ風紀委員会。
なんとか凌いでいるものの、風紀委員会側の攻勢は激しくなるばかりです。
徐々に形勢が厳しいものになる中、アコさんのもとに風紀委員長であるヒナさんから通信が入ります。
先述した通りですが、今回の作戦行動はアコさんの独断で行われていたことなので、ヒナさんには秘密です。
バレたら大目玉を喰らうこと間違いなし。アコさんは必死に嘘をつき、アビドス、シャーレと対立している現状を隠そうとしますが……
なんと、現地に来ていました。
こうして、委員長に未達のままアビドス高等学校、シャーレと敵対している現状が発覚。
アコさんは通信を切断し、ヒナさんの帰還まで謹慎しているよう命令が下ることになりました。
一旦場は収められはしたものの、これで一件落着とはいかず。
アビドス自治区で作戦行動をしたのは事実としても、便利屋68の捕獲のための風紀委員の行動を妨害したのは事実では?と指摘を受けてしまいます。
これは実際に戦うための口実というよりも、事実の指摘といった印象を受けます。
やや険悪な議論が交わされる中、ここにはいないホシノさんの名前が出ます。すると……
何やら、思うところがある様子です。
そこに、とうとう遅刻して本人もやってきました。
これを受けて、やや硬直するヒナさん。
Twitterでの二次創作などでは、この二人が仲良くしている(包括的な意味)イラストを結構な数見かけています。
第2章時点ではそこまで絡みがあったわけではないかな、といった印象でしたが、これから増えてくるんでしょうか。正直かなり楽しみにしてはいます。
ホシノさんが現れたこともあるのか、ヒナさんは風紀委員全体に撤退命令を出します。
そして、アビドス自治区での兵力行為、および侵犯行為を正式に謝罪してくれました。
ここでのヒナさんの謝罪はかなり責任ある立場の人って感じがして好きです。
去り際に、ヒナさんは先生にある情報を伝えます。
それは、現在アビドスを廃校の危機に晒しているカイザーコーポレーションがアビドス近郊の砂漠で何かをしている、ということ。
この情報は、万魔殿やティーパーティーでも知りえないことですが、シャーレの先生だからこそ伝えたそうです。
ヒナさんはシャーレについていくつか知識があるようです。
第2章時点ではほとんど触れられませんでしたし、ますますシャーレとは何なのか、謎は深まる一方です。
③砂漠調査
こうして、事態は一件落着。
すべての勢力はあるべき場所に戻り、ほんの僅かな間ではありますが、それぞれの日常に戻ります。
便利屋一行は、風紀委員会に存在を補足されたことから、アビドスを離れることに決めたようです。
現在は荷造り中の様子。
結局、ブラックマーケットから押し付けられた1億円はすべて紫関ラーメンの店主さんに渡ったようです。
(壊しちゃったな……)ってずっと思ってたんでしょうか。
便利屋はこれで素寒貧に逆戻りになってしまいましたが、これが彼らのスタイルなんでしょうね。それはそれとしてハルカさんにはお腹いっぱい食べてほしい
アビドス対策委員会側では、まず柴大将のお見舞いにきた様子です。
本当に無事でよかったです。尻尾触らせてもらえないでしょうか。
ここで対策委員会は大将から予想外の事実を聞かされます。
実は紫関ラーメンは元から閉店の予定があり、今回お店がなくなったのはそれが早まっただけだった、ということ。
その理由は、何年か前に借金が理由となって紫関ラーメンの建物、および土地の所有権がとある企業に移っており、退去通知を受け取っていたからということ。
これは恐らく、カイザーコーポレーションの仕業でしょう。
建物、壊れちゃいましたが大丈夫でしょうか。弁償金とか、1億円で足りるのかな?
アビドス高等学校に戻る先生と対策委員会一行。
そこで、シロコさんとホシノさんが何か言い争いをしている様子を目にします。
ノノミさんの仲裁により一旦その場は仲裁されますが、これで対策委員会は少し気まずい雰囲気になってしまいます。
ホシノさんが風紀委員会との戦いに遅れてやってきた時点から、シロコさんはホシノさんに疑念を抱いていた様子でした。
この理由は、後ほど明かされますが、この時「こうだからなんじゃないかな?」と予想していたことが的中して嬉しい気持ちになったことを覚えています。詳しくは後ほど。
さて、病院から戻ったアヤネさんとセリカさんを加え、土地の所有権についての会議が始まりました。
実は数年前から、アビドス近郊の土地や建物はそのほぼ全てがカイザーコーポレーションの関連企業と思われる、「カイザーコンストラクション」に譲渡されていたということ。
さらに、恐らくはそれを行ったのはホシノさんが所属する以前のアビドス生徒会だろう、ということが明らかになります。
その流れで、2年前、つまりホシノさんが1年生であったころの生徒会についても言及があります。
その時の生徒会長はバカで無鉄砲な人物で、ホシノさんも頑固なところがあり、二人でやっていた生徒会は、なかなか上手くいかないところがあったそう。
その過程で、「色々あり」、生徒会は解散になったということです。
その話をするなか、突然シロコさんがホシノさんへ感じていたことを伝えます。
ダメなところも多くあるが、大切な時はいつも先陣を切っていて、尊敬できる先輩であるということ。
先ほど言っていたシロコさんがホシノさんに疑問を持った理由は、風紀委員との戦闘という対策委員会にとっての一大事に、ホシノさんが遅刻してくることなどありえない、と考えていたからでしょう。
これは、あるいはホシノさんにとっての前生徒会長がシロコさんにとってのホシノさんだ、ということを伝えようとしていたのかもしれません。
実際に、筆者自身も対策委員会編で初めての戦闘パートでは(その時までホシノさんがタンクであることを知らなかったので)、先陣を切る姿がかっこいいなと思った記憶があります。シロコさんにも同じような印象があったのかもしれません。
先生はヒナさんから聞いたこと(カイザーコーポレーションが何やら砂漠で活動を行っていること)をメンバーに伝え、どうするべきか議論します。
そんな中、セリカさんが声をあげました。
筆者のセリカさんへの印象は、理屈よりも感情で、「自分がどうしたいか」を優先して決めるタイプだ、というものがあります。
好きな言葉ではないのであまり使いたくはないのですが、「愚直」というのが適しているかもしれません。いい意味でも、悪い意味でもまっすぐな人です。
ですがその真っすぐさが、時に眩しく映ることもあるでしょう。
あれこれ難しく考えないからこそ、その行動には裏表がないものです。
ホシノさんは明らかにあれこれ難しく考えるタイプです。
もしかすると、前生徒会長に抱えていた思いが少しセリカさんに重なった部分もあるのかな、とこのシーンを見て考えていました。
さて、そういうわけで砂漠に向かうことに決定します。
そんな中、シロコさんは先生と二人きりになり、あることを伝えます。
それはホシノさんへの疑念を抱いたとき、ホシノさんのかばんからあるものを見つけたということ。
その、あるものとは……
カイザーコーポレーションが何を企んでいるのか調査をするため、砂漠にきた一行。
雑談を交わしながら、奥地へと進んでいきます。
以前は、この砂漠ももう少し住みやすい地域だったということ。
砂漠化が進む以前には、オアシスを中心としてお祭りが開かれるほどだったそうです。
砂漠を進んでいくと、軍事施設らしきものが現れます。
ホシノさんいわく、これは以前にはなかったもののようで、対策委員会は調査のためこれに潜入することに。
内部には「KAISER PMC」のロゴが。
どうやらここは、カイザーコーポレーションの関連施設。
それも、退学した生徒などを人材として利用したプロの傭兵会社であるようです。
相手がプロの傭兵ということもあり、捜査は行き詰ります。
そんな中、例の悪そうな見た目の人が現れます。
悪そうな見た目の人は民間軍事会社「カイザーPMC」の代表取締役なんだそうです。ほかにもカイザーコーポレーションの理事だとか、なんだとか。要するに重役ということのようです。長いので以降は理事と呼ぶことにします。
理事は、ホシノさんが黒服さんと会っていた時に出会っていた様子。
そして、黒服さんの目的はやはりホシノさんそのものにあったようです。
対策委員会は包囲され、カイザーPMCの敷地内に連れられてしまいます。
場面は移ってゲヘナ風紀委員会。
アコさんは反省文を1000枚書いている最中。
そんな中、アコさんとヒナさんはホシノさんについて話し始めます。
戦闘力についてめちゃくちゃ評価しています。
この辺りは、ゲームを始まる以前にも事前知識として持っていたことです。
あのまま戦っていたなら、風紀委員会は壊滅状態になっていた、ということ。
撤退命令を下したのも、こういったことを考えてのことだったようです。
劇中でも随一の実力者であろうヒナさんにホシノさんが褒められているとなんだか嬉しい気持ちになりますね。
ここで言われていることが本当のホシノさんの実力であるとすれば、普段はそれを対策委員会に見せないようにしていたのではないか、ということが想像できます。
これは、第1章で例えばアヤネさん(だったかな)が5名しかいない対策委員会に対してヘルメット団や便利屋がここまで戦力を集めているのはおかしい、というような発言があったからです。
必要以上に実力を誇示していないというだけなのか、あるいは隠しておきたかったのか、どちらなのでしょうか。
カイザーPMCに捕まり、どうにもならない状況に追い込まれる対策委員会。
社会的には正しいことを言っているのですが、なんか大人ってやだな~!って感じがしますね。
そうまでしてなぜアビドスに拘るのかと問いても、宝物を探している、などとはぐらかされるばかり。あるいは、本当のことなのかもしれませんが……
理事により、対策委員会は毎月の借金返済をとても返せないような額まで引き上げられてしまいます。
借金の返済がとてもできないのなら、アビドスから転校してしまえばいい、などたっぷりと嫌味を受けます。
ホシノさんの提言から、対策委員会は一旦帰還することに。
④アビドス防衛戦
さて、学校に帰還を余儀なくされた対策委員会。
放課後、先生はホシノさんにかばんに入っていた退部届について本人に聞いてみることにしました。
ホシノさんによれば、アビドスを退学し、黒服さんから自分たちの企業に所属したならば借金を大きく減らしてくれる、という提言を受けていた、ということ。これは、概ね予想通りの内容でした。
気の迷いで退部届を書いてしまっただけで、今はもうそんなことを考えていない、と言うホシノさんですが、これははぐらかしているだけで、実際にはもう気持ちが固まっていることが見て取れます。
先生はホシノさんを引き止めようとしますが、ホシノさんはそれをすり抜けていってしまいます。
翌朝。
教室の机の上には、ホシノさんが記した退部届、また対策委員会のみんなへ向けた手紙が残されていました。
そこには昨夜先生に話したこと、みんなへ相談をせずに今回の決断をしたこと。
そして、これからも学校を守っていってほしいということ。
そして、もしもこの先カイザーPMCの先兵としてアビドスと対立することがあったなら、自分のヘイローを壊してほしいということが記されていました。
結局、現時点ではヘイローが何なのかは不明なままです。
壊したならばどうなるのでしょう。死ぬのか、あるいは生徒としての力を失うのか……?
さらに、シロコさんについてもここで言及がありました。
筆者は、シロコ(テラー)さんのことを事前知識として知っていて、恐らくは別の世界戦でのシロコさんは「悪い道に逸れた」のではないかな、と予想を立てています。
チュートリアル開始時にも銃を向けられているCGがありましたからね。
シロコさんには、確かに危うい部分があります。
前回、借金をどうするかの会議の際、シロコさんは銀行強盗を提案していましたが、あれは(倫理的観点を無視するなら)対策委員会の他メンバーが提案していたものよりもかなり実現可能な計画であると感じていました。
ある種、リアリストな部分があるのではないでしょうかと思っています。
目的を達成するためならある程度手段は選ばない傾向にあるというか……
例えば、ブラックマーケットの銀行から1億円を押し付けられた時も、それを持ち帰らない理由として「ホシノ先輩は反対するだろうから」というものが大きかったように感じられます。
もしも対策委員会にホシノ先輩,、あるいは倫理的な判断をするアヤネさんのような存在がいなかったなら、シロコさんはどうしたのかは、私には分かりません。
しかし、ホシノさんがいなくなった瞬間、アビドス対策委員会はカイザーPMCから襲撃を受けます。
理事側の主張によれば、「最後のアビドス生徒会であったホシノさんが抜けた」ことにより、未公認の団体であるアビドス対策委員会のみが残ったアビドス高等学校は存続できない状態になったとして社会的に見られるようになった、ということ。
そして「存続できない学校」であるアビドス高等学校をカイザーコーポレーションが運営する、ということ。
屁理屈には聞こえますが、ここではそう見られている、ということが重要です。
アビドス高等学校には助けが来ません。
連邦生徒会に通報しても、生徒会長は不在であり、実際シャーレができるまで救援要請は無視され続けていました。
ゲヘナ風紀委員も、ティーパーティーも、他校の自治に関わる義理はないでしょう。
実際に、アビドスは孤立無援なのです。
一方、ホシノさん。
アビドスが攻撃されていることを知り、黒服さんに激昂します。
しかし、そもそも黒服さんの企業とは「カイザーコーポレーション」とは無関係だったようです。確かに、別に理事と黒服さんは上司と部下のような関係ではなく、むしろ理事は黒服さんに怯えている、といった描写がありました。
これはつまり、ホシノさんを引き取ったとしても、アビドスに義理立てする必要がないということを示しています。
さらに黒服さんは、カイザーPMCの本当の目的についても教えてくれます。
それは「企業を主体とした、生徒たちを兵器として育てる新たな学校を設立すること」。
キヴォトスでは生徒による自治が当然となっていましたが、そこで廃校寸前であったアビドスに目を付け、吸収するために借金を背負わせ、襲撃を行い、土地を買収し、追い詰められて最後の生徒会であるホシノさんが退学し、大義名分を得ることを狙っていた、ということだったようです。
どうやっても返せない借金。
どこからも来ない救援。
いなくなったホシノ先輩。
アヤネさんは、真剣に考えているからこそ、これ以上戦う意味を見出せなくなりつつありました。
徐々に士気を失っていく対策委員会。
しかし、そこに。
便利屋68が現れます!!
どうやら、ここでの防衛を手助けしてくれる様子。
雇用元であったカイザーコーポレーションを裏切り、助太刀してくれる理由は色々と本編で述べられていますが、結局は「なんか気に入らなかったから」というのが一番大きいのではないでしょうか。
結局、損得だけではないのです。
アルさんの判断なら、なおさらそうでしょう。
この時、アヤネさんが泣いていたことに対し、ムツキさんが怒りを露わにしていたことが印象に残っています。
アヤネさんとムツキさんは、以前投稿途中で先生を含めた三人で遭遇していました(記事未掲載)。
その際、先生を気に掛けるアヤネさんを見てか、ムツキさんはからかうような態度を取っていました。
思うに、アルさんやアヤネさんはムツキさんのお気に入りなのでしょう。
からかいやすいという点ももちろんあるのでしょうが、(これは完全に予想ですが)素直な性格をしている人物のことが単純にムツキさんにとって大事に思えるのではないかな、と思っています。
対策委員会の助けも受け、無事にカイザーPMCの襲撃からのアビドス防衛を成功した対策委員会。
決意も新たに、ホシノ先輩の救出を目指します!
④ホシノ救出作戦
さて、先生は一人、黒服さんのもとへ。
先生は黒服さんから事前に何らかの提言を受けており、交渉の場に立ちます。
黒服さんの目的としては、先生と協力関係を結ぶこと、そしてこれからはアビドスに関わらないこと、これのみのようです。
当然、こんな話に我らが先生が乗るはずもありません。
先生の目的は、もちろんホシノさんを返してもらうこと。
ホシノさんの退会届けには、まだ顧問としての判を押していません。
ホシノさんは自分の生徒だから。あくまでその一点張りです。
こういう姿勢の先生、かっこいいですよね。
「大人のカード」についても言及があります。
これは以前先生が対策委員会と紫関ラーメンに行った際に言及があったもので、筆者はただのクレジットカードだと思っていたのですが、どうやら違ったようです。
黒服さん曰く、それには特別な力があるが、使えば使うほど先生の生と時間が削られていくということ。
一体何なのでしょうか……?まさか現実世界のクレジットカードを指しているとか……?
ゲマトリアがホシノさんを捕えた目的は、「アビドス最高の神秘」を持つホシノさんを研究・解析することだそう。
この辺りの話は恐らくこれから明らかになっていくでしょうね。
交渉の最後、何か目的があるのか、黒服さんはホシノさんが捕えられている場所を先生に伝えます。
目標も定まりました。
先生はアビドスに戻り、対策委員会と共に改めて決起を行います。
しかしながら、救出のためには人員が足りていません。
そこで先生はある場所に趣き、協力を要請することにしました。
ある場所とは、ゲヘナ風紀委員会。
そこで先生はヒナさんと話すためにイオリさんと交渉に臨むことになりました。
……まさか!?
舐めた~~~~~!!!!!
ホントに舐めた!!ホントに舐めた!!(大はしゃぎ)
ほんとに舐めるんだ(冷静)
トリニティ総合学園のティーパーティーでも、アビドス、またカイザーPMCに対してどのように対応するべきか議論になっている様子。
例の条約も迫っている(多分、エデン条約?)ので大っぴらに動くことはできないが、カイザーPMCを抑制しておきたいという目的はあるので、何かやってくれるようです。
最後に、便利屋68。
アビドスを離れる前に、最後に紫関ラーメンに来ていた様子です。
お店は既に再建されており(柴大将、すごい!)、仲良く最後のラーメンを食べています。
ラーメン1つ1つの量もサービスしてくれています。一度はお店を壊してしまったというのに、なんて寛大なんでしょう……
便利屋も、アビドスとカイザーPMCの決戦が間近に迫っていることを把握しています。
そこでアルさんは、その決戦に対策委員会の助太刀として参戦する、と勇猛果敢に宣言します。社長かっこいい!
ついに始まった対策委員会とカイザーPMCの決戦。
戦力差は歴然ですが、これまでの関わりからゲヘナ風紀委員会、またトリニティのティーパーティーがそれぞれの形で支援を行ってくれます。
足舐めてた時はどうなることかと思っていましたが、交渉は上手くいったようですね。
各組織からの支援を受け、対策委員会はついにホシノさんが捕えられている場所の近くにまで歩を進めます。
しかしそこで、理事が対策委員会の前に立ちはだかりました。
背後には、カイザーPMCの全戦力と思われる膨大な数の兵とともに。
理事によればこの場所はかつてのアビドス高等学校本校だった場所だということです。
現在のアビドス高等学校は移転を繰り返した末に辿り着いた場所であり、かつてのアビドス高等学校はキヴォトスで最も力を持っていた学校であった、とのこと。
ゲマトリアはこの場所を指定してホシノさんの実験室を作るように要求したようで明らかに何らかの陰謀が感じられます。
例えば、「宝物」とか。
ホシノ先輩が閉じ込められている実験室はもう目と鼻の先ですが、このカイザーPMCをどうにかしなくてはなりません。
そしてそこにタイミングよく現れる便利屋68。
まさかとは思いますが、「ここは私たちに任せて、先に行きなさい!!!」とか言ってくれるんでしょうか……!!?!?
捕えられているホシノさんは、ユメさんのことを思い出していました。
ユメさんはかつて、ホシノさんにこんなことを言っていました。
廃校寸前のアビドスで、ホシノさんのようなかわいい後輩と出会えたこと。
ホシノさんと毎日一緒にいられること。
それら全てが、奇跡のようだ、と。
奇跡という言葉は、この第2章で何度か出てきています。
そのうち2度はユメ先輩のセリフです。
先輩は多分この言葉が好きで、現実主義的なホシノさんは、あまり好きではなかったようです。
ですが今は、それこそ奇跡でも起きなければホシノさんは再び対策委員会に会うことは叶いません。
夢なのか、幻聴なのか、ホシノさんは対策委員会のみんなの声と、何らかの轟音を耳にします。
それでもいいから、最後にもう一度────と声がする方向に向かうホシノさん。
そしてそこで、奇跡のような光景を目にすることになりました。
ユメ先輩にとって唯一の奇跡は、ホシノさんに出会えたことでした。
ホシノさんにとっては、二つの奇跡があったのかもしれませんね。
さて、最後にアヤネさんからその後の対策委員会についての現状報告が為されます。
要点は以下の通り。
借金は変わらず9億円のままであること。また、周辺の土地の所有権も変わらずカイザーコーポレーションにあること。
暴利となっていた金利、また月々の支払については適正化が為されたこと。
アビドス対策委員会は先生が公的な認証を行ったことで、アビドス高等学校の正式な委員会になったこと。
生徒誘拐事件の首謀者と見られた理事は、カイザーコーポレーションから追放され、指名手配される身になったということ。
さらっとまとまっていますが、結局便利屋はカイザーPMCに大立ち回りを演じきったと受け取っていいんでしょうか?そうだとしたらすごい、さすが社長……
借金は依然として課題として残ったままですが、定期的に受けていた襲撃にカタがついただけでも一歩前進と言えるでしょうか。
こうして、対策委員会編は一旦終わりとなります。
この続きはおそらく最終編、またその後の第3章で語られることになるでしょう。
書きたいこと全部書いたらとんでもない文章量になってしまいました。
エデン条約などは4章まであるみたいですし、この調子でいくと大変なことになってしまいますね。もう少し方針は考える必要があるかも。
長い記事になりましたが、以上になります。
本記事をご覧いただいた皆さんもありがとうございました。
次回、大暴れ
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