お薬が増える話とイノセンスの雑談

お薬が増えてしまった。睡眠障害的なあれでもっと眠りましょうねって話。
少しづつ鬱やら何やらは回復していたけど、twitterに戻ってみんなに優しく迎えられて、色んな作品を見て音楽も作れるようになって、あろうことか宝物まで増えてしまった。

感情的には明らかに回復しているけど体が追い付いていない。
みんな音楽を好きだったり、こだわったりで創作をしているでしょ。私は恥ずかしいから言いたくないけど、やっぱり愛してる。音楽を。

好きって恋人みたいな感覚、愛してるは結婚とか家族の意味合いに近いと思う。
愛の影には憎しみが常に付きまとう、契約し拘束され、あまりにも大切だから自分の色んなものを犠牲にして得るものだからだと思う。

音楽は私を殺そうとしている。大げさな話に聞こえるけど、これは一種の自己暗示に近い、私がそう思うからそうなる。
なんせtaoという人間は中学生の頃、自己暗示で自分の心臓を止められないか試したら思いのほかうまくいって自分の中での死のイメージを確立してしまったから。
恐ろしく暗い世界、というか「無」だった。

復帰直後のツイートでも語ったけど、私が本格的な鬱を発症したとき。
防犯カメラを見ていた録画画面が夜の時間帯になったら店外の低画質の夜をみて「無」を思い出し、激しい症状に見舞われた。
都心の夜は明るいから夜ではない。ホントの夜は、深い森の中で感じるような闇は、私の脳みそをかき混ぜて壊してしまうでしょう、と思う。

ということで、音楽に疲労して幸せなのに薬が増えた話でした


少しイノセンスに触れる

イノセンス、定義が曖昧なジャンルですね。
私も曲もいくつかイノセンスに分類されてますが、piptaoの曲はpiptaoの音楽でしかない、そうであってほしい思っているので、カテゴライズされるのは実は不服だったりする。
 カテゴライズしてくれるくらい興味を持たれてるのは嬉しいけど。これは完全な妄想だけど、イノセンスの話題で挙がる代表的なクリエイターも同じように嫌がっていると思っている。

私や彼らの基本的なアイデンティティーは、自分の個性が凡人からかけ離れていて、だからこそ自分は存在する意味があると信じたい気持ちだと思う。       これは残酷な思想でもあるかも、それは自分は特別な存在、創造神であるという、周りの人間を見下しているとも捉えられる。
実際、私が作曲に完全に集中しているときはこの音楽で、ほかの連中が作った音楽は過去の音楽のトレースでしかない、なんの意味も無いもの作品だと証明してやるという殺意を持って創作していることもある。

そして、イノセンスに分類される作家の特徴をもう一つ言うなら、秘密主義な人間が多いことだと思う。
何考えてるか分からない作曲家多いでしょ?まったく素性が分からない人もいれば、ツイートしてても意味不明だったり言葉少なだったり、どんな人間なのかイメージがつかない。
 私が思うに自信がないから、いつでも逃げられるように保険をかけているんだと思う。

自意識過剰だからこそ、自分をさらけ出さないことで神秘性を確保し、自分が傷つくこと極度に恐れている。それがイノセンス作家なんじゃないかな。

ま、これは私の自己紹介みたいなものだと思ってくれればいいです。
というとまるで私がイノセンスを代表する人間のような文にみえますねー。
正直に言うと分類されたくないと言いながらも、イノセンスを言葉通りに捉えるなら私ほどイノセンスに近い人間はいないとも思っているからです。

tao、君は何様?

キヅミタさんが書いたイノセンスの記事を読んだ。

私が勝手にまとめるとボカロイノセンスは美しい無垢、純粋ばかり切り取っているよう見える。
けど、本来のイノセンスは人格や社会性がしっかりと形成されていない子供のようなもので美しい面や、大人には気づけない事を見抜いたりする一方。
蟻の行列を見たら踏みつぶして楽しんだり、関節を引きちぎったり、巣の中に水を流し込んだりする邪悪な一面もあるのではないか?といった話(これは大分マイルドな場面、子供はもっと邪悪だよねぇ?)

その通りに受け止めるなら私たちの「春etc.」は春の生と死をテーマにしているし(イノセンスに分類されてないけど)、「黄昏melancorise」は主人公が最後に飛び立つとき自立を選んだのか、自殺を図ったのか聴き手に委ねるような作りにしている。
初音ミクをテーマにしたほとんどの曲も同じように表と裏が常に提示されるよう作られてた気がする(ねむぅい、、、)

これは私が暇なときイノセンスについて考えるとき何となく考えてることで、イノセンスを定義するものでも、イノセンス作者を社会性の無い屑だと言ってるわけではないのでご注意を。(社会的に生産性が無い人間は多そうだけど。それと間違いなく私は屑だ!)

私は学生時代、極度に無邪気な人間だからほとんど殺人未遂のような事思いつ気で楽しむ人間だった。詳細は避けるけど、、、。
若かったし、好奇心に溢れてた。私がするちょっとした事で親友や見知らぬ人が壊れてしまう、勿論自分自身も滅茶苦茶になる(自己暗示で死にかけるのも同じことだね)のが、たまらなく興奮して止まらなかった。
ロシアンルーレットみたいな物、神様と勝負するみたいな。
もうやらないけどね、自分自身に対してはやるけど死ぬまではいかないようリミッターは書けてる
好奇心もイノセンスのカギにな気がする、もう眠いから深堀しないけど。


0:41分、お医者さんに指定された寝る時間より3時間も過ぎてる。
ダメそうだね、これは。


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