最期へのカウントダウン〜精一杯生きたあなたへ〜

もう苦しまないでいいよ 
重い荷物はここに全て置いて行って
誰にも言えずに1人で抱えて
毎日を過ごしていたのでしょう
人前では何もないようにおどけて見せていたけど
本当は笑顔でいることに疲れていたのでしょう

どうか、どうか…あなたを悩ませた
その心の闇が晴れますように
どうか、どうか…あなたを苦しませた
その心の歪みが消えますように
すべての苦しみから解き放って
闇に埋もれた 
本当のあなたをこれからは生きていって

もう泣かなくていいよ
耐え続けた辛い日々とはさよならだ
心も体も休めたいのに
無理矢理に毎日を過ごしたのでしょう
「もうだめだ…」と思ったその日から
あなたは最期(終わり)を覚悟してきたのでしょう

どうか、どうか…その冷たい体を
あたためて優しく包んで
どうか、どうか…置き去りになった
みんなが愛したその笑顔は忘れないで
やわらかな光に包まれ
全ての痛みが溶けて　穏やかなる明日へ

最期のカウントダウン
あなたを愛した者へ　
申し訳なさを抱く余裕もないまま
空虚な世界へ 旅立った
あなたが全力で駆け抜けた日々は消えない
どんな日常も生きた証

どうか、どうか…その冷たい体を
あたためて優しく包んで
どうか、どうか…置き去りになった
みんなが愛したその笑顔は忘れないで
やわらかな光に包まれ
全ての痛みが溶けて　穏やかなる明日へ

どうか、どうか…あなたを悩ませた
その心の闇が晴れますように
どうか、どうか…あなたを苦しませた
その心の歪みが消えますように
すべての苦しみから解き放って
闇に埋もれた
本当のあなたをこれからは生きていって

あなたが「最期の日」を
決めてからのカウントダウンは
遺された者にとってはあなたと過ごす
「最期までのカウントダウン」になる
嗚呼　あなたの手の感触もぬくもりも忘れない　忘れられやしないよ