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”場所”を問わないアート体験。心動く瞬間をオンラインで日常に

オンラインアート体験「leap2live」全2回に参加した。


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leap2live × 渋谷区実証事業 Innovation for New Normal

①2021/1/17 19:00〜20:30 山崎阿弥+マイケル・スミス-ウエルチュ+カール・ストーン@コンツェ恵比寿
②2021/1/31 20:00〜21:30 藤原佳奈+佐藤蕗子+李そじん+南川朱生 @電車とバスの博物館


正直、感想をうまく言える気がしないので、書こうか迷ったのですが、これが日常になったその先を見たいなぁと思ったので、メモ的に書いておきたい。
  
前提として、私はかなりオンラインコミュニケーションに慣れてるタイプだと思う。そして、もともと感受性豊かな感動屋さんである。昨日も道を歩いてて、ビルの影絵が別の何かに見えて、にやにやしていた。
 
オンラインには想像力が試される。
特に、アートなんて小難しい顔して見ないといけないモノって思ってる場合は、さらにハードルが高いものかもしれません。

渋谷区実証事業「leap2live」は、渋谷区内の取り壊し予定のカフェや「電車とバスの博物館」で各アーティストが実演し、Zoomで配信された。
 
画質は鮮明ではなく、ネット環境上、音も途切れることもあった。
それは改善するだけなので、私が取り上げるべきはそこじゃない。

実際にそこにいるだけじゃない、なんとも言えない浮遊感があったのだ。
イヤホンで聴いてるからかな?少し暗くした部屋で見てるから?周りに人がいないから?
没頭できるのだ。

場で起こる体感的な空気のふるえはないけれど、呼吸の音は聞こえる。
なんじゃこりゃ。

見る側のリアルライブでは、五感をつかってるようで、全部をなんとなく使っているのかもしれないな。体を委ねるだけって楽だから。
leap2liveでは、ちゃんと聴こうとして聴いて、見ようとして見ている。
うーん、感覚をうまく使うのって難しい。でも面白い!

ここまで書いて、私がマジメにアートと向き合うためにしっかりと見ていると思うじゃないですか。違うんです。
部屋でお酒飲んだり、なんならご飯を食べながら見ていましたよ。
なんなら、その前にサウナでととのって来ました。

つまり、超超リラックスして、週末のアート鑑賞を自分の部屋で楽しめていたのです。
この状況が最高にたのしいし、うれしいなって。
日常的に、意味のわからん代物にであって、心をふりこを揺らしまくりたいんだよね。その気持ちにフィットする体験だった。

コロナ禍で「体験」の総量は減ってしまったのかもしれない。でも、じゃあ出合えない、なくなりつつあるって、そんなこと全然ない。

最近、島田紳助さんの動画を見て、
「何かを覚えるには心で覚えること。そのためには、心を動く瞬間にたくさん出会うこと」という部分に、かなり感銘をうけた。

批評家ではなく、楽しみ方の伝達者でありたいと思う。
そうすれば、自分の周りも、日常ももっと豊かになる。



【ダイジェスト】leap2live ✕ SIW2020 special session 『交錯する身体 Interlaced corpus』

Ami Yamasaki「Voice, Mouth, Tongue, Throat」


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