月と管
呼ばれたように外に出て空を見上げる。
息を呑むほど魅惑的な月。
ベランダからはみれない角度だと認識すると
ドアを開けて外に出た理由が理解できる。
何かが降り注いでいる。
今この瞬間に語りかけている。
言語化出来ないけれど、ないものがあるのだ。
満ち足りている。
耳の奥が熱くなるような感覚。
何かが私を通過して螺旋を描いている。
ツ〜ンと誰にも聴こえない音がずっと響いている。
解読ができなくても
そちらに周波数を合わせていくと
全身に温かいものが流れる。
思考は停止。
今私は管になる。
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