【D&D5e】Lazy Dungeon Master Style において使えるツール群を雑にまとめる(2023/2/28版)

人間は調子に乗る生き物です

割と好評だった「Return Of The Lazy Dungeon Master」の紹介記事。『割と好評』だったことを受けてグンとD&D熱が更に燃え上がってしまい、オンサインツールに未収録のデータを入力する補佐に安いフラットベッドスキャナまで買ってしまった。もう戻れない。あらゆる書類・書籍が俺のTRPGのシナリオ素材に化けるのだ(過言)

で、調子に乗ったついでに、原著の著者でもあるSlyFlourish社のMike Shea死をサポートするPateronに登録し(安いよ実際こういう本を書いてる人のサポートに年間21.60ドルは)、Discordにも登録し、Youtubeのチャンネルも見るようになってしまったよ(英語が聞き取れるわけでもないのに、と思ってたら少しずつなんか言ってることが判るようになってくるから不思議だよ)

セッション準備に使ってるツール群

と言うわけで、自分もオンラインセッションをするようになって色々準備をするためにWeb上のツールを使うようになったのだけど、実際使ってるモノや興味深いモノについてここで列挙していく。
使ってる頻度や時間はまちまちなので、的を外したレビューもあると思うけど、そこは気にせずに読んで欲しい。

大公式D&D Beyond

OGL改定騒動の際、沢山の人がサブスク契約を切った事でお馴染み(それにより…なのかは判らないが、結果的にWotCが慌ててOGL1.2への改定を取りやめ OGL1.0(a)を手つかずということにした)D&Dの公式オンラインツール群D&D Beyond。全部英語なんだけど、キャラクター作成時は計算する手間を省いてくれるし、各項目には一応日本語の入力も可能なので、キャンペーンの項目にセッションの結果とか過程とかをまとめて書いておくにはいいかも。個人的にはエンカウンタービルダーはとても便利だと思った。

ウェブでダンジョンマップ描き邦題 Dungeon Scrawl

このサイトは一応サブスクもあるのだが、無料でも使える。
グリッドマップに直感的にダンジョンマップを描いて、その結果をローカルに保存できるし、画像としてエクスポートも出来る。メニューは英語だけだがまぁそんなわかりにくい英語は使ってないので直感的に操作できるはず。
オンラインセッションやるときに、スクウェアのダンジョンマップを用意してそこを歩いてもらうようにすると緊張感は出る。戦闘時も『角を曲がるとモンスターが』とか『後ろの隠し扉から増援が』とかも細かく演出できる。
ただ、凝り始めると切りが無いのが難点。そういう人にはこちらもおすすめだ

ワンショットセッション向けマップが無限に出てくる One Page Dungeon

これは何が便利って、1ページで収まる小ぶりなDungeonが、そのDungeonに何があるかの注釈ツキで沢山出てくるところ。まずこのマップを見てその上でシナリオとか考えると『その日の夜2時間だけ』のセッションとかに堪えるものになります。もちろんこういうのを5~6枚つなげて大きめのセッションに仕立てるのもアリですね

めちゃくちゃ凝ったダンジョンマップが作れるソフト Dungeon Alchemist

これは有料。ただし買い切りなので機能に惹かれたなら飛びついた方がいい。アップデートも定期的におこなわれているから安心だ。
このツールは「AIを使ったダンジョンマップ作成ソフト」だ。なかなか夢のあるソフトですよ。
とりあえずこの下の動画を見てほしい。

とにかく思いつきで『錬金術師の研究室』とか『お城の中』とか『古代の遺跡』とかのテーマを選んで適当に四角い領域を描いて行けばご立派なダンジョンマップが出来てしまう優れものだ。

適当に四角をつなげるだけで割とご立派なダンジョンが出来る

しかもこのマップ、特定のオンラインセッションツールだと壁や光源データまで反映してくれるからめっちゃ便利。勢いで買うには割とお安くはないが、でも買ったら使いたくなるソフトですね。

スタット・ブロックを作ってくれる D&D 5e Statblock Generator

D&Dのルールブックにあるモンスターデータをまとめたボックスを『スタット・ブロック(Statblock)』と呼ぶのだが、自作のモンスターデータをその形式で出力してくれる優れものがこいつ。
いや、無理に使う必要は無いんだけど、これで記録したら『なんか良い』気分になるでしょ…?あと同人誌作る人とかには良いかもしれませんね。
似たようなツールはググると色々出てくるけど、こいつは外部に .monster ファイルとして保存・読み込み出来るのが良い。

Notion の Lazy Campaign Template

これは Lazy Dungeon Master Styleを提唱している Sly Flourish 社のライター Mike Shea が公開している、セッション管理用のNotionのテンプレートだ。
Lazy Dungeon Master Styleにおける8つの項目を埋める欄やチェックボックスはもちろん、セッションに出したキャラクターやアイテム、地名などのデータをカード型のデータに記入して保存、呼び出したり出来る良いテンプレート。
もちろん『テンプレート』に過ぎないから、利用している側が色々付け加えても良い。自分はキャラクターデータベースにクラスと種族を書けるようにした。
Notionの欠点はオフラインでの使用が出来ないと言う一点だが、そこを除けばいろんなデータを管理し、呼び出し、まとめて参照出来たりするので、キャンペーンが進むにつれて強く利便性を感じることになるんじゃないか、って思ってる。これは長い間使っていきたい。

マジックアイテムの一覧表:種別やレアリティも入ってる

マジックアイテム、レアリティごとにまとまった表は一応『ザナサーの百科全書』にあるにはあるが、こういうのはスプレッドシートやデータベースとしてまとまっててほしい。海外にあるかなーと思ったら、あった。
ページ番号とかは日本語訳は50音順で原著はABC順なのでそのままは使えないけど、まぁ名前で調べりゃ出てくるでしょ。
あと、VoMはKobold Press社の「Vault of Magic(魔法の金庫)」のこと。これにも色々魅力的なアイテムがそろってる。PDFで買って持っておきたい書物だ。
今エベロンセッティングのキャンペーンやっているんだけど、あの世界コモンのアイテムはありふれてて都会だと普通に金で買えるレベルの量産品なので、イメージソースにも使えそうだしちょっとしたリストが欲しいなぁって思ってたのよね…。

Token Stamp(2023/3/22追記)

トークンを自作出来るツールサイト。画像を用意してフレームに会わせたらもうVTT向けトークンアイコンのできあがりですよ。ココフォリアとかでプレイしてる人にはめちゃくちゃ便利かもしれませんね。

今後も便利そうなツールがあったらまとめていきたい。

このページはおそらく定期的にアップデートされると思う。日本語でもこの手の便利なツールが出てくれると嬉しいんですけどね…


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