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恋愛依存症/伊東 明

自分は、恋愛依存症だったと思う。
人とまともな関係を構築することに抵抗がある、だけど恋愛なら「対価形式」だから安心できた。
今はそこから抜け出したけど、まだ不安はある。
そこでそもそも依存症にも興味が出て自分が経験したであろう恋愛の分野から掘り下げていくことに。

本書では共依存、回避依存、ロマンス依存、セックス依存をまとめた形で恋愛依存症とし症例を解説しながらすすんでいく。
これ読み初めに「お母さんから自由になれば結婚できる」を思い出した、他人と健全な関係を築くことが出来ずに依存してしまう、愛があるとかなんとかで片付けられてしまう形のある関係性、そしてそこから抜け出さないことで得られる安定と安心。
家族から抜け出したのに、また家族いう沼に落ちていく負のループ。
そういやアダルトチルドレンの正式な意味って初めて知ったかも。
機能不全の親のもとで育ったってことだったんだね、なるほどな。

親が子供に及ぼす言動で罪悪感、自己否定感、無価値観、絶望感を植え付けるのが毒親。
親子関係や過去経験によって共依存傾向があらかじめ形成されていた者は回避依存者に出会うとすごいスピードで惹きつけられる、一目惚れはやっぱり運命なのだ。

では、そのループから抜け出すにはどうしたら良いのか。
まずは、自分で不幸を望んでいると知ること、そしてあの頃の不幸への再挑戦を放棄すること、自分は幸せになっていい人間なんだと刷り込むこと。

いつまでも親の育て方が間違ってたって言っててもしゃーないしカウンセリングとか他者に協力してもらったりして、もちろん自力でも、抜け出して目一杯幸せ謳歌していきたいね。

親との関係ってどこでも出てくるけど、ではいい子育てって・・というかやってはいけない子育てってなんなんだろう。
どうしたら罪悪感、自己否定感、無価値観、絶望感を植え付けずに子育てができるんだろう。
というのは別の本でちょっと学ぶ必要があるかなと思ったのでそれはネクストで!





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