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京都大学/国語(現代文)

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2021京都大学/国語/第二問/解答解説

2021京都大学/国語/第二問/解答解説

【2021京大国語/第二問/解答解説】

〈本文理解〉
出典は石川淳の随想「すだれ越し」。
①段落。ひとりの少女が直撃弾にうたれて死んだ。さういふ死体は、いや、はなしのたねは、いくさのあひだ、空襲のサイレンが巷に鳴りわたつたあとには、おそらく至るところにころがつてゐたのだから、その場所が山の手の某アパートのまへであらうと、他のどこであらうと、「後日の語りぐさになるやうなことではない」(傍線部(1)

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