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【建築屋】アラフォールーキーの爽快1《少年時代》

 少年期、縦にも横にも大がらだった私は、親から運動音痴と呼ばれ、運動が嫌いで絵を書くことが好きな、内気のようで、社交性はある陽気な子供だった。

楽しむ事が大好きで、いつも楽しめることを探したり、考案したりして、周りを巻き込んで遊んでいた。

平和主義で喧嘩はできないタイプだったが、いつの間にやら周りに持ち上げられる格好で、リーダー的な役回りにハマっていた。

部活等が始まる頃になると、さほど運動が嫌いでは無いことに気付いたが、突き抜けて出来るということもなく、自分の得意分野は絵を描く事だと強く認識していた。

また、好奇心が旺盛で特に理科や算数に興味をもったため勉強も嫌いな方では無かった。

今思えば、この頃からひとつはっきり自覚した行動規範を持ちはじめていた。

それは「楽しめる事しかしない」というもの。

運動も勉強も遊びも人付き合いも、食わず嫌いはしないが、経験してみて、自分成りの楽しみが全く見い出せないものはズバズバ切り捨てていった。

逆を言えば大半の事には何らかの楽しみを見い出し、楽しみながら事に当たるということが得意だった。


 そんな少年だったが、今でも楽しみに於いては貪欲で、いつも楽しみを探し、期待されるされないに関わらず、周りを巻き込み、遊びを企画、運営してしまうところ。そして自分成りの楽しみが見い出せない事、楽しさを感じられなくなった事にはあっさりと見切りをつけてしまうところは、昔から一貫して変わっていない。

このことは一歩間違えば単なるわがまま。

そして私は絶望的に我慢が出来ない人間となってしまった。

やりたいと思ったことは是が非でもやってしまうし、その先に楽しみが見込めないと思うようなことは命令だとしてもやらない。

私は見た目はそのまんまの中年だが、頭の中はあの頃のまんま中二なのであろう。

 

 

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