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韓国語「야」ヤーの表現、実はこんなに使い分けがあるんです

韓国語を勉強していたり、韓流ドラマや映画を見ている方は必ず聞いたことある「야」ヤーという言葉。
日本語では『やぁ』というと、やぁ元気?みたいな表現になりますが、韓国語ではこの「야」ヤーの一言で様々な感情を表す、最も短くて最も幅の広いひと言ではないでしょうか

男女問わず使う言葉ですが、男性が使う時と女性が使うときでは表現も変わってきます。一般的に韓国語には、日本語のように男言葉と女言葉の区別がないなんて言われますが、それは間違い。
韓国語にも男言葉、女言葉の違いがあります
その辺もこの「야」ヤーを知ることで理解できると思います。

とにかく、会話をしていれば、何十回、何百回も出てくるので、このニュアンスを覚えておくと、韓国語もまた深く理解できるようになります。
今回はこの「야」ヤーの様々な表現を解説します。

1、怒りの「야」ヤー

「야」ヤーの中でも最も一般的なのが、怒りの表現として使われる「야」ヤーではないでしょうか。ドラマや映画でも再三出てきますよね。
意味としては、『オイ』、『コラ』という意味合いの強い表現になります。

「야 ! 너 뭐해?!」『オイ!お前何してるんだ?!』とか
これは男性が男性に対しても、女性が男性に対しても使います
思い切り力強く、『ヤー!!!!』とだけ叫ぶこともありますし、その後にババーっと言葉が続く場合もあり、強く言えばいうほど怒りのボルテージが高いという表現になります。

2、怒りまではいかないが、イラついてる「야」ヤー

1の『ヤーー!!』までブチ切れてるまではいかないまでも、会話の中でイラついている時や、馬鹿なこと言いやがって、みたいな時の反論の会話の冒頭でよく使う表現です。
この場合は、『ヤァ』という感じで(文字だとなかなか表現が難しいですが)、短く、会話の冒頭に何気なく入っている感じです。

「야 너 그런것도 몰라?」『オイオイ~ お前そんなことも知らんの?』
といったような、『オイオイ~』とか『ちょっと~』というようなニュアンスです。
この場合は「야 야」ヤァヤァと2回繰り返すことも多いです。
決して、言葉の発音は強くなく、オイオイマジかよ、ちょっとちょっとぉ、くらいのテンションです。

会話の中で、いわゆるツッコミとして、ひと言で笑いを生む言い方でもあります。『オイ!(笑)』『こら!(笑)』みたいな感じですね。

3、甘える「야」ヤー(女性限定)

女性が甘える時や、ちょっとぉぉみたいな表現をするときに柔らかい感じで使います。ストレートの男性がこの言い方してたら違和感があるので言い方には気をつけましょう。
よく聞くのが『オッパァ~』みたいな感じで、甘えたりする時と同じニュアンスで、『やぁぁ~』と使うことが多いです。
シチュエーションとしては、カップルでイチャイチャしている時や、可愛いねなんて言われて照れる時なんかに使います
愛嬌満載で『もぉぉ~』とか『やだぁ~』みたいな感じでしょうか。


このように、たったひと言の「야」ヤーだけでも、様々な表現ができる魔法の言葉でもあります。ただ、強くいうと怒っていると勘違いされたり、喧嘩の発端になる可能性もありますので、気をつけて使いたい言葉ではあります。
怒りの「야」ヤーを使うときは、すでに喧嘩モードに入っている感じなのであまり使うことはないでしょうが、いや、そうならない事が良いと思います。
カップルの喧嘩では出てきちゃいますが…


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