ちいさな沼/元気な若者ヤマダ

気付いたら書かなくなってしまう、これはイケナイ。
要さんとタイトルの山田くんがワクチンを接種するというので、副作用で代役祭りなら稽古はなしよーと連絡する。自分も受けてるが強い副反応は出ておらず。家出記念日の面々には既に受けて腕がくそ痛いと聞いて実は感覚の体験としてどんなものかとワクワクしていた。2回目こそは出て欲しい、発熱はやめてくれ。

山田くんの話だ。

こういう子です、山田航大(やまだこうた)
写真は何してるんだ。稽古の一環ではない。
ものすごい勉強熱心で時間があったからと、脚本執筆で三木聡監督の影響受けてるからと伝えてたのを拾い、三木監督の作品を片っ端から見やがったど変態です。それをTwitterのTLで見たよと褒めたら、そのまま出演者俳優が演劇人からすると超豪華であり、あほみたいに面白いし、悔しいよねと盛り上がる。
たまに台詞確認でチラッと彼の台本を見ると、本編が見辛くねぇか?ってくらいになんかメモをしてる、偉い。時々横着してホワイトボードマーカーでメモろうとしてる時もある。
なかなかのクレイジーボゥイです(褒め言葉)

座組の各員のスケジュール的な問題で、脱稿時と配役が変わってしまった彼ですが、これはこれで燃えるものがあるらしい。
彼が演じるのはタカシという名の、結構頭の回転が早くて……それを鼻に掛けてひけひらかすこともないが、できない人への理解や配慮に掛ける男子高校生のアルバイトの役です。総勢9人の芝居で自分を抜いたら他8人。うち7人と言葉を交わすという、作中きっての潤滑剤。なんなら中盤から主人公じみた激しめなドラマもある。
それを深く悩み過ぎることなく……いい感じに根無草のように吹かれたりしながら演じてくれております。
ちょっと足を休めてるスナフキンみたいなイメージの役をやってもらってます(ハーモニカは吹かない)

もともと、坂口氏に演じてもらう予定だった(うちにレギュラーで出てもらい、ときどき訳のわからん不条理なギャグをしながら話を回す達者な小芝居ダイスキーだから)ので、だいぶ求める演技のハードルが高い……小難しい技術というより、いい感じの『かわいげ』(かわいい、ではない)がなければ、ウゼェ◯ね、となる役所なのでイケルのか半信半疑だったがどんどん演出でつけられる小芝居を物にしていくから、見てる側書いている側としては見事!と感心させられる。
役を変えた当初、役としてよく絡む要さんや徳丸さんに印象を聞いたらタカシが「小癪」になったらしい。こにくたらしいとか、うぜぇとか、そんなんじゃない。癪!でもない。すこしウルセェ、でも若いしそういうもんだとも思うし小癪……って要さんが主に。おかげで配役変更に間違いがないと確信を得られました(謎)

他の現場ではどんな役作りや稽古の向かい方をしてるのかは分かりません。
なんとなくウチのは楽しいのだろうなぁ、と。

山田くんの紹介でした

おわり

生きる糧となります。喫茶のお茶代……ひいてはアレです、執筆のために頂戴いたします。つまり、ふへへへカフェインだ