ピラフドリア

独学で創作活動をしています。実況・アニメ・漫画・小説など幅広く活動中。⭐︎毎週日曜日17…

ピラフドリア

独学で創作活動をしています。実況・アニメ・漫画・小説など幅広く活動中。⭐︎毎週日曜日17時に動画投稿中⭐︎小説『世界最強の兵器はここに!?』連載中。

最近の記事

第50話『恐怖の屋敷でサバイバル!!』

参上! 怪盗イタッチ 第50話 『恐怖の屋敷でサバイバル!!』  ネコ刑事とコン刑事は屋敷の二階へとやってきた。そしてそんな二人の前に不思議な扉が現れる。 「これって……この屋敷に似合わないすね」 「ハイテクだな」  それは機械でロックされた扉。押しても引いても開く気配はなく、扉につけられたモニターにパスワードを打ち込まないと扉は開かない構造になっていた。 「この部屋、絶対に何かあるっすよね」 「だな」 「でも、アタシ達だとこの扉開けられないっすよね」  コ

    • 第49話『吸血鬼の住む屋敷』

      参上! 怪盗イタッチ 第49話 『吸血鬼の住む屋敷』  吸血鬼から逃げたアンは、ダッチと合流した。 「ダッチさんも無事だったんですね!!」  アンはダッチに駆け寄る。ダッチもアンを出迎えるように両手を広げる。  ダッチの胸に飛び込んでアンはダッチに抱きつく。 「でも本当に良かったです! さっきすごく怖いものを見たんです! 本当に無事で良かった!!」  抱きついたダッチに顔を擦り付けるアン。そんなアンの頭をダッチは優しく撫でる。 「怖いもの? どんなものを見たんだ

      • 第48話『仕掛けだらけの屋敷』

        参上! 怪盗イタッチ 第48話 『仕掛けだらけの屋敷』 「シンメンタールさん、これ見てください」  屋敷に入ったラーテルが埃の落ちた扉と階段を見つける。それを見てシンメンタールは頷く。 「どうやら先に来ている人物がいるようだね」 「イタッチでしょうか?」 「いや、そうとも限らない。奥の扉と階段の二つのルートに分かれてる。ここで別れたか、別の者かだろう」 「どちらを追います?」  奥の扉と階段。先に屋敷に入ったものの痕跡は二つある。しかし、シンメンタールはあるこ

        • 第47話『恐怖の屋敷へようこそ!!』

          参上! 怪盗イタッチ 第47話 『恐怖の屋敷へようこそ!!』 「相棒……こりゃぁ、どういうことだ?」  ダッチは目の前の光景に汗を流す。 「ここにお宝があるんだ。今日はそのお宝を手に入れる。アン、来てくれてありがとな。ここじゃネットも通じないが、内部にはお前の力が必要になる仕掛けがある。なるべく現場には呼びたくなかったが」 「大丈夫ですよ! 私だってやる時はやるんです!!」  三人の前に聳え立つのは、コウモリの飛び交う巨大な屋敷。木造でできた洋風な屋敷にイタッチ達

        第50話『恐怖の屋敷でサバイバル!!』

          第46話『新たな敵の予感?』

          参上! 怪盗イタッチ 第46話 『新たな敵の予感?』  四神のメンバーに呼ばれたイタッチ達は、高級レストランで食事を楽しむ。  皆が食事を終えた頃、ウンランはタイミングを見計らってある話を始めた。 「そろそろ〜、本題と行こうか」  ウンランがそう言うと、セイリュウとメイヨウは表情を引き締める。何やら重要な話があるらしい。 「お前達、チンヨウという武道家を知ってるか?」 「チンヨウ……聞いたことあるな」  イタッチはその名前に聞き覚えがあるようで、顎に手を当てて考

          第46話『新たな敵の予感?』

          第45話『四神』

          参上! 怪盗イタッチ 第45話 『四神』  とある街にあるイタチの経営する喫茶店。その喫茶店の前に黒塗りの高級車が止まった。 「ダッチく〜ん。お兄ちゃん達が来ましたヨォ〜!!」  気持ち悪くほどの高いトーンの声と共に扉が開かれる。店内に入ってきたのは、スーツを着た虎と、龍、そしてインコだ。  その声に反応し、カウンター席でコーヒーを飲んでいたダッチが扉の方を向いて怒鳴った。 「誰が兄貴だ! お前は俺の部下だろうが!」 「形式上は部下でも俺達は同格……。かつての四神

          第44話『バッグを取り戻せ!』

          参上! 怪盗イタッチ 第44話 『バッグを取り戻せ!』  アンは入店してまずカウンターで注文する。このお店では先に注文して、後から商品が運ばれてくるという仕組みらしい。  コン刑事達が注文を終えて席に座っているのを確認してから、アンはカウンターのメニューを確認する。 「……怪しまれないようなものは頼まないと」  アンは小銭を握りしめて、買えそうなメニューを探す。しかし、どのメニューと値段が高く小銭で買えそうなものはなかなかない。 「こうなったら……これしかないですか

          第44話『バッグを取り戻せ!』

          第43話『秘密のデータを取り返せ!』

          参上! 怪盗イタッチ 第43話 『秘密のデータを取り返せ!』  今度は猫にバッグを取られて、アンはバッグを取り返すために必死に猫を追いかける。 「待ってくださーい!! 猫さーん!!」  しかし、アンよりも身体は小さいのに、野生の猫の方が動きが早い。 「はぁはぁ、猫さん早すぎです……いや、私も猫なんですけど…………」  アンが息を切らして足を止める中、猫は道路を進んでいく。しかし、交差点で車が飛び出してくると、猫は車に驚いて咥えていたバッグを落としてしまう。  そし

          第43話『秘密のデータを取り返せ!』

          第42話『アンのドキドキ探検』

          参上! 怪盗イタッチ 第42話 『アンのドキドキ探検』 「ふんふふん〜!!」  子猫がスキップをしながら、住宅街を進む。彼女の名前はアン。怪盗イタッチ一味の一人であり、ネットを使ってイタッチ達をアシストする少女だ。  彼女は近くにある電気街で新しいパソコンのパーツを手に入れて、ウキウキになりながら自宅に帰ろうとしていた。 「まさかこんなに安く手に入るなんて思わなかったです! 帰ったらイタチさんとダッチさんに自慢しないとですね!!」  上機嫌なアンだが、交差点を曲がっ

          第42話『アンのドキドキ探検』

          第41話『探偵の夢』

          参上! 怪盗イタッチ 第41話 『探偵の夢』  ──子供の頃、読んだ本。そこに登場した探偵は、あらゆる事件を解決して困っている人々を助けていた。  報酬は求めず、感謝の言葉だけが探偵を動かす動力。そんな探偵に一人の少年は憧れた。  ⭐︎⭐︎⭐︎  都内にある事務所。そこでマットの上で牛が腕立て伏せをする。 「98、99、……100」  100回をやり終え、シンメンタールは力を失い、地べたに寝っ転がった。 「え、えぎぃ〜」  疲れて寝転がるシンメンタールに、ラー

          第41話『探偵の夢』

          第40話『覚醒の力と折り紙』

          参上! 怪盗イタッチ 第40話 『覚醒の力と折り紙』  イタッチとダッチの二人と向かい合うのは、フクロウ警部、コン刑事、シンメンタール、ラーテル、ノイシ館長達であった。  今回イタッチの狙うお宝はビッグムーンストーン。そのお宝は五人の手によって守られている。 「相棒、これからどうすんだ?」  ダッチは刀を構えながら尋ねる。すると、イタッチはニヤリと笑う。 「そんなの決まってるだろ。俺達は怪盗だ。どんな手を使ってでもお宝を盗み出す!!」  イタッチはマントの裏から折

          第40話『覚醒の力と折り紙』

          第39話『探偵vs怪盗』

          参上! 怪盗イタッチ 第39話 『探偵vs怪盗』 「どちらも偽物だと……」  シンメンタールの言葉を聞き、ダッチは不思議そうに首を傾げた。  シンメンタールは自身ありげに、部屋を徘徊しながら、 「変装が得意なのか、イタッチだけじゃないということさ……。そして君も、君の相棒も僕によって捕まる。…………今だよ、フクロウッ!!!!」  シンメンタールが合図をすると、部屋の端にある段ボールが開く。そして中から三人目のフクロウ警部が現れた。 「よくやったぞ、さすがシンメン

          第39話『探偵vs怪盗』

          第38話『対決シンメンタール』

          参上! 怪盗イタッチ 第38話 『対決シンメンタール』  アゲート美術館。そこの三階にある宇宙エリアのビッグムーンストーンの展示室。そこにフクロウ警部、ネコ刑事、コン刑事、シンメンタール、ラーテルの五人が集まっていた。  その他には他の展示室に3名ずつ警備員を配置。外にはパトカーが三台と40名の警察官が美術館を囲う。  展示品であるビッグムーンストーンを眺めて、コン刑事が呟く。 「本当に美しい宝石っすね〜、こんな綺麗なものがあるなんて。凄いっすよ」  その言葉を聞き

          第38話『対決シンメンタール』

          第37話『フクロウ警部とシンメンタール』

          参上! 怪盗イタッチ 第37話 『フクロウ警部とシンメンタール』  喫茶店のあるビルの2階。そこに三人の動物が集まっていた。 「イタッチさん、今回はどうするんですか? ニュースでもやってましたけど、シンメンタールさんが捜査に協力するらしいですよ」  パソコンを操作しながら、アンがイタッチに尋ねる。イタッチは印刷したアゲート美術館の構造を確認していた。 「シンメンタールか。厄介な相手かもな。だが、俺は盗むと言ったお宝は諦めない。絶対に盗んでみせる」  イタッチの言葉

          第37話『フクロウ警部とシンメンタール』

          第36話『もーもー探偵の巻き』

          参上! 怪盗イタッチ 第36話 『もーもー探偵の巻き』 「シンメンタールさん、これを!!」  背中を灰色の毛に覆われた動物が、地面に落ちていたペンを拾い上げる。 「ラーテル君、それは?」 「きっとこれが事件の原因です!」  ラーテルからペンを受け取った赤褐色の身体に白い顔の毛の牛が頷く。 「良くやったぞ。ラーテル君、事件の真相がわかったぞ!!」  ⭐︎⭐︎⭐︎  とある街にある3階建てのビル。そこの一階にはイタチの経営する喫茶店があり、上にはイタチと居候の子

          第36話『もーもー探偵の巻き』