dear friends 乳がんになった私の記録 #15|入院中(手術)のこと

こんばんは。
寒いですが、今週は4月中旬並みの気候になるとのこと👀
放射線治療中のため、花粉が怖いです(治療中は静止する必要があるため)

さて、このnote、10月から書き始めているのですが、
病気判明の3月から時系列に書くつもりが、
最近まで体調不良が色々とあったため、
近況を書いていたら、時間の流れがバラバラになってきてしまいました…

そして、目まぐるしすぎて、1年以内の事なのに
次々と過去の記憶が曖昧になってきてしまって、
今の気持ちを書いておかなければ思い出せそうにないので、
急いで書いていきます。


12月の入院の前日、
会社の事で個人的にショッキングな内容が入ってきてしまい、
胸騒ぎが止まらない、不安定な気持ちで入院日を迎えることにwww
ただでさえ手術にビビっていたので、心穏やかに入院したかったのにwww

入院当日は、
枕持参で、トランクに入院アイテムを詰め込んで一人で病院へ向かいました。
何回かすでに別の用事で入院経験があったため、
荷物や心の準備は問題なく、病室からの眺めもよく、安心して入院できました。

夕方、医師が手術の目印をつけに来て、
これか、ブログで読んでいたこれがそうなのか…!と、緊張が高まりました。
夜は、摂取してよい特別な水分を渡され、全部飲み切ろうと必死。
深夜2時くらいまで寝付けず、こっそりAdoさんのDignityを聴いて壮大な気持ちになって眠りました。

手術前にやっておいてよかったことは、
自分の胸と仲直りしたことです。
がんがわかって、自分の右胸をいつからか悪者のように扱っていたのですが、
入院の前日の夜、ふと、この胸が私の30数年間のストレスを一手に引き受けて犠牲になってくれたのかもしれない、と思った途端、
急に健気な存在に見えるようになりました😶
発想の転換一つで、急にすべてと折り合いがつくようになります。

不思議な気持ちでした。
大切な自分の身体なので、前日に気づけて良かったです。

手術当日、
僅かな時間で、NewjeansのDittoを聴き(初視聴)テンションを落ち着け、
窓から見える太陽の良いエネルギーをもらい、
手術に向かいました。
同じ時刻に手術を受ける仲間の患者さん1人と静かに待ち、
家族も駆けつけてくれ、面会できました。

家族の前では、
頑張ってくるぞー!
と気合入れをして手を振ったものの、
看護師さんに付き添われていよいよ手術室に向かうとき、
手術階のカッコよさに面喰いました。
救命救急24時とコードブルーとすべての医療ドラマのかっこいい感じが
合体したような景色が広がっている。。。
緑の手術着に包まれた大勢の医療スタッフが集合し、
術前ミーティングをしていたり、
たくさんの手術室の「手術中」の赤いランプが点灯しているのを眺めながら奥にある自分の手術室へ…

急速に心細くなり、
自分の手術室で温かい手術台に上がるとき(もちろん自分で上がるんですね)、
恐怖に震えました。
主治医もそばにいてくれているし、
ずっと付き添ってくれていた看護師さんが、
優秀な同僚に雰囲気が似ていたので、少しは気が紛れていましたが。。。
自分にできることは信じることだけ。
あとはもうまな板の上の鯉でした。
麻酔を打って、意識が遠くなり、
しばらくして気づいたら終わっていました。
意識が戻ったのは管が抜かれる瞬間だったので、
本当に手術は寝ている間に終わります。
途中で麻酔が切れて目覚めるのではという心配は杞憂に終わりましたw

大丈夫、手術は寝ている間に終わります。

術後、家族のもとに運ばれて一瞬話す時間がありましたが、
まだ麻酔の影響でろれつが回らず、お礼を言うのが精一杯でした。

手術中、何かの夢を見ていたことは覚えていますが、
何の夢だったかは結局思い出せませんでした。



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