2月8日(水)タワシcar

お久しぶり。


仕事場から帰路に着く。いつものように最後の日本製のスーパーカブ50にまたがり、いつものように安全運転を心がける。

帰り道、大きな幹線道路沿いを走る。原付は車道の左側を走り、車と歩道を申し訳なさそうにトロトロと進む。
前の白い商業用の小さいバンの後ろについた時に、あるものを発見する。それは昔、アースベルトを取り付けていた部分のところである。そこに取り付けられていたのは『タワシ』だった。しかも今流行りの『亀の子タワシ』と違い、昔ながらの大きなタワシ。
その時、私はタワシの謎を解こうともせず、とにかく『おしゃれってなんだ』という思考に陥った。今、考えてみればタワシをつけた理由を『タワシの会社の人か?』など妄想する方がワクワクしながら家に帰れていたかもしれない。
ただその時、私にはそこに理由や原因がないものと感じ、ないものを何かあるものを表現しているように捉えた。そして先ほどの問い『おしゃれってなんだ』となったわけだ。

生死の危機に遭遇しない時、アートやおしゃれに向く。私はそう思っている。ある意味で自分を無くした先に表現がある。今日のタワシは表現の先のものだったかもしれない。私にはわからない。しかし、こんな一場面にもわからないものが重なり合って生活が送られている。
またタワシを飾ったその精神が世界を変える一つにもなっていることに気づいた。少なくとも私には、考えを与えた一つのものになった。やはりどんな些細な行動にも全世界を影響させる力があるんだな。

明日はどんな発見があるだろうか。

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