自分でアプリを作る方法

AppSheetというGoogleサービスをご存じですか？
AppSheetは、Gmailのように無料で使えるGoogleの「アプリを作成する」サービスツールです。

これを使えば、現在の紙やエクセル＋メールの作業方法をアプリに変換することができます。アプリにすれば、管理も容易になりますし、作業者の負担も軽減でき、生産性も向上します。
無料で気軽に始めることができますので、是非お試しください。

AppSheet公式・アプリの作り方
https://about.appsheet.com/how-to-create-an-app/

YouTubeやブログなどで、日本語で解説している情報もありますので、それらを見ながら設定すれば、誰でもアプリを作る事が出来ます。

【参考】YOSHIDUMI・Google Cloudプレミアパートナーのブログ記事
https://www.yoshidumi.co.jp/collaboration-lab/inventory-management-with-appsheet

■ノーコードアプリ

AppSheetは、ノーコードアプリ開発のサービスです。Googleのサービスであり無料で利用できます。（有料プランも有）
No Code。つまり、プログラムのコードを書かなくてもアプリが作れるようになっています。
コードを書いて開発するよりも早くアプリを作る事ができます。

一方、予め用意された機能しか使えない為、従来のプログラマーにとっては、コードを書くよりも自由度が低いと感じます。
しかし、用意された機能は豊富にある為、簡単な書類作業ならば、アプリに置き換えることができます。

■テンプレートが豊富

AppSheetは、公式のテンプレートや個人で作成・公開しているテンプレートがあります。テンプレートなので、自由にコピーして自分でカスタマイズすることもできます。

公式のテンプレート一覧はこちらから
https://www.appsheet.com/Templates

パソコン画面上でいろいろアプリの動きを試すことができますので、是非体験してみてください。
アイコンクリックまたは、「Explore」ボタンをクリックするとスマホの疑似画面が表示されます。

ボタンクリック、データ入力は勿論、地図表示やバーコード読込、署名のサイン等、様々な機能を試すことができます。

■どういうときに使うか

AppSheetを業務の中でどのように使うか。

現在紙ベースでやり取りしているものはほとんどアプリに置き換えることができます。
例えば、従業員リスト、資産リスト、日報、チェックリスト、休暇申請、購買申請などです。

少し作り込めば、見積もり作成なども出来ます。
予め登録した顧客情報と商品情報をクリック操作で選択し、「見積作成」ボタンを押せば自動でPDFの見積書を作成することができます。
（コピペなどの操作不要。クリック操作のみで見積作成）

また、写真のアップロードや署名機能もある為、納品書アプリとしても使えます。納品した商品の写真を撮って、先方から受取サインをタブレット上で署名してもらうなどの使い方です。

■メリット

1. アプリ化することでデータが整理されます。よって、必要な情報を早く見つけたり、集計は自動で行う事ができます。

2. データが整理されて蓄積される為、後々のデータ分析で何かの気付きを得られます。

3. 作業をアプリ上で完結できれば、ChromeOSのパソコンで仕事ができるようになり、端末費用を大きく抑えることができます。

4. スマホでも操作でき、場所や時間の制限なく利用できます。

■リスク・デメリット

１．インターネットサービスの為、安定したインターネット環境が必須です。
最近では、インターネットも安定しておりますので、それほど問題ではないかと存じます。
２．セキュリティリスクはゼロではありませんが、セキュリティに強いです。
ユーザーを指定して利用しますので、外部からの侵入はありません。
ユーザーIDやパスワードが漏洩した場合に、リスクがありますが、二段階認証などの事前対策が可能です。
一方、内部からの情報漏洩はあり得ますが、こちらは、通常のエクセル作業などでも同様です。
また、ユーザーの操作履歴が残る為、操作の痕跡を追跡することができるという意味では、エクセル作業よりも優れています。
３．AppSheetは設定が日本語対応していない為、日本人には使いづらいと感じる方もいらっしゃるようです。

■サービス利用料

プロトタイプのアプリならば、１アプリ１０ユーザーまで「無料」で利用することができます。プロトタイプでも十分に使えますので、多くの業務をアプリ化し、ユーザーが増えてから有料版に移行するのも良いかと存じます。
有料版は、１ユーザー１か月１０ドルから始められます。

価格の詳細はこちらから
https://about.appsheet.com/pricing/