モヤる言葉、ヤバイ人/アルテイシア
アルテイシアさんは決して生まれも育ちもフェミニストってわけじゃないけど、自分がやってきた数々のあやまちを認めて謝罪して、その上でもう2度と繰り返さないって誓いとこれからは加害者も被害者も生まねえ世の中にしてやっからなってゆー使命感と覚悟がしっかり伝わってきて好き。
自分も最低だったからそういう部分で本当に救われる気持ちがある、自分の間違いを認めて、反省して、人の意見に耳を傾けて、真摯に学べば大丈夫って言ってくれてる気がして気持ちが救われるんだよね。
あと道徳心がないので、この本で大人の言い返し術が学べたのはよかった。
「〇〇さんて意外と古風なんですね〜」「〇〇さんはそういう考えなんですね〜」とか言えば良いんだって目から鱗だった。決して「え、まじ超昭和じゃん!ウケる〜」「めっちゃお気持ち表明してきたんだけど〜ギャハハ〜だっるぅ〜」とか言ってはいけない分断を生む言い方はよくない。
私は決して戦争がしたいわけではない、そんなドラマチックに今更酔いしれたいわけじゃない。
あと、丁寧に説明して俺を説得させてみろおじさん毎回登場しててよかったし、被害者の声を潰すおじさん社会で生き抜いてしまったクインビーについてもしっかり書かれてスッキリしたよ。
こういうヤバい発言って実は性別とか関係なくて、だからどんな性別でもとにかくそれやばいっすよって声を上げれるかどうかが大事なんだと思う。
その時に強い言葉って使いづらいよね、だから無敵のワードがストックとしてあると後々ずーっとモヤモヤすることなくていいんじゃないかな。
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