BLACK EDGE 著者:pirafu doria 作画:pirafu doria 第329話 【BLACK EDGE 其の329 龍の猛攻】 龍のオーラがフレッタを襲う。 隠れていた龍のオーラがフレッタを噛みつき、そしてそのまま地面にぶつかろうとする。 このままでは地面に叩きつけられてしまう。フレッタは片腕を無理矢理引き摺り出す。 無理矢理出したことで、龍のオーラの牙に腕が擦れて、血が出てくる。 それでも痛みに耐えて腕を出した後、フレッタ
参上! 怪盗イタッチ 第17話 『アイスキングvs三人』 「本当にあの人達だけで大丈夫なの?」 ネージュはアイスキングに向かい合う三人の背中を見て、心配そうにアンに尋ねる。 アンは三人の背中を見て、安心し切った様子で答えた。 「あの三人が手を組めば、絶対に負けません」 イタッチ、ダッチ、フクロウ警部。三人が並んで、アイスキングを見上げる。 「フクロウ、ダッチ。道を作れるか?」 中央に立つイタッチは、アイスキングを見上げたまま、二人に聞く。二人も目線は動か
BLACK EDGE 著者:pirafu doria 作画:pirafu doria 第328話 【BLACK EDGE 其の328 見た】 控え室の窓からスカイとリトゥーンがブラッドとフレッタの戦闘を見ていた。 「見ましたか? リトゥーンさん」 「ああ、君にも見えたか……」 それはブラッドがフレッタの電撃を喰らい、倒れてしまった後である。 ブラッドの全身から黒いオーラが背中に集まると、そこから上空に向かって黒いオーラは飛んでいく。 そして点
参上! 怪盗イタッチ 第16話 『氷の国は終わらない』 アイスキングが倒れ、その前でネージュは膝をつき、両手を合わせて指を絡める。 「兄上……」 ダッチはネージュの後ろで、刀についた汚れをコートで拭き取ってから、鞘に収める。 「……すまねぇな、ネージュ。手加減はしてやれなかった……」 刀をしまったダッチはネージュの隣で倒れたアイスキングを見て目を瞑る。 「いえ、兄上も私も、本来はこの時代に生きているはずがない存在です。それに兄上を止めることができたんです、
BLACK EDGE 著者:pirafu doria 作画:pirafu doria 第327話 【BLACK EDGE 其の327 狂気】 ブラッドに電撃を浴びせたフレッタ。崩れゆくブラッドに 「俺の電撃にインターバルがあると思ったか。残念だが、それは間違いだ!!」 と言いながら倒れるのを見守った。 ブラッドが地面に顔をつけて倒れる。フレッタは倒れたブラッドに近づくことはなく、遠くからブラッドの様子を見る。 二回目の電撃。充電した電力をほとん
参上! 怪盗イタッチ 第15話 『イタッチとフクロウ』 「……ここがアイスキングの王の間か……」 階段を登り、フクロウ警部は王の間にたどり着いた。しかし、玉座はあるが、そこにアイスキングの姿はない。 他に誰かいないかと部屋を見渡してみると、赤いマントの人物が倒れていた。 「あれは……イタッチか!?」 フクロウ警部は倒れているイタッチに駆け寄る。 「……この傷は」 イタッチのお腹には大きな傷があり、刺されてできた傷のようだ。 「俺はお前を逮捕するのが夢だ
BLACK EDGE 著者:pirafu doria 作画:pirafu doria 第326話 【BLACK EDGE 其の326 蘇れ】 身体の自由が効かない。だが、痛みもない。 真っ暗な空間にブラッドは放り出されていた。 「……ここは」 首は動かないが、目を動かして左右を見る。だが、何もないし、何も感じない。そのはずだった。 ……お前は何者だ…… 何もないはずの空間で声。だが、聞こえたというと違う。頭の中に直接声が流れてきてる感覚だ。
参上! 怪盗イタッチ 第14話 『アイスキング様』 アイスキングは氷を滑りながら、イタッチへと接近する。杖の先端に氷柱をつけて、イタッチを串刺しにするつもりだ。 イタッチは折り紙で剣を作ると、向かってくるアイスキングの杖を剣で弾いた。 しかし、スピードで威力を上げていたアイスキングの攻撃を防ぎ切ることはできず、イタッチの頬を氷柱が掠る。 「ッ……」 さらに剣で弾いたが、イタッチの身体は後ろに数センチ飛ばされた。 「上手く避けたな」 攻撃が避けられ、アイ
BLACK EDGE 著者:pirafu doria 作画:pirafu doria 第325話 【BLACK EDGE 其の325 電撃】 電撃で動けなくなったブラッドをフレッタは遠くから見下ろす。 フレッタはブラッドが動けないのに近づくことはなく、距離を保っている。 電撃で身体の自由が効かないブラッドは、地面に這いつくばりながらフレッタを睨みつける。 「トドメを……ささねぇのか……」 今のブラッドはまともに身体が動かない。電撃や他の攻撃も避
参上! 怪盗イタッチ 第13話 『アイスキングの正体』 イタッチのアシストもあり、階段を登って最上階を目指すネージュ。彼女が階段を登り切ると、 「……ネージュ様、来ましたか」 王の間にたどり着いた。奥には玉座に座るアイスキングと、手前にはシャチの姿がある。 アイスキングは距離と霧で姿がはっきりと見えない。姿を確認するために近づきたいが、アイスキングに近づく前にシャチが立ち塞がる。 シャチはネージュに深くお辞儀をする。 「ネージュ様。お久しぶりでございます…
BLACK EDGE 著者:pirafu doria 作画:pirafu doria 第324話 【BLACK EDGE 其の324 黒い壁】 地面に叩きつけられたブラッドをフレッタは蹴って攻撃する。まともに食らったブラッドは蹴り飛ばされて、地面を転がる。 そしてブラッドが立ち上がろうと地面に手をついた時、フレッタは後ろに大きく飛んでブラッドから距離を取った。 距離を取ったフレッタはブラッドに手のひらを向ける。 「さぁ、今回はどっちだ……?」
参上! 怪盗イタッチ 第12話 『フクロウvsエンペラー』 フクロウ警部とエンペラーは向かい合う。フクロウ警部は拳銃を構え、いつでも発砲できる姿勢で、エンペラーは武器を持たず、全身の力を抜いた体制だ。 「フクロウ警部、君の力を見せてもらおうか!!」 エンペラーはそう言うと、腰を曲げて姿勢を低くする。フクロウ警部はこの状態からどう動かれてもいいように、すぐに撃てるようにする。 どう動いてくるか……。フクロウ警部が警戒する中、エンペラーが一歩踏み込む。 「──っ
参上! 怪盗イタッチ 第11話 『乗り込む』 「イタッチさん、無事侵入できたみたいですね!」 無線からアンの声が聞こえてくる。 「ああ、見張りという見張りはいなかったが、警戒して進んでいく。何かあれば、報告頼むぞ」 「はい! 任せてください!!」 アンの元気な返事を聞き、イタッチとネージュは先へと進む。通気口を伝ってお城を進んでいき、たどり着いたのは5階。 大きな空間で、天井には氷柱ができている部屋。そんな部屋の中央にペンギンが仁王立ちしていた。 そのペ