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【シティリーグS4ベスト4】カメポチャはくばスイクン【ポケモンカード】

こんにちは、Summitと申します。普段は東京でゲームポケットモンスターシリーズ(VGC・シングル・過去作)のイベントであるぽちゃオフを開催しておりますが、ポケモンカードも大好きです! 公式イベントや友達とのカジュアル対戦はもちろん、近年はポケモンカードの大会に熱心に取り組み毎日のようにポケモンカードのことを考えています。

ここ最近は新規参入される方が非常に多く、3年前の大ブームを髣髴とさせるほどにポケモンカードが盛り上がっています。ジムバトルに足を運ぶとソードシールドシリーズから始めた方も多く見受けられます。そんなこともあり、ちょうどシティリーグアディショナルシーズンの開催も控えているので少しでも多くのポケモンカードプレイヤーの参考になればと思いデッキを紹介します!
今回紹介するのは11月13日に埼玉県で行われたシティリーグ(32人規模)で予選全勝、ベスト4になったデッキです。
ベースは今の環境でよく見るデッキですが、従来の構築に珍しいギミックを加えたデッキとなります。カードを数枚変えるだけで戦略や有利不利も変わりますし、そういった構築の楽しさや大会に向けての考え方を雑談交じりではありますがお伝え出来たらなと思います。

紹介するデッキについて

今回紹介するのははくばバドレックスVmav+スイクンVを組み合わせたはくばスイクンと呼ばれるデッキをベースに組んだものです。うまくいけば先攻2ターン目から相手のVポケモンを倒しながら場を制圧できる、インテレオンを絡めた柔軟な戦略を取れるなど使用率も高く、シティリーグやチャンピオンズリーグでも多くの結果を残してるデッキです。
おおまかな枠組みはできているもののはくばバドレックスとスイクンどちらに軸を寄せるのか、クロススイッチャーの有無など多少の個性が出ます。

シティリーグの使用候補を考えるにあたっていくつも候補がありました。10月はCL京都の結果を受けてクワガノンの増加⇒れんげきウーラオスの復権⇒再びミュウの増加など週毎に変化の傾向が見て取れました。CL福岡の後に再びリセットされてそこから毎週変化していくと予想して直前まで複数のデッキを候補として練習していました。しかしCL福岡直後の結果を見ると会場によって勝ち上がっているデッキも使用率もまるで違いました。

そもそも2020年秋からのシティリーグは昨今の情勢により開催数を増やしたうえで1会場辺りの定員が大幅に減らされていたりと分散してしまっているので、会場や地域によって使用率も結果も違うことが多いので環境を読むこと自体が以前に比べて非常に難しいです。なのであるデッキの対策に重点を置いた所謂メタデッキを選択しにくいのですが、その中でもある程度は予想しやすかった10月に比べて11月上旬は本当に予測が困難になってしまいました。
とは言え思考放棄していいわけではないのでアルセウス&ディアルガ&パルキアGXやミュウVmax、クワガノンやこくばバドレックスVmaxなどデッキパワーが高く対応できる範囲が広い人気のデッキは一通り候補になりました。

今のレギュレーションは先攻で圧倒できる可能性を秘めているデッキの台頭、劣勢時の逆転が容易ではないことが悩みでした。引き運には自信がないので展開が遅れたり相手にテンポを取られてもワンチャンス可能性を作れるデッキを使いたいと考えました。
そこで狙ったタイミングで頂きへの雪道とリセットスタンプを安定して使うことができ、取られるサイド枚数をある程度調節できるはくばバドレックスVmax+スイクンVのデッキに注目しました。先攻ではダイランスやブリザードロンドなど少ないエネルギーから高火力を放つことができ、インテレオンラインを採用することで劣勢時も的確に必要札を揃えて逆転の可能性を作れます。
しかし雪道スタンプでも止まりにくい(対策している)デッキも数多くいるのと大量ドローから場を制圧するようなパワーがないことが懸念点となりました。

新たなる可能性

上の話は一旦置いておきます。
11月3日のCL福岡にてスタンダードレギュレーションからCのカードが外れることが発表されました。個人的にTAG TEAMはとても思い入れがあります。初のTAG TEAM登場2日後にシティ優勝させてくれたピカチュウ&ゼクロムGX、大好きなポッチャマが進化せずに戦えて環境でも一線級だったカメックス&ポッチャマGX。他にも多数のTAG TEAMに思い入れがあり、いやもうほんと感慨深いですね。

カメポチャSR

さて、今回お話するのは世界の幅広い層に多くの人気がありプロジェクトポッチャマ発足により大活躍中のポッチャマと原作のパッケージも飾り初代から根強い人気のあるカメックスのTAG TEAM。2年前は当時猛威を振るったレシラム&リザードンGXに強く出れる、中打点への回復、アルセウス&ディアルガ&パルキアGXの相方としても相性がよく、チャンピオンズリーグやシティリーグでも上位入賞に輝く一線級のポケモンでした。ソードシールドシリーズになってから相性のいいカードがスタンダードから外れてしまったり数値のインフレなどで活躍も難しくなってしまいましたが、大のポッチャマ好きとしてはまあ何としてももう一度一緒に戦いたいわけですね(笑)

そんな中シティ練習の息抜きにこのカードを活かすデッキを考えていました。「水エネルギーをつけるのはモスノウがいいけど、インテレオンのうらこうさくで回復に使うエネルギー供給や雪道スタンプなどの妨害札、クイックシューターでVmaxへの足りない打点を補いたいよな~。けど枠がないしモスノウ抜いたらエネつかなくて困る・・・。」など悪戦苦闘していました。デッキパワーを補うためにはくばバドレックスやスイクンなども組み込んでみるとまあはくばスイクンでいいってなりますし。「れんげきウーラオスなどに対して回復は強いし、GXによる麻痺は雪道スタンプと相性がいいし、メロンが対応さえしてたらなぁー」と何度も思いました。

キバナ

「キバナならGXにもエネ付けられるじゃん!」
見つけちゃいました。しかしすぐにまた頭を悩ませることになります。
「1ターンで即起動することができないし、そうなるとせっかくベンチに置いといて手張りしなくちゃいけなくて戦えるマッチが相当限られてしまうなぁ。2枚つける方法ないかな・・・。」













マチス

また見つけちゃいました。マチスの作戦からキバナを2枚使うことで1ターンに2枚エネルギーをつけることができます。一見難しそうに見える戦略ですがキバナで2枚目のキバナを加えることもでき、うらこうさくジメレオンとインテレオンを組み込むことである程度の再現性は保てるのではないかと思いました。
この2枚のカードははくばスイクンに無理なく組み込めるので「こう考えるとシティ使用候補のはくばスイクンにもこの戦略は活かせるな。なんならここにカメポチャを入れて相手を驚かせる切り札にしちゃおうかな。」なんて考えて友達との対戦やジムバトルに持ち込んで遊んでいました。しかしここで予想外のことが起こります。
なんとカメックス&ポッチャマの起動はそれなりの再現性を持っていました。それどころかこのカードのおかげで逆転できた試合が何度かありました。

「これ煮詰めてシティリーグに持ち込めないかな??」

そう考えはじめるほどに強かったのです。たしかにCのカードがスタンダードで使える最後のシティリーグに好きなポケモンと戦いたい。感情論で採用に思い立った一面があること自体は否定しません。しかし自分がシティリーグに参加する理由は上を目指し勝ちたいと思っているわけなので流石に感情論や好き嫌いだけでデッキやカードを選択しません。
やるからにはこのカードを採用することで本来の構築からデッキパワーを落とさないことを採用条件とする、つまり従来のはくばスイクンと得意不得意なマッチが変動したとしても勝率が落ちないことが本番に持ち込める絶対条件だと胸に刻んで調整に入りました。
そりゃもちろん大好きなポッチャマと一緒に大会で結果を残せたらポケモントレーナーとしてこれ以上嬉しいことはないですからね。

はくばスイクンはGX権が余ること、現環境ではポケモンいれかえなどの入れ替えカードの採用枚数を抑えているデッキも少なくないことに着目しました。はくばスイクンに麻痺ワザを組み込むことでリセットスタンプ+頂きへの雪道でワンチャンス作る逆転のターンを従来のデッキに比べてより強固にできると考えました。
それに応じて基本のベースははくばスイクンに寄せ、カメックス&ポッチャマは回復よりGX権とHPが高いことによる最後の砦として逆転の切り札という立ち位置として活かそうと構築がまとまっていきました。


(ちなみにはくばバドレックスにクロススイッチャーを採用したスイッチャーはくばというデッキが流行っていますが、デッキを考えていた中でスイクンカメックスポッチャマはくばを略してスイッチャ"マ"はくばって言えるということに気付いてしまいました。)


デッキレシピ

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各カードの採用理由など

☆ポケモン 21枚

〇カメックス&ポッチャマGX 1枚
真の切り札。
上で説明した通り劣勢を捲る可能性を作れるポケモン。相手に動かれたら負けという場面や他のポケモンは相手の攻撃を耐えられないという数多くのシーンで活躍してくれました。ダメージを与えながら麻痺にできる点が最重要なので基本的にはサイドを取らせてからスタンプと併用して技を撃ちます。
後ろにスイクンやバドレックスが待機していられればいいが、終盤にこのカードを出すときはアタッカーが倒されインテレオンラインしかベンチにいないことも多々あります。そのためクイックシューターを絡めて次のターンのスプラッシュメーカーでHPの高いVmaxを倒す(120+190や140+190)なども常に頭に入れておきます。
またスイクンもバドレックスもインテレオンも全て一撃で落とせるザシアンVのブレイブキャリバーを耐えるのも非常に優秀です。現環境ではアルセウス&ディアルガ&パルキアGX+ザシアンデッキにげんきのハチマキやくちたけんの採用が少ないためほぼ確実に耐えることができます。こちらからは一撃で倒せないものの雪道スタンプと併用することでさらに1ターンもらえることも多く、オルタージェネシスやツールスクラッパーで乗り越えられてしまうタフネスマントスイクンにはない強みです。
現環境ではあまり多くはないですがベンチにダメカンを蓄積させるデッキなどには序盤から置いて手張りで育てます。回復に回せるエネルギーが入っているデッキではないのですが一回ずらせるだけでも全然変わってきます。この場合は他のポケモンもキバナやメロンを駆使して安易に手張りでエネルギーを消費しないように心がけます。

〇はくばバドレックスV 2枚
ダイマックスするとメインアタッカーになります。後攻1ターン目のつきさすやサイドを3枚取らせたくないときのブリザードランスも常に視野に入れて安易にダイマックスしないことが大事。
スイクンに軸を寄せるわけでないのであれば3枚入れることを推奨します。1ターン目に置ける確率もそうですが2体置いておくことでボスを撃たれてももう1体が次に戦えることもあり3枚目があるとより強力な盤面を作れます。
とはいえ今回はVmaxを2体押し付けたいとき代わりにカメックス&ポッチャマがその役割を担えるとみて枠を絞るためにやむを得ず2枚にしました。

〇はくばバドレックスVmax 2枚
メインアタッカー。
エネルギー2枚でポケモンVを一撃で倒すことができるのは大きな魅力。さらに高いHPにより大抵の攻撃は1発耐えることも大きなメリット。とはいえダイランスでエネルギーを全てトラッシュした場合、返しにマリィやリセットスタンプ等で1ターン隙が生じてしまうと本末転倒なのでそこも考慮したうえで場や山札を管理することが重要です。
序盤にサイド先行するのも強みですが、上に書いた通り安易にダイマックスやダイランスによるエネルギートラッシュを行うと負け筋を作って逆転されてしまう可能性があります。そのため状況に応じてスイクンやインテレオンで戦い、終盤にダイマックスするプランも多いです。

○スイクンV
メインアタッカーその2。
相手依存だが2エネで高い打点を見込める上に特性も強力。中盤以降は210ラインを一撃で倒されることもそれなりにあるため、基本的には序盤や取らせるサイドを2枚で抑えたい時に出す。
このデッキは序盤からテンポを取るにしても劣勢から捲っていくにせよHPと火力が高いはくばバドレックスの方が戦う頻度が多く、カメックス&ポッチャマや後述するインテレオンを起動しやすいことなどから使わない試合もそこそこあったので1枚採用も試しました。しかし序盤のドローと低コスト技の強さと1-2-2-3枚などサイドの取らせ方に幅ができるのが強力なため2枚採用にして正解でした。
余談ですが逆にスイクンVに軸を寄せ、タフネスマント複数枚ややまびこホーンなどを採用している場合は3枚目以降の採用が必要になってきます。

○メッソン 4
メッソン以外にれんげきのたねポケモンはいませんが後攻1ターン目にメッソンを並べられるだけでも強力なためれんげきのメッソンを採用してます。
どんどんよぶを使う際に手張り権を使いますが倒されても逃げてもメロンやキバナに必要な水エネルギーをトラッシュできます。
どんどんよぶの返しに倒されてしまったあとの残り5枚のサイドをどう取らせるかを考えてアタッカーを準備することが大切です。

○ジメレオン 4枚
レベルボールで持ってこれるうらこうさく持ちポケモン。後述するインテレオン(うらこうさく)のアクアバレットが強力なので、Vに対してメロンを使ったり手張り権が余った時はつけておきたいです。とはいえ回収ネットを使うとトラッシュされてしまうので回収する見込みが高い時は安易に付けないのも大事です。

○インテレオン(クイックシューター) 2枚
はくばバドレックスのダイランスでVmaxポケモンを一撃で倒せるラインまで削っておくことはもちろん、カメックス&ポッチャマのバブルランチャーGX→スプラッシュメーカーでVmaxを落とせるようにする動きも非常に強力なので数ターン先を見越して特性を使っておきたいです。
またフリージオでカチカチロックをしている時にインテレオンでいかに打点を稼げるか、特にクワガノンを相手にする時はインテレオンに進化できるスピードが勝負を分けるので1枚ではなく2枚採用にしています。

○インテレオン(うらこうさく) 2枚
うらこうさくが非常に強力ですが、実はこのデッキだとわりと高い頻度で技を撃ちます。HPの高い相手をブリザードロンドやダイランスなどポケモンVの技で倒せる圏内に入れながら1枚しかサイドを取られない点が強いです。
キバナ2枚採用のおかげで容易に動かせるので、このポケモンでサイドレースをどう進めていくかが大きな鍵となります。
回収ネットで使ったあとは手札に戻すことが多いので1枚採用も試しましたが、上に書いた通りこのデッキは中盤にインテレオンを挟んで攻撃することが多いので2枚必須と感じました。
ここにキバナを使うとカメックス&ポッチャマを1ターン起動できなくなるので、どのプランを取るのが的確か、サイドに落ちているキーカードを把握して常に先の展開を読んで使います。

○フリージオ 1枚
クワガノンに対して使いますがあっても不利な上に対策カードを入れられていることもあるので、クワガノンを対策したいなら2枚目を入れた上で他の対策カードもまとめて入れる必要があります。なので不利には変わらないですがそれでも本来勝てないマッチにチャンスを作れる上、初動が不安定であったり劣勢から逆転を狙うこのデッキにおいてターンを貰えること自体のメリットがとても大きいので採用。
後半も逃げるエネルギーが多いポケモンを呼び出しつつ縛ることもできるので常にチャンスを掴みたいというこのデッキのコンセプトに非常にマッチしています。
クイックシューターの撃ち合いになった時は最悪回収ネットで気絶を引き延ばすことも考慮しておきます。

○クロバットV 1枚
手札が噛み合わない初動や後半に必要札を揃えたいがキバナやうらこうさくだけでは足りない時に使います。序盤を考えた時このカードを出して引きにいきたいということは手札がかさばっていることが予想されます。そう考えると確実に6枚引くことができ、上手くいけば水エネルギーもトラッシュすることができるデデンネGXの方が適している場面も多くあります。
しかし今回はマチスの作戦やキバナ、リセットスタンプなどは必要な試合でトラッシュするとゲームに支障をきたすこともあるので手札を抱えておきながらカードを引けるクロバットVにしました。

☆グッズ  18枚

○クイックボール 3枚
序盤にポケモンを並べるだけでなく、メロンやキバナで使う水エネルギーをトラッシュすることもできる強力なカード。
序盤にポケモンを並べたいがドローできるサポートが少ないため本来であれば4枚入れたいのですが、トラッシュしたくないカードが多いデッキかつ後半はあまり使わないことから思い切って3枚にしました。

○レベルボール 3枚
メッソンジメレオンフリージオを手札に加えられるかつ、クイックボールと違って手札をトラッシュする必要がないところが強力です。クイックボールを1枚削っている分こちらも4枚入れたかったですが、やはり終盤はしんかのおこうの方が強い場面が多かったりするのでしんかのおこうやポケモン通信で補うという形でクイックボールと同様に泣く泣く3枚にしました。
中盤以降にメッソンフリージオを持ってくる際のクイックボールとレベルボール、ジメレオンを持ってくる際のレベルボールとしんかのおこうは山札にどれを残しておくのが強いのか考えてうらこうさくの選択をするのがポイントです。

○しんかのおこう 2枚
2種類のインテレオン、はくばバドレックスVmaxを手札に加えられるカード。
2ターン目以降は非常に強力でこちらも3枚目が欲しかったのですが、ジメレオンはレベルボール、進化先はポケモン通信やキバナで加えることで代用が効くと判断して2枚に抑えました。

○ポケモン通信 2
たねポケモンも進化ポケモンも加えられますがポケモンが手札にいる必要があります。
博士の研究やデデンネGXでトラッシュする前にポケモンを山札に返せればメリットになりますが、このデッキにはそのようなカードが入っていません。そのためクイックボールやしんかのおこうに枠を回すことも試しましたが、たねポケモンとしんかポケモンを加えられる中間択であり、うらこうさくを併用すれば使いたいタイミングで的確に使用できると判断して採用しました。
後半にしんかのおこうなどをとっておきたいことが多くマリィやリセットスタンプの後にこのカードを使用するのはハードルが高くなってしまうので、中盤はあえてこのカードを使うなど他のポケモンサーチカードとの兼ね合いで判断する必要があります。

○あなぬけのヒモ 2枚
ポケモンいれかえとの利点は場によって変わりますが、メロンを使用しながら擬似的にボスの指令に変わる可能性があるカード。ミュウVmaxデッキのダイナバリア(ラティアスのワザ)を使われた際に解除できる点も強力です。
序盤にバトル場にいるアルセウス&ディアルガ&パルキアGXに対して使用することで後ろのポケモンVをダイランスで倒してサイドを先行していく戦術によりアルセウス&ディアルガ&パルキアGXデッキに対する勝率も上げてくれました。
はくばスイクンであればあなぬけのヒモとふうせんが1枚ずつのデッキをよく見かけますが、このデッキはにげるエネルギー3つのカメックス&ポッチャマGXが採用されているため入れ替え効果を持っているトレーナーズに寄せました。
本来であればにげるエネルギー0のポケモンやふうせんなどと併用して使いたいグッズですが、回収ネットが2枚採用されていることで相手を呼び出しながらこちらは再び前にポケモンを戻すこともできるので使いやすかったです。

○回収ネット 2枚
ジメレオンやインテレオンが並んでいる状況で使用することでうらこうさくやクイックシューターをすぐさま使い回すこともできますし、このターン特性を使ったインテレオンを手札に戻してメッソンを置くことで次のターンに備えることもできます。メッソンジメレオンと2匹以上並んでいる状況が非常に強く、その盤面をキープしやすいカードです。
バトル場にメッソンがいる時にメッソン進化してから回収すると後ろから出したいポケモンを前に出しながらうらこうさくを使い回せるポケモンいれかえとしての動きも強力でした。具体的には中盤以降スイクンやカメックス&ポッチャマをベンチに出して即座に起動させる際も前に出しつつ、更にうらこうさく再利用でエネルギー加速手段となるカードを容易に揃えられました。
フリージオのところにも書きましたがクワガノンデッキなどに対してカチカチロックで展開を遅らせている時にクイックシューターの撃ち合いになることがあります。その際に回収ネットでフリージオに乗ったダメカンを全て無くせる点も強いです。

○リセットスタンプ 2枚
このデッキのコンセプトの根幹であり逆転を狙うために必須なカード。とはいえうらこうさくやフュージョンシステムを利用したデッキなどは手札を減らしても解決されてしまうことが多いです。そこで頂きへの雪道や取られるサイドの少ないポケモンを前に出す、バブルランチャーGXを併用して少しでも1ターン相手を遅らせる可能性を上げたいです。特に現環境では雪道以上に麻痺+ハンド干渉が非常に強力で何度も助けられました。
リセットスタンプを強く使うためには相手の残りサイドが鍵となります。劣勢になったとしても相手の残りサイドを2枚、あわよくば1枚にさせるような戦い方を意識することはこの構築で最も重要だと考えています。
うらこうさくがあるといえど必要場面で確実に使いたいのと2枚使いたい試合も少なくないため2枚採用です。コンセプト的には3枚あってもいいくらいですが、過剰なのと中盤はマリィで代用できるターンもあるので2枚に留めてます。

〇たっぷりバケツ 2枚
うらこうさくがエネルギーになります。1枚ではなく2枚というところも強く、山札の枚数を減らしながら1枚は手張りに使いつつもう1枚はクイックボールでトラッシュなどもできます。
カメックス&ポッチャマのスプラッシュメーカーとも相性がいいのですがエネルギーの枚数が最低限なので、このデッキでは大きな回復より後続のインテレオンやバドレックスにつけておいて次のターンの手張り権を節約できる点の方が大きいです。

☆サポート 11枚

〇マリィ 1枚
このデッキにおける条件に縛られないドローサポートの1枚。とはいえ妨害の側面を評価しての採用で、引ける枚数が多くないかつ手札が残らずデッキに戻ってしまうので撃つタイミングには注意。
相手の手札が多い時はもちろん、頂への雪道やフリージオと併用すると強力。特に対クワガノンなどはカチカチロックによりボールを封じたうえでジメレオンなどポケモンを引かせないことで相手の展開を遅らせることができるので使っていきたいです。

〇エリカのおもてなし 1枚
手札5枚以下との制約はあるものの手札を残したままドローできるカード。全てドローのカードでも言えることですがうらこうさくを持ったポケモンやボールを抱えた上で使用し、目的のカードを引けたら別のカードを持ってくる、そうでなければ手札を増やしたうえでうらこうさくやボールを使う方が無駄がないので使う順番には要注意です。(サーチできない特定のカードを引き込むために先にうらこうさくやボールを使って圧縮を優先するなど例外もあります。)

〇メロン 3枚
引ける枚数は多くないものの水エネルギーをつけることができる強力なカード。このカードを使うにはトラッシュにエネルギーが必要なので序盤は意図的に逃げたりクイックボールでトラッシュが必要となります。
キバナが1枚多く入っているので他のドローサポートに枠を回すために2枚に抑えて試したりもしましたが、序盤からダイランスでアドバンテージを取るプランやサイド落ちなどを考慮してこの枚数に落ち着きました。

〇キバナ 2枚
このデッキにおける非常に重要なカードで一般的なはくばスイクンより1枚多く採用しています。スイクンやはくばバドレックスにもつけられますがカメックス&ポッチャマGXやインテレオンにもつけられる点が大きなポイントです。
上でも書きましたがマチスの作戦を併用することでカメックス&ポッチャマでの奇襲を可能にします。カメックス&ポッチャマを起動する可能性がある試合ではマチスの作戦と合わせて真っ先にサイド落ちをしてないか確認して試合プランを決めます。
またインテレオンにエネルギーをつけることも容易になったのでこちらに都合の良いサイドプランを押し付けやすくなりました。
他にもメロンとは違ってポケモンやエネルギーを確実に手札に加えられるので、ボールやバケツを使い切ってしまったり温存しておきたいタイミングでも使います。特にボールは最低限の枚数まで削っているので、しんかのおこうのような枚数の少ないカードを温存しつつ直接手札に加えられるメリットは大きく感じました。

○ボスの指令 3枚
あなぬけのヒモを1枚多く採用していることもあり元々は2枚でしたが、フリージオでにげるエネルギーの多いポケモンを縛ったり、はくばバドレックスなどで相手のポケモンVを早々に落としにいきたい、終盤に前を無視して勝負を決めにいきたいなど様々な理由を考慮した上で2枚ではサイド落ちや枚数不足が心配になったため3枚採用。
マチスの作戦があるおかげでクロススイッチャーなしでもメロンやキバナと同時に撃つことも可能となります。

○マチスの作戦 1枚
キバナ2枚使用やメロン及びキバナのエネルギー加速とボスの指令の同時使用を可能にするカード。
サイドが負けている時にしか使えないので中盤以降はあえてサイドを取らせたりうっかり同数にならないように注意が必要です。
さらにカメックス&ポッチャマを1ターンで起動したい試合はサイド落ち確認及びメロン+ボスなど他の用途では使えない点を常に念頭において試合を運ぶ必要があります。
使う場面は選びますがうらこうさくのおかげで使いたい場面でストレスなく使うことができ、クロススイッチャーの代わりとなったりカメポチャの起動に繋がったり劣勢を捲る試合では常に活躍してくれました。

☆スタジアム 2枚

○頂きへの雪道 2枚
現環境では有効に働く相手が多い反面、リセットホールのマーシャドーや混沌のうねりによって対策されていることが多いです。とはいえリセットスタンプやバブルランチャーGXなど複数の妨害札と合わせることで効力が大きくなるカードで強力であることに違いありません。
終盤に他の妨害札と併用して使いたいので1枚採用も考えましたが、必要な場面で確実に使いたいことや混沌のうねりを割っておきたい、アルセウス&ディアルガ&パルキアなど一部のデッキでは終盤より不意に序盤に張る方が効果が大きい場合がある、何よりカメックス&ポッチャマのバブルランチャーGXなど捲れる手段が強いことがコンセプトのデッキであるため2枚採用にしました。
関係ないですが、原作だと雪道を進んだ先にバドレックスとブリザポス(バドレックスが乗っているはくばのポケモン)に縁のある神殿があるのでバドレックスにはピッタリです。
あと本当に関係ないですが、ポッチャマと雪道ってとてもイメージ合いません???

☆エネルギー 8枚

○水エネルギー 8枚
はくばスイクンにおいてはメジャーな枚数だと思います。カメックス&ポッチャマがいるのと最初のターンに手張りしたいことから本来であれば増やしたいところですが、スプラッシュメーカーの追加効果を活かした構築ではない点と手張りできなくてもメロンなどで誤魔化せることを考えて最低限の枚数です。

採用を検討したカード

上記の60枚が結論ではありません。11月13日の時点ではベストだと思って持ち込みましたがこのゲームの正解は日によって変わりますし、そもそも上記の60枚も大会当日の夜中まで残り1枚をずっと悩んでいました。
参加する週はもちろんのこと、大会のルールや地域によっても正解は異なりますし正解自体複数存在します。難しいからこそ面白いのがこのゲームの醍醐味でもありますし、以下のカードも「そういう選択肢もあるんだな」と参考にしていただけたらと思い紹介します。

※はくばバドレックスV、クイックボール、レベルボール、しんかのおこう、などのカードはもう1枚増やすか迷ったカードですが上にある程度絞った理由を書いてあるので既に採用されているカードについては割愛します。

○マーシャドー(リセットホール)
頂きへの雪道を張りたいミュウVmaxなどが混沌のうねりを採用していることがあるための対策カード。理想はマーシャドー1枚のスタジアム2枚採用ですが枠がないため、頂きへの雪道を使いたい場面が終盤であるためうらこうさくでサーチが効くなら1枚採用にして、もう一枚をマーシャドーにすることを考えました。
頂きへの雪道が刺さらない相手に対して自分のスイクンやクロバットの特性を消さずに相手のスタジアムを割れる、ポケモン通信を有効活用できる確率が上がるなどのメリットもあります。
しかし実際にプレイすると混沌のうねりの採用率も一時期より少ない、アルセウス&ディアルガ&パルキアなど一部のデッキに序盤と終盤2回使いたい、1枚目で相手のマーシャドーを使わせるなどの点から今回は採用を見送りました。

○ミュウ(ベンチバリア)
メインはれんげきウーラオス対策です。
他にもクワガノンに対して出すことでエレキブラスターを前にしか撃たせない(インテレオンでサイド1枚しか取らせない、ダメージ受けたバドレックスを後ろに逃す)ことができ、サンダースVmaxに対しても強くなります。
れんげきウーラオスとサンダースVmaxの数はこの週は少ないと予想。あっても負ける時は負けるし勝てる時は勝てる、クワガノンに対してもどのみちフリージオで誤魔化せるかどうかの方が重要だったので採用を見送りました。

○オドリドリGX
ドローサポートが少ない、逆転を狙うデッキであり劣勢のタイミングで必要札を揃えやすい、インテレオンやフリージオなど取られるサイド枚数が少ないポケモンも戦うため特性を使える回数は多い、ベンチに置いておくだけでブリザードロンドの火力が上がる、などなど一見相性はとても良いです。
しかしアタッカーを倒されればドローできる、オドリドリを倒されればアタッカーが残る(エネルギーが残る)など有利な択を押しつけられるデッキでの採用が好ましいのですが、ダイランスを撃ったあとはエネルギーがついていないことも多々あるためオドリドリを狙われがちになります。さらに1度挟んで相手のHPとサイドを調整する役割のインテレオンを無視されたところで返しに大技を放てるわけではないのでメリットが薄いです。つまり相手からするとサイド2枚取れるオドリドリを狙い特になってしまうので特性だけ考えれば相性が良く見えるものの実はデメリットの方が上回ると感じました。

○ワタシラガV
マチスの作戦やキバナ、1枚しか採用していないドローサポートなど重要なカードを使い回せます。メロンやボスの指令を減らせたり結果的に枠の節約になれると考えましたが、サポートの現物を厚くした方が使える枚数も増えて引きやすいし序盤も困らない、などの観点からサポート枚数を妥協せずに枠を捻出することにしました。

○タフネスマント
このカード入ってないことが意外だと感じる方は多いと思います。このカードを採用することでスイクンの突破される確率を下げれるのは大きな強みです。本来であれば採用優先度は高いです。
枠を作るために仕方なく妥協したのですが、踏み切った理由としてはカメックス&ポッチャマが1ターン凌ぐ可能性を作るタフネスマントスイクンの代わりを擬似的に担える(耐えるという点でも麻痺で1ターン凌ぐという点でも)、タフネスマントスイクンを意識したツールスクラッパーやツールジャマーが見られるので採用するなら複数枚入れて連続で押しつけたいがどのみち1枚しか入れるスペースがない、そもそもスイクンが軸のデッキではないなどの理由から採用を断念しました。

○クロススイッチャー
このデッキを「スイッチャ"マ"はくば」と呼んでいるので入ってそうに聞こえますが入っていません。あくまでスイ(クンカメ)ッ(クスポッ)チャマ白馬の略なので。
冗談はさておき、マチスの作戦によるメロンキバナとボスの併用がその役割を担っているのとデッキコンセプト上入れてません。あなぬけのヒモ2枚採用も擬似的に役割を担ってくれています。

○ツールスクラッパー
例えばですが隠密フードのようなカードが増加したり割りたい道具の採用が増えてきた場合など環境次第では採用する可能性が出てくる思います。
現状割りたい道具がタフネスマントと大きなおまもりなのでクイックシューターやアクアバレットの枚数を抑えていなければツールスクラッパーで割らなくても調整できると考えました。
とはいえダイランスであれば調整も難しくないですが、スイクンVがメインのデッキであればミラーマッチを意識して前向きに採用が検討されるカードです。

○やまびこホーン
エンペラーライドやブリザードロンドの火力が上がる、相手のベンチを埋められる、こちらが取れるサイドを調整することができる、など相性の良いカードです。
このカードに限らず枠があれば入れたかったの一言に尽きるのですが「じゃあ採用したカードと不採用にしたカードのどこが違うのか。」と言われたら、タフネスマントのところにも似たことを書きましたが代用が効くかどうかです。白馬スイクンはサイド先行して逃げ切るプランの他にワンチャンスを作るカードの採用が多いです。タフネスマント、リセットスタンプ、頂きへの雪道、うねりの扇、このカードもそうです。そのワンチャンスを担えるカードの一部をカメックス&ポッチャマGXに据え置いているのです。カメックス&ポッチャマの麻痺ワンチャンが無ければタフネスマントややまびこホーンなど相手依存ではあるもののチャンスを作れるカードの採用をしていたでしょう。

○うねりの扇
ミュウVmaxが大多数を占める環境では入れたいカードです。
今回はある程度の傾向はあるものの広く見ると群雄割拠になりがちだと感じたため、全対面にチャンスを作れるカードを厚くしてピンポイントでの対策カードは極力削るようにしました。

○ともだちてちょう
こちらもボスの枠を削れたり、キバナマチスやドローサポートなど1枚しかないカードを使い回せる可能性があり検討していました。
山札に戻ってしまうためすぐ使いたい場合は再度うらこうさくが必要なのですが、そこに使っている遠回しな動きがあまり強くなく再現性もありませんでした。後半に残りの山札を強くしておく意味合いではありですが、そうなると結局戻したカードを使う前に決着が付いてしまったりすることも多々あったので、ワタシラガ同様現物を厚くしました。

○博士の研究
安定して多くの枚数ドローできるサポートなので直前まで入れていました。マリィ1エリカ1メロン3で博士を入れてないレシピが多い中、引きに自信がないのと初動の不安定さが心配で当日の夜中までずっと入れていました。
使いたい場面が初手なのですが、そもそも最初のターンはうらこうさくできないので1枚あってもどの道撃たないと思って直前で抜いて必死にデッキを回しました。あってもなくても初動を乗り切れるかどうかなあまり直結しないと感じて思い切って他のカードに枠を譲りました。
ただフリージオで時間稼ぎしている時はいかに早くクイックシューターのインテレオンに進化して相手にダメカンを蓄積させられるかが鍵になるので、そのタイミングで使いたいと思うことは多々あったので出来れば入れたいです。いやまあここに書いてるカード全部出来れば入れたいんですけどね(笑)

○ガラル鉱山
クワガノンへの対策。このカードを採用するのであればフリージオと入れ替え札(相手のボスの指令もキツい為)を増やしたいので構築が少し変わってきます。
最近入れられていることのあるきとうしやとりつかいがあると関係ない、逆に入っていてもそれらのサポートを持ってこれるジメレオンを引かれなければなくても勝てる、あってもなくても勝てる時は勝てるし負ける時は負けるのでピンポイント対策は絞るという今回の考えから雪道にしました。
とはいえ勝率が上がるのは間違いないのでクワガノンが多い環境と予想される場合(そもそもその状況ではくばスイクンを選択するのかという話は置いておきます)は入れる価値が大いにあります。

○カメックス&ポッチャマGX SA
にっこりとした笑顔と泡に包まれているシチュエーションが100点満点中393点。ポッチャマ好きやポケカコレクターの間でも人気のあるカードです。
今回採用したSRはポッチャマが小さく描かれているという弱点があるものの、表情と可愛さは全部カードの中でもトップの性能を誇り自分自身に刺さっているためSR採用に踏み切りました。
けど可愛過ぎて本当は入れたかった。

○カメックス&ポッチャマGX HR
SRと並んで表情もポーズも最高の1枚。虹色に輝く様はまさに神のペンギン。SR同様ポッチャマが小さく描かれている上に虹色に輝いている為角度によっては見づらいという弱点があります。相手プレイヤーにポッチャマを見せつけた方が強いので、対戦においては相手視点でも可愛い顔が見えやすいSRに軍配が上がりました。またはくばバドレックスVmaxはHRを採用していた為デッキ確認時の視認性も考慮して被らないようにしました。
けど可愛過ぎて本当は入れたかった。

○カメックス&ポッチャマGX RR
ポッチャマのプライドの高さを感じられるイラスト。笑顔だけでなく戦う表情を見せたポッチャマも最高に可愛いです。昨今の大会は群雄割拠であるもののSRの方が些か環境に刺さっていると判断して採用しましたが、こればかりは結果論なのでなんとも言えません。全て強いのでその時々で変わるかなと思います。
けど可愛過ぎて本当は入れたかった。

デッキの立ち回りなど

例外もたくさんあるのですが、基本的に先攻を取ったらはくばバドレックスVmaxやスイクンVを活かしてサイドを先行していきます。
問題は出遅れた場合や後攻を取った場合。メッソンのどんどんよぶで場にメッソンを並べる、バドレックスVのつきさすで相手にダメカンを乗せておくところから試合が始まりますが、サイド1-0や2-0から始まることも少なくありません。この場合は残りのサイドをどう取らせるかが大事です。1枚取られた後にスイクンV2体押しつけてから最後にVmaxやTAG TEAMなどで戦う、早々にVmaxやTAG TEAMを2体押し付けるなどが例です。2枚取られた後はVmaxやTAG TEAMを2体押し付けるのもよいですし、ルールを持たないポケモン+スイクンVで戦って5枚取られてからVmaxで戦うなどこちらも相手により様々です。
スイクンやはくばバドレックスで攻撃していくのが1番ですが、カチカチロックによるダメカン蓄積+時間稼ぎ、インテレオンによって相手を気絶圏内に入れつつサイド調整、雪道スタンプ+バブルランチャーGXで相手を止めながらダメージを与えていくなど劣勢な時こそどうやって勝ち筋を掴めるかという駆け引きが難しい反面とても楽しいです。
(下に環境トップデッキに対する簡単な立ち回りを書きますが細か過ぎてありきたりなことしか書けなかったりしてるので、書いてないことやこのデッキにはどうしたらいいかなど質問があればお気軽に連絡いただければと思います。)

〇ミュウVmax
ミュウにも様々な構築がありますがどうしても先攻を取ったほうが有利にはなってしまいます。先攻2ターン目で相手のVポケモンを倒せると大きなアドバンテージになり、2-2-2及び2-1-3枚とサイドを取りつつこちらが継続して攻撃できるよう盤面を管理します。
後攻になってしまった場合は雪道スタンプなどを駆使してターンをもらえるようにする、インテレオンを挟んでサイドレースで不利を取らないようにする、ボスの指令で呼んだゲノセクトにカチカチロックをしながらフュージョンエネルギーのついていないポケモンにクイックシューターでダメカンを蓄積させるなどチャンスを狙いたいです。しかし混沌のうねりや盤面完成後のサイコジャンプなど対策されることも多いので状況に応じての選択が必要になります。相手が入れ替え札を消費した後のバブルランチャーGXは貴重な逆転手段なのでカメックス&ポッチャマを即起動するために必要なカードのサイド落ち確認も重要です。

〇アルセウス&ディアルガ&パルキアGX(+ザシアンV、ガラルファイヤーV)
オルタージェネシスGX後最短2回の攻撃でゲームが終わってしまうため、はくばバドレックスVをベンチに出せたのであれば序盤からサイド差を離していく必要があります。クイックシューターが並んでいない段階でアルセウス&ディアルガ&パルキアGXにダイランスを撃ってしまうとマオ&スイレンや大きなおまもりで算段をずらされてしまう可能性があるので、できればあなぬけのヒモなどを駆使してVやGXポケモンを倒していきます。
後攻を取ってしまったりはくばバドレックスVが出せないなど展開が遅れてしまった場合はスイクンV +インテレオンで取られるサイドを枚数を5枚に抑えながらサイドを2枚以上とりつつ相手のポケモンにダメカンも乗せておき、終盤はブレイブキャリバーを唯一耐えることのできるカメックス&ポッチャマGXで戦います。1度の攻撃を耐えられるかつバブルランチャーGXをスタンプや雪道と併用することでさらにもう1ターン貰えることもあるので、本来白馬スイクンなら詰みという状況下で何度もカメポチャに助けられました。

○クワガノン
この構築では基本的に不利をとってしまい盤面が出来上がってしまったら打つ手はほぼありません。序盤からにげるエネルギーが2のアゴジムシをボスで呼び出しながらカチカチロックで止めつつクイックシューターで後ろにダメカンを蓄積させて盤面崩壊を目指します。
きとうしやとりつかいなどが入っている場合はさらに不利を取りますがうらこうさくのジメレオンを引かれるかにかかっているのでなるべくマリィを併用したいところです。
序盤に数枚サイドを誤魔化せたあとは最後の方までなるべくインテレオンで戦うなどサイドを多く取られない工夫が大事です。

○こくばバドレックスVmax
ホラーハウスGXなどの存在もあり単純な撃ち合いではデッキパワー的にも押し負けてしまう可能性があります。サイドを多く取らせないように安易にはくばバドレックスをダイマックスさせないことやクイックシューターやアクアバレットでこくばバドレックスVmaxを倒せるようにダメージを調整していきます。
他のVmax主軸のデッキにも言えますが、バブルランチャーGXによるダメージを与えながらの逆転も常に視野に入れておきたいので、相手の入れ替え札枚数にも常に気を配ります。

○はくばバドレックスVmax
ミラーマッチとなるので先攻でサイドを取っていく方が有利になるのですが、後手に回ってしまった場合はインテレオンやフリージオを挟んだり取られるサイドを抑えつつダメージを与えることも必要になります。
こちらのブリザードロンドで高いダメージを見込みたい時はベンチを並べますが、そうでない時は相手のブリザードロンドやエンペラーライドも極力ケアした上で立ち回りたいです。
入れ替え札の採用枚数は少ないため、終盤相手のはくばスイクンVmaxが倒せない場面などでバブルランチャーGXによる麻痺は非常に強力です。

最後に

ここまで長々と読んでくださいましてありがとうございました。
サンムーンシリーズ終盤ではカメックス&ポッチャマGXが使える最初で最後のシティリーグで決勝トーナメントに連れていくことができたのでまたいつかと思っていたのですが、今回再びカメックス&ポッチャマGXを上位に食い込ませることができて嬉しいです。ポッチャマで挑んだシティリーグの予選抜け率は100%ってことなのでポッチャマは可愛さも最高ですがバトルでも最強ですね。ポッチャマを支えてくれたカメックスにも感謝です。

新たなスタートデッキの発売やシティリーグアディショナルシーズンの細かな日程なども発表されてこの冬もポケモンカードゲームは盛り上がりそうです。最近ポケモンカードを始めた方、レギュレーション変更前のシティリーグに出られる方、カメックス&ポッチャマで戦ってみたい方、1人でも多くの人の役に立てれば幸いです。
これからもみんなでポケモン及びポケモンカードを楽しんでいきましょう!!



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