見出し画像

会社のバリューを策定しました

こんにちは、ピリカ人事の永田です。
この度 ピリカでは全社のバリューを策定しました。今回の記事ではバリュー策定の背景と、策定したバリューの概要についてご紹介したいと思います。

バリュー策定の背景

はじめに、ピリカで定めている企業理念の定義について整理しておきます。

  • パーパス(私たちの存在意義)
    「科学技術の力であらゆる環境問題を克服する」

  • ミッション(私たちが達成したいこと)
    「2040年までに自然界に流出するごみの量と回収するごみの量を逆転させる」

  • バリュー(ピリカで大切にしたい価値観・行動指針)
    今回新たに策定しました

これまでピリカではパーパスとミッションの内容を掲げ、環境問題の解決に向けた様々な事業を展開してきました。組織規模も徐々に拡大していき、社員数も50人に迫る規模へと成長することができました。

これまでの10年以上の期間で、組織として大事にしたい価値観や行動は、なんとなく共有されてきたように思いますが、今後も組織規模を拡大することを目指す上で、このタイミングで改めてそれらを言語化し、中長期的に成長し続けられるような組織風土を醸成するために、バリューの策定に着手することになりました。

バリュー検討のプロセス

バリュー策定のプロセスについても、簡単にご紹介させていただきます。バリューは「全社でのワークショップ」→「経営メンバーでのディスカッション」の2段階の検討を経て策定しました。ここでは全社でのワークショップの内容を中心に紹介させていただきます。

全社でのワークショップ
ピリカでは四半期ごとに全社員が集まって、各チームの取り組みを共有する四半期ミーティングがあるのですが、そこでピリカの全メンバーでバリューについて考えるワークショップを実施しました。ワークショップでは初めに以下の3つの問いから、ピリカとして大切にしたい価値観のアイデアを言語化することにしました。

  1. 普段の業務の中で、どんなことを心がけて働いてきましたか?

  2. ピリカという組織では、これまでどんなことが大切にされてきたと感じますか?

  3. ピリカという組織は、新たにどんなことを大切にすべきだと感じますか?

ワークショップではJamboardというツールでグループごとにアイデアを書き出し、近しい概念のグルーピングを通じて、アイデアを言語化していきました。以下いくつかのグループでのアウトプットをご紹介します。

経営メンバーでのディスカッション
全社でのワークショップを通じて得られたバリューのアイデアをもとに、経営メンバーでのディスカッションをしながら、ピリカのバリューを言語化していきました。
議論の中では「もう少し環境問題に向き合う姿勢を出したい」「全社員にプロフェッショナルとしての姿勢を求めたい」「それぞれのバリューの間で相互にコンフリクトしないか」など様々な意見が交わされながら、バリューの文言を詰めていきました。

策定したバリュー

こうした検討を経て最終的に以下の8つのバリューを策定しました。ピリカらしいユニークなバリューができあがったと思います。策定したバリューも今後変更される可能性もありますが、まずはピリカらしくこちらを実験的に運用することにしました!

  1. すべては環境問題解決のために
    ピリカは環境問題を解決し、克服するために存在する組織です。ピリカにおけるあらゆる活動や意思決定が環境問題解決に繋がっていることを常に意識し、常に問い続ける必要があります。

  2. 顧客価値「も」追求する
    ピリカにとって顧客は環境問題を共に解決する重要なパートナーです。もし問題解決と顧客価値が相反する場合、安易にどちらかを選ぶのではなく、敢えて二兎を追う道を模索します。

  3. 当たり前の基準を高める
    ピリカは環境問題解決の領域で世界一を目指しています。メンバーに対しても、能力、成果などの面で高い基準の「当たり前」を求めますし、基準自体も日々アップデートされていきます。

  4. すべてを明確に
    私たちは5W1Hや定量情報ですべてを明確にします。担当者や計画、根拠などが曖昧な時は、それらを明確にするための率直な質問と意思決定を推進します。

  5. たたき台を作る人が一番偉い
    何かを作ったり、提案したりするには、誰かがたたき台を作る必要があります。一見、賢そうな指摘や反論は、実はたたき台が無ければ生まれないもの。たたき台を作れる勇気ある人を私たちは心から尊敬します。

  6. 徹底的に事実に基づく
    まだ誰も解決できていない環境問題に挑む際、私たちにとって一番の拠り所となるのが事実です。ピリカは、空気でも、思い込みでもなく、事実に基づいて意思決定し行動する組織です。

  7. 小さく、はやく、たくさん試す
    私たちは、未検証の案に確信が持てるほど自分達が賢くないことを理解しています。実験を安く小さく設計し、はやくたくさん試した上で、有望だと判断した案を実行することで、一見すると無謀な、でも自分達は有望だと思える道を進みます。

  8. 自ら責任を負い、責任を果たすことで信頼を築く
    環境問題の解決は、社会からの要請があるからではなく、私たち自身の意志でやっていることであり、そう思うからこそ本質的な問題解決ができるとピリカでは考えます。社会においても、会社においても、責任を自ら引き受け、責任を果たせるようにベストを尽くしましょう。信頼は後からついてくるはずです。

最後に

今回会社として初めてバリューを策定することができましたが、組織に浸透していくのはまだまだこれからです。日常的にこれらのバリューが利用され、普段の会話や意思決定に使われるよう、これから風土醸成に取り組んでいければと思ってます。

またこうしたバリューに共感いただける方は、ぜひピリカへの入社を検討いただけると嬉しいです。現在募集中のポジションは以下となっております。