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男と女の「察して欲しい」


よく「女性は察して欲しい生き物」みたいなこと言うじゃん?
アレっていつもピンとこなかったんだよね。

私からすると「え?そうなの?パートナーには思ったこと皆ちゃんと伝えてない?むしろそれ男性の方が拗ねハラとかで多くない?」
て思ってたのね。

自分自身もそうだし、私の周りの女性も苦労しながらもパートナーに伝えている女性って多いと感じていたから。

だけど男性側からは
「女の察して欲しい、は困る!言わなきゃわからない!」とか
「言ってくれたら応えるのに!」
的な意見を聞くから、なんだろなこの食い違いは?なんて思ってたわけ。

でね。
結論言うと男性も女性も「察して欲しい」を発動する時はあるのよ、たしかに。

ただ、タイミングが違いすぎるようなんだよね。

まず、男性の「察して欲しい」は表の態度としては「拗ねる」「なんか機嫌悪くなる」「本来の不満じゃない部分で文句を言いだす」
のようなことをやり出す。

例えば
「妻が子育てや仕事に夢中で寂しい」
「昨日セックスできると思ったらさせてくれなかった」
「もっと俺を偉い人として扱って欲しい」
「俺を軽んじてる気がする」
みたいなことを、拗ねたり不満げな態度で当たったり、本来の目的でない部分を突いたりしてくる。

だいたい男性の不満は突き詰めれば
「俺を軽んじてるのがムカつく」という事なのだが、そう言うのもカッコ悪いので、やれ飯ができてないだのやれ片付けができてないだのイチャモンつけて「察しろよ」の表現をするわけだ。
(たぶんこれ多くの女性が体験してると思うw)

では、女性の「察してよ」はどんな感じなのか?
これは「わざわざ言葉にする気もなくなった」時に多いように思う。
なぜなら、女性は実は常日頃から自分の考えや思いや要望を男性に伝え続けているからだ。と言うと、
「いやいや!それはないよ!言ってくれてたらちゃんと聞くって!」
と言う男性方は多いだろうけれど、そうなんだって。

女性はね、常日頃から男性よりたーくさん伝えて表現してる人がほとんどなんです。マジで。
じゃあ、なんで男性はそれを初耳!みたいになっとるのか。理解してないのか?て話なんだが。

これね
「女性の話は情報量が多すぎて、男性は全ては理解できてないから」
なんです。

これは脳の仕組み的にそうなんです。
女性はマルチタスクと言うか、1回の話に100の情報を詰め込んで話してるのよね。
でも男性は「自分にとって重要度の高い部分だけをしっかり取り入れる」のがデフォなのよ。

だからそれを繰り返すほどに、女性は

「何回も何回も言ったけど変わらないよね?聞いてないよね?直す気ないよね?」と言う気持ちになってくる。

そうすると、それに対しての言語化をやめてしまうわけ。
で、自分なりの結論を出して
「私、こうすることに決めたから」となる。
男性は
「は?聞いてないし。そんな不満があったならちゃんと言葉にしろよ!そんなの察することなんてできないよ!」
となる、てわけ。

さて、これをまとめますとね。
男性は「オレを認めてよー!軽んじないでよー!」て時に「察しろモード」を発動するけど、女性は「あ、この人に言葉にする意味は何もないわ」となった時に
「まぁ、無理だろうけど察したら?」モードになる。

つまり、男性が「察しろ」の時はパートナーへの愛情や執着があるタイミングであり、女性の「察したら?」の時はやや冷め始めた時に発動してるのだ。

やべぃよ!こええよ!!
( ゚д゚)

じゃあどうすればいいのだ?てのはまた個別の話になるのだが、まずはこの特徴を理解して、自分のこれまでの「察して」に関しては改めた方がいいのではないだろうか?

男性の皆様、拗ねハラは嫌われるだけだから、素直に甘えたいって伝えてね。意外と女性は懐深いのよ。

女性の皆様、気持ちはわかるけど諦めないで。私たちの話は男性には情報量が多すぎるのよ。
むしろ「これだけは聞いて」「これだけは覚えてて」のように話してあげたらいいのかも。

互いのタイミングがズレただけで、察するどころか勝手に
「どうせオレのことなんて」
「どうせ私のことなんて」
て思い込みが生まれてるのかもしれないね。

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