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【自己紹介・その2】共同親権への思い  ~海外の共同養育事情~

ここで少しだけ私のお話をさせてください!

 私は独立してから娘を追って日本に帰国するまでの数十年の間、多くの月日を海外で過ごしました。そして、色々な人種の方たちと仲良くなり多様な親子・夫婦関係の在り方を見てきました。

 日本では珍しい事ですが、離婚していて葛藤はある中でも、子育ては上手にシェアしている方たちが多かった印象です。ビジネスライクならぬペアレンツライク、、?(いや、ライクではなくファクターなんだけど(^^;;)といったところでしょうか。

 夫婦が近所に住み隔週で子どもを見ていたり、(このパターンが多かったです。)どちらかがベースで見ているけど、必要な時には別居親にサポートをお願いしたり。中には1年交代で国をまたいで育児をしている、なんてツワモノ夫婦もいました。(いいか悪いかはおいておいて。)周りもそれを当然のこととして受け止め、サポートしていました。

 私もそれを日常の延長、普通のこととして捉えていたので、突然の連れ去りにあい、日本の単独親権という制度を目の当たりにして、とても驚きました。

 そもそも恥ずかしながら親権に関して深く考える機会がなかったので、日本が諸外国とは違い「単独親権制度」をとっていることすら知りませんでした。

 離婚するときは父か母どちらが親権を持つか決めなければいけないこと、それは離婚届に記入される事。そしてどちらが親権を持つか揉める夫婦が多くいて、中には強行手段にでてしまう親がいること。。
そしてそして、世間的にも「夫婦の別れは親子の別れ」と、当然のように思っている人たちがいること。

 結婚や離婚はただの書類上の手続きであり、離婚しても血は濃くつながっているのに、それによって親子関係が変化してしまうとはおかしな話であり、到底受け入れられるものではありません。(2021年の今は、少しずつ変わってきているのかもしれませんが。。)

 そして私は、引き離しを機に(?)様々な方たちと親子関係について話す機会を得て、実は「親子の引き離し」は、意外と世の中にある話だということも知りました。どこどこの誰々さん、誰々の親戚、、などなど。
それによく考えたら、私の友人知人の中にも「離婚した相手に子どもは会わせない!会わせたくない!」と言ってる人達がいた事に気付きました。理由を聞いてみると、親子の関係ではなく夫婦の不仲が理由であり、子どもは会いたかったようでした。

彼女達の言い分は、「向こうが(元夫が)子どもに会いに来ない」などといったものでしたが、正直当事者の立場になってから考えると、(旦那さんは「会いたい」と言ってたけど、会わせなかったのでは?もしくは、「会いたい」とも言えない状況を作っていたのでは?)なんて、考えてしまいます。

 もちろん本人に直接確認したわけではないので真意はわかりませんが、「夫婦の揉め事」に巻き込まれ、片親と会うことを制限され、悪口を吹き込まれてしまった子どもたちは、自分の中の何かを抑圧し、「素晴らしい可能性」の種をひとつ摘まれてしまったような気がします。


もしも日本が「単独親権」ではなく「共同親権」という制度を採用していたら、、このような「片親引き離し」は起こるはずはなく、父母双方大人になって、世界で一番わが子を愛する強力なパートナーとして協力し合う🤝リレーションシップ(関係性)が構築できるのではないでしょうか?

 信頼してもいなくても、相手のことを嫌いでも、子どものことを世界で一番愛している者同士、最低限の大人のマナーを守れる関係を維持すればいいんだと思います。

 もちろん「逃げるしかないようなDV」のような事例も中にはあると思いますが、そこはきちんと「実態を丁寧に精査、ケアする」自治体や行政の構築、そしてそのための予算アップをしていくことで、「必要のない親子の断絶」は、防げるのではないでしょうか。

 二度と、私たちのような苦しみを味わう親子がいなくなりますように。
娘が人の親になる時には、理不尽な親子断絶の文化が消えていますように。

そのためにもまずは皆さんに知ってもらわないと!
そんな思いでこのnoteを始めました。これから後半、地獄の調停編が続きますが、、、(意外とサラッと終わるかも?)宜しくお願いします。<(_ _)>


読んでいただきありがとう!

日本の未来が、子どもに優しく温かいものでありますように。

明日も平和で幸せな一日が送れますように!


ピノコ拝

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