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気分変調症(抑うつ神経症)の症状と抗うつ薬について

1. 気分変調症(抑うつ神経症)とは

鬱病というのは誰もが聞いたことがある病名だと思うが、それと似た病気で気分変調症(抑うつ神経症)という病気があるのをご存知だろうか。

気分変調症(抑うつ神経症)とは、不安や恐怖、憂鬱な気分、心が晴れないなど軽度なうつ状態慢性的に続く症状が出る病気だ。

鬱病と違うのはうつの程度や持続期間で、鬱病よりも症状が軽くみられることが多く症状が出る期間が2年以上と長いことだ。



2.初期症状について

具体的な症状は人によって異なるが、私の場合は以下の症状があった。

•よくわからない強い不安に襲われて数分以上動けなくなる
•涙が勝手に出てきて止まらない
•どこかに行くのが億劫で出かけても息切れがする
•様々な音や光に対して過敏になり体調不良を発症したり感情のコントロールができなくなったりする
•怒りが強くなる
•生きていても仕方がない、希望が見えない感じがする
•常に焦燥感がある
•自分に価値がない、人に迷惑をかけていると思う
•仕事でメールなどを開くことに恐怖を感じて後回しにしたりする
•何にも興味がなく幸せや楽しみを感じられない

これらはあくまでも私の場合であり、ほんの一部の記載だが思い返すと病気の症状であったものが多い。この病気は自分のことを客観的に見られない場合が多いことも頭に入れておく必要がある。



3.診断後の病状について

2で挙げた症状は診断前からあったものだが、診断後には急激に体調不良が加速した。診断前にはかろうじて仕事ができたにも関わらず、休養してからはほとんど動けなくなりトイレに行くのもやっとだった。休養に入ってから1、2ヶ月の症状は以下の通りだった。

•起き上がるだけで息切れがする
•テレビが観られないし音だけでも耐えられない
•音楽を聴くことができない(クラッシックなら多少は聞くことができる)
•スマホもほとんど見られない、見たとしても何を見ていいかわからない
•声が小さくなる
•話す言葉がまとまらない
•塞ぎ込んでしまう
•罪悪感が常にある
•誰にも知られず消えたくなる
•汚いのは許せないのでお風呂には入れる
•薬の副作用で気持ち悪くなることはあったが基本はご飯を3食食べられる
•人の出す音にイライラする
•人が言い争っている状況が耐えられない
•何かわからない不安に襲われる



4.休職1ヶ月の状況

療養は実家で行なっていて、薬物療法で治療している。病院は精神科ではなく心療内科へ通い、2週間に一度の受診だ。

自分自身、正確に把握することができていない部分も多いが覚えている限りで書いていこうと思う。

休養1〜2週間目は少しヒステリーというか自分の診断名を受け入れられないような絶望的な感じと家族に対して塞ぎ込む感じがあった。1週間分の即効性のある薬のおかげで強い不安に襲われることはなかったように感じるが、別の薬の副作用で嘔吐•下痢などの症状が出てくることがあった。今まで動いていたのが嘘のように体は重くて動かず、昼間は寝たきり状態だった。夕方から夜にかけては動ける日もあった。お風呂に入ると体が温まるからか、体の動きが良くなるように感じた。また、病院に行くと一気に体と心が疲れてしまうような体力と精神力だった。人からのLINEは絶対返さないといけないという連絡でさえ暫く返せなかった。

休養して1ヶ月近くになると、「休職1ヶ月」という期限が近づいてきた緊張感と職場の人からの体調確認LINEでどんどん体調が悪くなるのを感じた。休職の場合、こういった会社の人からの“良かれと思った心配の連絡”のせいで体調が悪くなる症状はよくあることらしい。もちろん体は動かないままで復帰できる状態でもなく、休職は延長となった。

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※具体的な薬の名前や効果が出始めたタイミングは個人情報のため有料記事にしています。今の薬が合わないなど、興味があれば覗いてみてください。


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