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京都大学/国語(現代文)

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2020京都大学/国語/第二問(理系)/解答解説

2020京都大学/国語/第二問(理系)/解答解説

【2020京都大学/国語/第二問(理系)/解答解説】

〈本文理解〉
出典は小松和彦『妖怪学新考 妖怪からみる日本人の心』。
①段落。私たちの身の回りから「闇」がなくなりだしたのは、いつのころからだろうか。地域によって違いがあるのは当然であるが、文学者の鋭い感性で「「闇」の喪失の危機」(傍線部(1))を感じ取った谷崎潤一郎が、『陰翳礼讃』という文章のなかで「私は、われわれが既に失いつつある陰翳の世

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