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自分の傾向を知って夢を叶える~ナースのキャリア診断を受けて~

あけましておめでとうございます。
今年は看護だけでなく様々なテーマで記事を書いていこうと思います。
2021年もよろしくお願いします☆

さて、今年最初のテーマは「キャリア診断」です。
みなさんは自分の性格や強み、選ぶ職業にどんな傾向・特徴があるのかご存じですか?
最近では、就職・転職活動の時の適職診断や、ストレングスファインダーもご存じの方が多いのではないかと思います。


自分のしたいこと、実現したい夢については前記事に詳細を書きました。

しかし自分が選ぶ方向性は果たして自分に合っているのか、またどのような分野を伸ばせば夢の実現に近づくのか。そこまで具体的に考えられているか正直自信がありませんでした。
そんな時昨年受講したライター講座で仲良くなった方にお誘いを受けて、ホランドの職業選択理論を応用したナースのキャリア診断を受けてみました!
実際受けてみると知らなかった自分の能力にも気づくことができ、何よりポジティブに自分を受け入れられるような・・・「ホッとした」というのが一番の感想です。
今回はホランドって誰?というところから、私の診断結果と活かし方まで詳しくお話していきます。


1.ホランドの職業選択理論とは

職業選択理論/ホランドの六角形(リアセック/RIASEC)は、アメリカ合衆国の心理学者ジョン・L・ホランド(John L . Holland, 1919-2008)が提唱した理論です。
パーソナリティ(個人の職業興味)と環境(職場の環境)のタイプを6つに分類し、個人と職場のマッチングをはかる六角形モデルを提唱しました。

ホランドの6角形(RIASEC)

これらそれぞれのタイプは具体的にこのように説明されます。
【パーソナリティの6つのタイプ】
パーソナリティ(個人の職業興味)の分類は以下の6つです。頭文字を取ってRIASEC(リアセック)と呼ぶことが多いです。

現実的タイプ(Realistic) → 物や道具を扱うことを好み、秩序や組織的な活動を好む。技術関係の仕事に向いている。
研究的タイプ(Investigative) → 数学、物理、生物などに興味があり、好奇心が強く学者肌。物事の分析、意見を明確に表明する。
芸術的タイプ(Artistic) → 慣習にとらわれず、創造的。繊細で感受性が強く、独創的な発想が得意。創造的な職業を好む。
社会的タイプ(Social) → 対人関係を大切にし、教育、人の援助などの仕事を好む。社会的な活動にも積極的。
企業的タイプ(Enterprising) → リーダーシップを取り、目標達成を好む。説得を得意とし、野心的な活動を好む。
慣習(習慣)タイプ(Conventional) → データなどの情報を体系的にまとめるのが得意。責任感があり、緻密な活動を好む。

【環境の6つのタイプ】
環境(職場の環境)の分類は以下の6つです。

現実的環境 → 具体的な指示に従って組織的に活動することが多い。
研究的環境 → 観察し、組織的・創造的な研究をすることが多い。
芸術的環境 → 非組織的な活動や芸術的な創作活動が多い。
社会的環境 → 支援や教育などの他人への働きかけをすることが多い。
企業的環境 → 目標を達成させるなど、他人への働きかけをする場合が多い。
慣習的環境 → 整理や計画など明確で順序だった仕事が多い。
(参考:https://kip-biz.com/career/holland-riasec/)

これらのどれに当てはまるかをR-I-A-S-E-Cのそれぞれの項目に分かれたいくつかの質問に答えて抽出していきます。
そして、その中で最も当てはまる上位3つを「スリーレターコード」といい自分の興味のある分野を表しています。
例えば上位3つが「I」「S」「A」だった場合、研究的・社会的・芸術的な要素がある職業が合っていることを示しています。

2.結果を受けて

わたしのスリーレターコードは「S-E-I」でした。
つまり、
S(Social/社会的)
E(Enterprising/企業的)
I(Investigative/研究的)

そして、上記3つの表向きの能力に加えて
元々持っているか後天的に身についたものとして
R(Realistic/現実的)
そして先天的に持っている能力A(Artistic/芸術的)
というのが挙げられました。

S:社会的・・・看護師のベースとなるもの。人と接する、人を援助するなどの仕事に向いている分野になります。
E:企業的・・・企画、管理、リーダーシップなど。フリーランスナースにも向いている分野。
I:研究的・・・研究、調査、情報を集めるなど。アセスメントや科学的根拠に基づいた看護なども当てはまります。
R:現実的・・・機械、ものを扱う、動物にふれる(トリミング)など。レスピレータ―を扱うなど機械を扱う分野が合う傾向にあります。
A:芸術的・・・独創性や想像力に恵まれる。自分の感性で得たものを表現することに長けている。ライターやブロガーが合う分野です。

私の場合はメインの3つS-E-Iと共に隠れた能力としてR-Aも出てきました。
ですが、多く当てはまる場合は自分の経験値が不足していることも示唆するため解釈には注意が必要です。
そしてIとRに関しては能力としてはあるけど、苦手意識を持っているものでもあるということも再認識しました。
(現実的に考えてるつもりでも感性で突っ走るタイプです。(笑))

ただ、わたしがこれからしたいと思っている仕事内容に沿って考えてみるとこの結果が結構しっくりくるんです。

訪問看護は、利用者さんの自宅でその環境や生活に応じた看護が必要不可欠で、発想に富んだ柔軟性の求められる仕事です。(S-E-A)
看護師ライターは、自身の看護経験や医療知識に基づいたテーマを読み手がわかりやすい内容かつ科学的根拠に裏付けられたものを的確にチョイスして言葉にしていくスキルが必要です。(A-I)
訪問アロマは、事業確立し運営する能力も必要ですし個人のマネジメント力、営業スキルも必要です。更にアロマテラピーにおいても効能と相手の反応を科学的にアセスメントしてケアに活かすことが大切です。アロマのブレンドやケア内容を作り出すオリジナリティの見せ所でもあります。(S-E-I-A)

そしてすべてにおいて現実的(R)に考えて今必要とされているニーズを的確に捉えながら、自分自身を常に客観的に評価してコントロールしていく必要があります。

ポジティブに自分の能力を受け入れることの大切さ
ここでわたしが特に強調したいのは、診断結果が全く同じ人がいたとして同じようにコンサルを受けたとしても、相手がどう捉えるかはその人次第ということ。
それが悪いわけではなく、いかに前向きに捉えてこれからに活かすことができるかが大切だと思いました。
今回診断をしてくださった湯本さんもそうお話してくださいました。
そのことがとてもわたしの気持ちを後押ししてくれて、とても嬉しかったんですよね。

わたし自身、今まで人に褒められたりしても上手に受け止められず「いやいや、そんなことはないです」とか「まだ足りないんです」と謙遜することが多い人でした。(謙遜というか事実不足してるものが多いのですが。←こういうとこw)
ですが、人に褒められたら「そういっていただけて嬉しいです。ありがとうございます。また頑張ります。」これでいいんです!
最近読んだ「神メンタル」の著者、星渉さんの音声プログラムを毎朝聞いて一日をスタートさせるのがここ数日の日課になっているのですが、ちょうど今日がそのようなテーマでした。


自己肯定感を上げたい人にはとってもおすすめ。
わたしは今年の年明け一番にこの本に出会い、そこからアファメーションを忘れずに毎日一日の始まりに自分と対話するようにしています。
スピリチュアルの世界においてのアファメーションとは、私たちが自分の人生に呼び込みたい真実を明言することを示しますが、星先生の場合は脳科学的なメカニズムに基づいた方法で教えてくださるのでとても説得力もあり、実行しやすいんです。
この話はまた今度ゆっくりしますね☆

謙遜するとは相手が褒めてくれたことを受け止めず、拒否してしまうこと。それは相手がせっかく承認してくれたことをなかったことにしてしまう。悲しいことですよね。
更に、相手も「せっかく褒めたのに」と傷ついてしまい次から褒めることをやめてしまうかもしれません。
逆に、いつも「ありがとう」と受け止めて返すことが出来る人には、相手も「喜んでくれて嬉しい。また今度良いところを伝えよう」となりますよね。
わたしもこれから自分を認めてあげられる練習を続けていきたいと思っています!

少し話は逸れましたが。
自分を認めて受け入れてあげること。
このような能力があるんだ!こういうことが苦手なんだ!ということを認めてあげて、それを受け入れて自分のやりたいことに活かす方法を考える。
そんな能力を意識するだけで、自分の行動も変えていきやすいし、目標に到達するための具体策も考えやすいです。

3.どのように目標に活かすか

さて、自分の傾向がわかったところでこれをどう活かしていくかが重要になります。

特に新しく本格始動しようと思っているライターと訪問アロマについては、これからの目標設定とスケジュール、具体策に反映させていきたいところです。
湯本さんからのアドバイスは「IとRには苦手意識も持っているので、その苦手意識を取り除いて能力を伸ばすことで、新しいものに取り入れて独立することにつなげるといい。
Aの能力、自身の感性で得たものを科学的に根拠に基づいてアイディアを世に送り出す。」とのこと。
つまり、
①科学的根拠が持てるように知識や経験を蓄える努力を続けること。
②現実的に求められているニーズを調査してアセスメントすること。
③その二つを、自分の感性で得たアイディアに合わせて、企画運営していく。

と、わたしは捉えました!
更に、今の職場環境で得られるものは何か、戦略的に考えることで
人脈形成、スキルアップを図り次のステップへ進むことも一つの策だと教えていただきました。
これも現実的なところとして必要なことですよね!

毎月ごとの目標に具体策を落とし込む
年明けすぐにわたしが始めたことがもう一つあります。
それは一年後の目標を決め、それを達成するための項目を抽出し毎月ごとの目標に落とし込むことです。
更には毎日何を達成したか一日の終わりに書き込み評価します。何をしなければならないかToDo リストも忘れずに確認しています。
ここに今回得たキャリア診断での学びも追加することにしました。

例)必要な知識として、訪問アロマを開業されている方の情報を仕入れる、ライティングスキルを磨くために〇〇さんの記事を毎日読み学びを書き出す、など。

このように今回わたしの能力傾向を更に伸ばすことができるように、そして苦手意識をカバーできるように具体策に書き込むことで、よりわかりやすく実践しやすいものに変わったと思います。

4.まとめ

今回のキャリア診断で引き出された自分の得意分野や潜在能力、苦手意識。そしてそれらをポジティブに受け止め、意識を持って具体的に取り組むことで今後の夢に対する自分の行動がかなり変わってくるということを実感することができました。
今の自分でいいんだ、苦手なところは助け合えばいいんだ、という安心や自分を認めてあげること、それが自己肯定感にもつながることも気づくことができたのは大きな収穫でした。夢を実現する第一歩に必要不可欠なものだと思います。

今回、キャリア診断をしてくださったのは湯本枝里子さん
笑顔が素敵で、話しているだけで元気をいただける魅力いっぱいの方でした。
このような機会をくださり本当にありがとうございました!

湯本 枝里子さん
スマイル・ココロオフィス代表 ナースキャリアコンサルタント
28年間のナース人生で、幾度となく「看護に疲弊」を経験。
スキルを磨くことだけでなく、ナース自身の自分軸となる人生設計「キャリアデザイン」の大切さを実感。ナースのキャリア構築の普及に尽力中。
✽看護師、看護教員
✽キャリアコンサルタント【国家資格】
✽心理カウンセラー
✽TCマスターカラーセラピスト
✽キャリア教育、心理カウンセリング講師


これから自分の人生を考えるときに、自分を何より大切に、自分が幸せになるためにというのが一番でいいと思うんです。
自分が幸せじゃないと誰かのためになんて動けないし、きっと心身共に疲れてしまいますよね。月並みの言葉ではありますがそれは何をするにしても大事なことだと改めて思います。

興味のある方はぜひお声かけください☆
ぴっぴtwitterはこちら⇒ @RSpippi_1208


みなさんの新しい一年のスタートが笑顔とワクワクしたものになりますように。

それではまた次のテーマでお会いしましょう!


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