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おくりもの


大好きなお客さまから
プレゼントを頂きました。
いつもありがとう、と、、。

そのお客さんは近々転勤で
アメリカへ行ってしまう。
コロナ禍でお店が厳しいときから
足を運んでくれた方。
いつも元気付けてくれた。
わたしが店長となり張り切りすぎて体調を崩したときも、優しい言葉をくれた。

お店としてももちろんだけど、
個人的にとても救っていただいたお客さまです。

年下だけど尊敬できる、懐の深いお方。

嬉しくてお礼を重ねて伝えたら
恥ずかしそうにしていて、
本当に優しい人だなと感動したな。

お店を続ける意味が
今一度わかってきている。
帰ってくる場所としても、
居酒屋は存在するべきなんだ。


心がきゅーっとなるほど
寂しいけれど、
素敵な贈り物を時たま眺めて、
元気に生きてゆかねば。

いつか帰国されたときに、
がっかりされないお店、
そして私であらねば。


おかえりなさい。
いってらっしゃい。
おやすみ。
またねー。

こんな言葉を交わすってもはや家族同様だよな。

一個の家なんだな、お店ってほんとに。

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